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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません

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第十九話 ロリとの遭遇


続きは第二十話です。
これから仕事行ってきます。
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第十九話 ロリとの遭遇

帝国暦478年1月14日
 
■オーディン  グリンメルスハウゼン子爵邸     テレーゼ・フォンゴールデンバウム

 グリンメルス爺様との会談から、一週間待ちに待ちましたいよいよ今日から爺さん達と悪巧みの開始です。

爺様の館へ向かうといつもの小部屋へ案内されました。相変わらずの日向ぼっこ提督とはとても言えないシャッキリした姿勢で迎えてくれます。
「テレーゼ様よくお越し下さいました」 
「グリンメルスハウゼン子爵今日もよろしくお願いしますね」

爺様は考えながら一言。
「グリンメルスハウゼンでは長すぎますな、テレーゼ様何か呼び方がありますかな?」
ふむ頭の回転とかも試されていますね流石です。パット考え。
「では、ラテン語で耳を意味するアウリスではいかかでしょうか?」
爺様目を細めて。

「ほう、博識ですな良い響きです、ではアウリスとお呼び下さい」
「よろしくお願いしますね、アウリス殿」
「アウリスと呼び捨ててで構いませんぞ」
「教えを請うのに呼び捨てでは余りに失礼かと」

爺様はふむふむと満足そうにうなずいている。
「判りました私がテレーゼ様を一人前に育て終わったとき呼び捨てにして貰いますぞ」
ニヤニヤしてますね、ものすごく楽しそうだ。
「はいよろしくお願いします、アウリス殿。それと私に様付けも要らないのですが」
「流石に其れはご勘弁を」

「駄目ですか」
「其処までは儂が持ちませんわ」
「判りました其れはあきらめます」
「御意」
「御意も止めましょう、はいか判りましたで良いでしょう」
「判りました」

爺様も納得してくれたらしく、終始にこやかに進みますね。
爺様が身を正して真剣な顔をして此方へ向かい直した。

「テレーゼ様先週頼まれました人材に関するリストで御座いますが帝国臣民250億の中からですから中々調べが進みません」
「其れはそうです其処まで無茶は申しません」
嬉しそうですね又試しましたか、食えない爺様ですね、まあ其れが其れで楽しいんですがね。

「軍人の中でなら今幼年学校ですが非常に有能な人物がおりますぞ」
ニヤニヤしてますね、判りますよ金と赤でしょ、判ってて言ってるな、けど金は知ってるが赤は知らないふりをしないとね。

「ほう其れはどんな人物ですか、私の知っている幼年学校生だとミュッケンベルガーとフレーゲルしか知りませんが、ミュッケンベルガーは期待できそうですがフレーゲルはねー」
「いえいえグリューネワルト伯爵夫人の弟です」
全く危険物を使いこなせと言うのですかね、いやからかってるんですね、ニヤニヤ。

「ああラインハルトですね、父様と一緒に会いましたよ。父様を見るあの目あの顔あの内面から出る憎悪がよく見えました。
能力的には非常に優秀に見えますね、けど彼は猛毒ですね今の私には使いこなせないですね。
今は様子見で良いでしょう父様の様にね」
爺様其処までと言う顔をしてみてるね、爺様クルーじゃなきゃ駄目だよフフ。

「そうなりますと優秀な人材については部下にリストを作らせておりますので、その者を呼んで宜しいでしょうか」
「無論ですその様にご苦労して頂いている部下の方に会わないのは失礼に当たりますので是非お会いしたいです」
「判りました」
そうすると爺様はインターホンで誰かを呼んでます、暫くするとノックがされて20代中盤ぐらいの士官が入ってきました。

「閣下ケスラー大尉入ります」
「うむ、ケスラー大尉よう来た、テレーゼ皇女殿下じゃ、殿下私の部下で取り纏めをしているケスラーと申します、ケスラー皇女殿下にご挨拶を」

おー来ましたよーケスラーです、ロリですよロリとの遭遇ですよ、ケスラーにしては私はドストライクゾーンです。

「皇女殿下ご尊顔を賜り恐悦至極で御座います、小官グリンメルスハウゼン閣下にお仕えする、ウルリッヒ・ケスラー大尉と申します。
元来平民たる臣が皇女殿下に直接ご挨拶するなど不敬の極みで御座いますが平にご容赦をお願いいたします」

なるほど爺様ケスラーも出汁に使ってるな。ケスラーも気の毒に此処は助けてあげましょう、私の中ではケスラーの信頼度凄く高いから、仲良くしたいいね。

「ケスラー大尉その様にかしこまらなくても構いません、私達は同士です皇族、貴族、平民の差など何がありましょう。同じ赤い血の流れた人間じゃないですか、そんなへりくだった挨拶は無用ですよ。
私のことはテレーゼで良いですよ」

ケスラー驚いてますそりゃそうだよね、六歳児の言うことじゃないし。

「その様な恐れ多いことを」
「返って敬語を使われる方が気になりますよ」
「ケスラーよテレーゼ様が良いとっしゃっておるのじゃテレーゼ様とお呼びすればよい」
「御意」
 
「じゃあ改めてケスラー大尉テレーゼ・フォン・ゴールデンバウムです此からよろしくお願いしますね」
「テレーゼ様ウルリッヒ・ケスラー大尉と申します、此よりテレーゼ様にお仕えし足します、どうぞよろしくお願いいたします」
「よいの此で顔合わせは終了じゃな。早速話し合いに入るかの」

「よろしくお願いしますね」
「判りました」
「ケスラー資料を」
「御意」

 
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