魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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9部 ViVid!
2章 偽物
それぞれに合わせた戦い
「格好いい!」
リオがおれの変身を見てそう言ってくれたのにはうれしかった。
そして周囲に封鎖結界を施した。
これで俺が倒れない限り出ることも入ることもできない。
「そうだ!アインハルト」
「あ、はい」
「もうしないと思うけれど、お前がやろうとした世界でそのまま続けていたらどうなるのか教えてやる。お前も自分の罪を数えてどうするのか少し考えろ!」
「小娘が、いっちょ前に決め台詞を言いやがって」
冥王が地面に手をかざすと地面から沢山の骸骨が現れた。
「冥王の力を思い知るがいい、行け、スケルトンたちよ」
「はぁ~めんどいな」
『不死生物破壊』
俺が力ある言葉を発した瞬間その場にいたスケルトンは音もなく骨がばらばらになり砕けて風化した。
「アンデットの最下層のスケルトンやゾンビで倒せるなんてなめられたものだ!
俺を倒したいのなら、リッチやグリムリーパークラスを持ってくるんだな」
「ば、馬鹿な!」
「後ろにいる子供たち」
「「「「はい」」」」
「良いというまで目をつむっておいて。少しだけX指定だから」
「う・うん、皆も綾お姉ちゃんの言う通りにして」
「うん」
「わかりました。」
「ヴィヴィオもだからね。」
「そんなにえぐい事を?」
「やられたらやり返さないと、折角冥王陛下と名乗る人が現れたのだから最下層の不死者なら失礼でしょ。
敬意をもって最上級の物を呼ぶかなって。
でもみんなが見たらおかしくなるから絶対だからね。
言うかこっちの方が早い」
俺は、ヴィヴィオ達が入っている結界内に闇をかけた。
それにより結界内は暗闇に支配され何も見えなくなっていた。
「ば・ばかな。俺の術が・・・」
『上級不死生物作成』
俺の前にはフードを被った透明感のあるの
幽霊みたいな存在が現れた。
そのものの顔は怒りに歪んだ醜い仮面のようだ。
俺の命令を受けそのものがゆらゆらと冥王に近づいていく
「こ・これは、まさか!幽霊か」
「外れですよ冥王陛下。そやつはゴーストの上位でもある怨霊です。死者を冒とくした罪を数えろ」
俺は自称冥王陛下に怨霊を向かわせた。
怨霊を見たら恐怖のあまり、老化するとか精神を吸われるとか・・・怨霊に睨まれた(にらまれた)冥王は甲高い悲鳴を上げ頭を手が掻きながら錯乱状態になっていた。
薄い髪の色は真っ白になり、20代の顔は一気に60代ぐらいの表情になって行った。すぐ近くで見ていた聖王と覇王もその出来事に震えだしてその場から移動できなかった。
魔導王を名乗る破壊者は不死者破壊の呪文を行っているみたいだが、俺の支配力が高すぎて破壊されなかった。
「ご苦労様、あなたを怨霊から解放して天に帰らせる」
「生命の条理を破りし不死たる咎者共よ。我が御主の力と威光が前に潰えよ!!」
『不死者成仏』
「安らかに眠るといい」
俺はすべてを終わらし子供たちの闇も解いてあげた。
「一人脱落。ちなみに本当の冥王様はすごく優しい女の子だよ。
死者を冒とくする子ではない」
「綾・・・お姉ちゃん」
「ヴィヴィオ大丈夫?」
「酷いよ暗闇の呪文なんて」
「見てたら、あんな風になるかもよ」
「:::」
「さて聖王陛下と覇王陛下も戦いますか?」
「ちったかが、トリックを使っただけでいい気になるな」
「我ら2人はそんなまやかしに負けはせぬ」
「多少は格闘の心得があるみたいだね。
最強と言われた。覇王と聖王の力を見せてくれないかな」
「止めろ!」
「破壊者様」
「魔導王」
「こいつは異常だ。三人がかりで」
「手っ取り早いんで3人でも良いよ」
「コケにしやがって」
「その傲慢さが身を滅ぼしますよ」
「危ないですよ。ヴィヴィオさんのお姉さま!
