| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

転生旅行

作者:銀の梟
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二部[鋼の錬金術師物語]
  外伝よん[炎から見た彼]

 
前書き
前回のあらすじ

マルフォイ少年 大脱走

マルフォイ少年 成績低迷(脱走したから)

グリフィンドール 大勝利

大体こんな感じ
 

 
凄い新人が入った、

最年少国家錬金術師クロウ・クリムゾン。

あの串刺し公の子孫の一族の長男。

16歳で国家錬金術師になった秀才。

まだ称号は無いが確実に上がってくると思う。

大総統を見る目に少し不思議なものを見るような目で見ていたのが印象的だった。


・・・


一年ほど時が過ぎると

イシュヴァール人との戦争が勃発した。

大総統の命令は殲滅である。

あの若い錬金術師も戦場に出るらしい。

心配だ。


・・・


号外の新聞に

串刺し公復活の現代によみがえった吸血鬼、鮮血の錬金術師クロウ・クリムゾン

と大々的に取り上げられていた。

戦場での様子を同じ補給部隊にいた人間に聞いてみたら、

無表情で奇襲して来た敵部隊を殲滅したらしい。

まるで悪魔みたいだったと。


・・・


戦場で躊躇を見せた剛腕の錬金術師が後方に送られ

入れ替えで鮮血の錬金術師が前線に出てきた。

彼の戦い方は一人で散歩にでも行くような感じで前進していき視界に入っていない敵すら串刺しにしていた。

イシュヴァール人の武僧は人外ばかりだから躱され近づかれたりもしていたが、

体術で危なげなく制圧していた。

彼は殲滅戦を無感動にただ淡々と敵兵の処理を行っていた。

私は少し怖くなった。


・・・


戦争が終わったとき所属していた国家錬金術師は半数になっていた。

彼は戦場での働きが認められ中佐に階級を上げていた。

戦後処理を終えると彼は大総統に許可を取って旅に行った。


・・・


次に彼にあったときは新しい国家錬金術師の誕生のタイミングだった。

鋼の錬金術師が大総統に攻撃を仕掛けた時、

彼だけはいつでも新人国家錬金術師を殺せるようにと動いていた。

危なかったなエドワード君


・・・


次に彼にあったときは国家錬金術師が暗殺される事件が多発している時で。

鋼の錬金術師が襲われた時に鋼の錬金術師を助けたらしい。

スカー相手に錬金術を使わず体術だけで対処して下水に逃げられたとか。

どうして錬金術を使わなかったのか聞いたら。

「狙いが読みやすくて弱かったので必要性を感じませんでした」

と言っていた。流石武神の息子

まあ強さも申し分ないし、鋼の錬金術師の護衛を頼んだ。


・・・


軍の上層部から腐臭が漂っているから秘密裏に仲間を集めだした。

彼に声を掛けるか?

しかし彼は大総統と仲がいい。

たまに呼び出されてチェスとかで勝負してるのを見る。

彼も上層部側の人間と考えるべきか。

鋼とそこそこ仲がいいからそれとなく探りを入れてみるか?

彼が仲間になったらかなり心強いんだが。


・・・


私が入院している病室に彼が来た。

お見舞いと称して果物と軍の機密情報、ホムンクルスの情報を渡してきた。

彼は無表情で去って行った。


・・・


大総統の指示で私の部下たちが地方に左遷された。

手足をもがれたか。

暫くは情報を集めよう。


・・・


大総統が地方演習に行ったタイミングでクーデターを起こした。

アームストロング少将率いる屈強なフリッグス兵と私の部下たち。

キングが居ない内に取らせてもらうぞホムンクルス。

クーデターの途中で彼が参戦してきた。

正直負けたと思ったら我々側についてくれるらしい。

やはり殲滅・制圧戦だと圧倒的戦闘能力だな。

だれ一人殺していないところが流石といったところか。

まあ確実に長期入院コースだろうけど。



敵本陣への突撃メンバーにホークアイ中尉と彼を選んだ。

本当に彼は敵には容赦ないな。

空から降ってきたホムンクルスを串刺しし続けてる。

ホムンクルスと話がしたかったので止めるようにお願いをすると、

無表情で止まってくれた。




そうか、貴様がヒューズを。

彼と鋼のに先に行くように指示を出し全力戦闘を行った。

逃出したホムンクルスを追撃すると彼らと合流した。

ホムンクルスは自死を選んで消えていった。



ブラットレイ親子との戦いは私は完全に足手まといになってしまった。

人体錬成を行った代償に失明した。

音だけで彼らが戦っているのがわかる。

ホークアイ中尉に方向を指示してもらって何とか戦っているが。

さっきから「アツ」とか「おい大佐」とか彼の声が聞こえる。

最大火力が当たってそれだけで住んでるなら自信なくすが、

躱してるなら問題ないな。

真理と名乗った男は鋼が倒していた。

彼は事後処理が終わるとまた旅に出た。


・・・


彼が敵だったらと思うとゾッとする。

大総統になってから彼に無茶振りしても普通にこなすから使い勝手が凄い良かった。

なるほど前大総統が彼を気に入っていた理由はこれか。

押し付ければ嫌がりながらも普通にこなす。

まあ基本的に旅に出てるから彼に頼みたい事は彼を呼び出さないといけないのがネックだが。

鮮血の錬金術師は今では橋を作ったり、井戸を作ったり、堤防を作ったりとかなり血が出ない仕事をしている。

鮮血以外の称号が付くといいな。










 
 

 
後書き
付きませんでした。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