その二人はお強いです」
「ヴィヴィオ」
「何?」
「私の強いところ見ていてね」
「知ってる」
「そう言えば、リオもコロナも何かしてたよね」
「あ、はい私はストライクアーツです」
「私は春光拳をベースにして」
「ヴィヴィオさんのお姉様危ないです」
俺が話していた最中に炎の球体が俺の方に投げられた。
魔術か・・・
魔導王って名乗るだけはあるけれど・・・
その炎の球体は俺の防御壁によって止められてしまった。
「もらった~」
「取った。このタイミングなら聖王の一撃で・・・」
「覇王の絶対的な一撃を食らいなさい」
「私の一撃をもって倒します」
覇王のストレートと聖王の上空からの飛びけりを俺は覇王のストレートを半身でかわし、その手をつかみ一本背負いの要領で投げ落とすのではなく、そのまま聖王に飛ばした。
「ねえアインハルトさん。あの二人って弱いのですか?」
「リオさん。違います。あまりにもヴィヴィオさんのお姉さまが強くてあの二人が弱く見えるのです。
しかもヴィヴィオさんのお姉さま実力を隠してます。」
「馬鹿な?」
「子供に私たちが子ども扱いなんて」
「そう言えば、あんたら二人降参していた子も残虐に再起不能にしたらしいね」
「闘いとは勝つか負けるか」
「私たちと戦って降参の二文字はない
我らが戦ってきた戦争ではそんな軟弱な思想は存在しず」
俺は指を子供たちに向けた。
それにより、コロナとリオはうっすらと眠ってしまった。
「お姉ちゃん」
「ここからはやっぱり刺激が強いから、覇王っ娘とヴィヴィオは大丈夫なの知ってるから、私は君たち二人はこちらの世界には来てほしくないと思ってるよ」
「馬鹿にするのも・・・覇王の奥義でとどめを刺してやる」
渾身のストレートを躱し、俺は一瞬腰を下ろして腰をひねりながらストレートを打つ
「断空・・・拳」
「覇王拳、アインハルトこれは断空拳じゃない。
私が編み出した。10年以上前から使用している私だけの技だ」
覇王は前に倒れこもうとするのだが、俺は前蹴りをして上空に吹き飛ばす。
聖王がその隙に俺に突進をしてこようとするが、俺は検圧で聖王を吹き飛ばした。
俺は目覚めの呪文で気絶から回復をさせてから腕を折る
「きゃ~、やめて・・・やめて・・・」
「そういっても止めなかった奴らがやめてくれると思うの?
まじめに更生しているのに、あんたらのお陰でめいわくしてるんですが・・・」
俺は少しだけサイコキネシスで足を上げさせ膝から足を折ってやった。
「五月蠅いよ・・・負けても降参は無いんだよね・・・」
俺は聖王陛下の方に顏を向ける
彼女は恐怖で後退をして行っている。
「ゆるして・・・」
「そう言って許してもらえない子もいたよね」
俺はもう一度衝撃波を与えてもろ腹に当たって聖王陛下は口ら吐き出した。
「ヴィヴィオさんのお姉さま。もうおやめください。勝負はついています」
「街頭試合をすればこういう可能性もアインハルトにはあったよ。
よかったね。間違いに気づき、スバルやノーヴェに出会って。
その出会いを無駄にしないためにもいろいろ考えて欲しい
君がその武を誇る場所はあるはずだから?」
「残りは破壊者さんだね。どうしてその名なの?」
「着に知らないものを破壊して、破壊して、徹底的にね。
依頼者も大いに喜んでくれたよ。
10年の休憩なんていらないぐらいにね・・・」
「そぅ・・・」
「あ・・・綾お姉ちゃんが怒っている」
「え!」
「そこで寝ている自称の王様をけしかけたと」
「ふん、我の目的はそこにいられる聖王ヴィヴィオと覇王アインハルト、冥王イクスヴェリア、雷帝ヴィクトーリア、黒のエレミア、ヴィクター。そして最終目的は高町なのは、フェイトテスタロッサ、八神はやて、なぜかわからぬが翠屋店長綾全ての抹殺よ
そこの奴らは役立たずだったが、貴様が入れば百人力。我と手を組まぬか」
聞いてもいないことをぺらぺらとまぁ助かるけれど・・・
「管理局内で最強で最悪、自由のままに生きてきた
魔導王の破壊者とともに来る権利をさすげてやろう」
俺の意識ないに何かが入ってきたのだが、そんなのは効かない。
洗脳呪文ね・・・
「答えを聴こう」
「答えるまでもない、いやだね」
「ばかな!」
「お姉ちゃん」
「ヴィヴィオさんのお姉さま」
「そんなちゃっちな洗脳呪文私に効くわけないじゃん」
「ば・・・ばかな」
「破壊者ってすごく弱いんだよね、ヴィヴィオ」
「?」
覚えてないか・・・
「妹分に甘くて、管理局のエースオブエースの尻にひかれて、
店員にいつもいじられて・・・もう弱いんだよね」
「それって・・・綾お姉ちゃんみたいだね」
「でも強いところもある。
愛するものを護るときそれは絶対無敵の剣となり災いから守る盾にもなる」
俺は左腕に消えていた修練闘士の模様を見せる。
「ま・・・まさか・・・」
「俺が忘れた字を思い出させた罪は重い
破壊者と言うものが欲しければやるが貴様では荷が重い
第61代修練闘士字は破壊者 高町 綾
手前らの馬鹿な祭りを滅ぼしてもらおう」
「格闘や破邪では負けるかもしれないが魔法ならこちらが上だ
全てを極めた魔導王の力を見ろ」
『雷撃』
破壊者の指先から雷撃の閃光が放たれた。
周囲は溶け出して周囲は電磁場を起こしていた
『爆炎障壁(ガンズン=ロウ)』
俺は雷撃に対しその場で炎の障壁を作り遮断した。
「馬鹿な・・・」
「ヴィヴィオさんお姉さまって」
「うん、お姉ちゃん武術も得意だけど、魔法はもっと得意だよ」
「ふふふ・・・まさかここまでやるとはな・・・最強最大の呪文で貴様を滅ぼしてやるぞ!初代。貴様を倒せば我は正真正銘の破壊者よ」
「まぁ良いけれど、何の呪文を見せてくれるのかな?」
「宙空の住者 星々の子らよ
マナはこの地に汝らを招かん
疾く集い来たりて 我が敵を撃つ礫となれ」
「隕石雨の呪文か」
「これが魔導王の呪文だ、死ね初代」
俺もすぐに呪文の詠唱に入った。
「万物の根源 万象の因なるマナこの世に形成すは
すべからく汝の自ら果たせる業ならずや業の中にいと奇しきは
千と千と千の彩なす色で成れるもの
且つは成す力千古不易の巌なりとも
マナの交わり断てる時
浮かべる雲に等しうして
やがてあとなし…今ぞ…
マナは原初の混沌に還らん成れるものは極微の塵芥に帰す…!
消滅!」
破壊者が力ある言葉を唱えた。
『隕石雨』
その瞬間天空から隕石が4つ頭上から降ってきた。
俺もすぐさま力ある言葉を発す
『範囲分解消去』
以前アシュリアーナに行く前に使用したディスインディクレイトの強化版
周囲における物質を破壊し、消滅させる呪文
俺が呪文を発した瞬間に天空からやってきた隕石はすべて破壊され消滅されていった。
「ば・・・ばかな。無敵の・・・隕石雨が・・・」
「まぁ確かに素晴らしい呪文で古のこの世界では存在してない呪文形態だが、そんな呪文は俺でも使える」
「ばかな、ばかな」
「基本俺たちの呪文は非殺傷なんて無い」
「な・・・なぜ」
「知らなかったのか?破壊者と魔導王は同一人物だということを
まぁ有名な名前で箔を作りたかったのかもしれないが・・・
本物に出会った不運を恨むんだな」
「ま・・・まだだ!」
そいつは一瞬消えて俺の背後に回り攻撃をしようとしたんだけど、俺はそれを躱し肘打ちをくらわした。
「まだ幼い子たちには見せたくないんだけどなぁ
光輪よ 我が意志にそいて闇を裂け」
俺はそのまま詠唱に入る
『烈風光輪』
3分間限定の正義の使者の八つ裂き光輪をはなった。
破壊者はそれを躱したのだが、俺は一瞬踏込腰を下ろして拳を作り
必殺の一撃を与える
「銃弾 覇王拳」
その一撃がみぞおちに入り静かにノックダウンをした。
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