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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光

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レミリアとさとり、そして幻想郷の黒歴史?

閃輝は今現在、転校生のシャルル・デュノアを連れて更衣室へ向かっている。
同じ男子という事で、閃輝は世話するように言われたのだが閃輝は既に、シャルルが嘘を付いている事を見抜いている。
何故嘘を見抜けるのかは、読心能力ではなく、閃輝は、相手の仕草細かな動作、呼吸使い、声の高さなどを総合して嘘を付いているかという事を判断している。
その結果、シャルルは嘘を付いてる事を見抜いた。
だがこれはまず普通の人間では不可能、閃輝は命懸けの生活の中で磨かれた物。

「そう言えばまだ、ちゃんとした挨拶はまだだったよね?僕はシャルル・デュノアだよ
宜しくね」

更衣室に到着したシャルルは、閃輝に自己紹介をして握手を求めるが閃輝はそれに応じようとしなかった。

「そんな事をしている暇があるのならさっさと着替えろ。織斑教師は遅れただけで、出席簿で殴ってくる」

それを聞いたシャルルは、身体を硬直させた。震えながらも閃輝に尋ねた。

「ほ、本当なの?」
「信じたくなければ好きすれば良い、俺にとってどうでも良い事だ(はぁ・・・なんだかこれから胃が痛くなりそうだぜ・・・)」

そう言って閃輝はさっさと着替え終わった。それを見たシャルルは、慌てて着替え始め、授業にはぎりぎり間に合った

「ではさっそく戦闘実演をやってもらおう、凰!オルコット!手本を見せてみろ」

現在実技授業という事だが、もちろんこの場に闇夜と魔理沙は居る。
シャルルとラウラの事を完全に警戒しているのだ。二人は小言で文句を言いながら織斑先生の近くに向かう

「嫌そうな顔をするな、アイツに良い所を見せられるぞ(ボソッ)」

千冬が何かを小声で、二人に言うといきなり二人は奮起した。それを見ていたさとりは呆れたように息を吐いた。

「(何を考えているかと思えば・・・まあ、金髪の彼女はまだまともな考えですけども、あの鳳っという彼女はダメですね)」

さとりは心を読む程度の能力を有しており、その能力を使用して二人の心を読み、考えを感じた。が、おそらくさとりが溜息を吐いた所を見ると、能力を使用するまでもなく、理解出来たようだ。そんなさとりにレミリアは話しかけた。

「あの二人、考える事がありきたりね。私でも簡単に解るわ」
「ですよね」

二人は良い友人の雰囲気を発しながら会話をする。実際、二人は妹を通じて仲良くなった物でかなり仲は良く、親友とも言ってもおかしくはない。

「それで、お相手は誰がするのですか?」
「私は別にセシリアでも構わないのだけど?」

若干空気になりつつあった二人は自信があるのか、余裕余裕という顔をしている

「きゃあぁぁあああ!!!」

突如悲鳴がするので辺りを見回すと・・・上空から山田先生がISを纏ってかなりの速度で落下して来ていた。それ見た閃輝は素早く、落下位置に移動し『ファンタズム・ナイト』を展開し、ナイフを出現させた。そのナイフには、細い糸のような物が付いていた、それは落下位置に張り巡らせられた。
そのまま麻耶は落下したが、ナイフに付けられた糸に突っ込んで、糸が体に絡みつくように勢いを殺し、麻耶はゆっくりと地面に降りた。閃輝はナイフと糸を、収納し麻耶に話しかける。

「大丈夫ですか?山田先生?」
「あっはい大丈夫です!有り難う御座います!」

麻耶は純粋に助けて貰った事に、感謝の言葉を述べるが、その二人に向かってレーザーとブーメランのような物がが向かっていく。
閃輝はそれに素早く反応し、ナイフを2本、手に出現させレーザーとブーメランへ投げた。
ナイフはレーザーの中央部を捕らえ、レーザーを四散させ、ブーメランの連結部に命中させて、ブーメランを叩き落したのだ。

「「「「「ええ!?」」」」」

勿論その行動は、生徒達に大きな衝撃を与えた。亜光速で迫る、レーザーに異常とも言える速度で反応しそれをナイフで四散させる
それと同時に、亜光速とまでは言わないが、かなりの速度のブーメランに的確に連結部に向けてへの、ナイフの投降。これにはラウラも驚愕するしかなかった。

「・・・何のつもりだ、セシリア・オルコット、凰 鈴音」

閃輝は強い怒りを感じながら、セシリアと鈴を睨み付けた、その目は、明らかな殺意と、怒りを感じている目だ。

「こ、これは・・・」
「そ、そのぉ・・・」

二人は何も言えなくなってしまう、今の行動は嫉妬、故の行動だが、下手をすれば山田先生にも被害が及んでいた。
麻耶は閃輝にとって、何かしら世話を焼いてくれて頼りがいのある先生という認識を持っている。その人に対しての行為が許す事が出来ない。

「お前らは俺と山田先生を殺す気か?」
「わ、わたくしはそんなつもりでは・・・」

セシリアは弁解するが、明らかに先程の行為、狙った攻撃だった。弁解の余地など無い。

「オルコット、凰、お前達には、処罰を与える、付いて来い授業は山田先生にお任せします」

千冬はセシリアと鈴を連れて、何処かに連れて行った。残された生徒達は、山田先生の指示で教室に戻され、自習という形になった。
因みにセシリアと鈴は、反省文30枚とグラウンド20週を言い渡された。

IS学園、閃輝の室内

「にしても・・・レミリアとさとりが来るとは思わなかったよ・・・」

閃輝はレミリアとさとりと、で共に食事を取っているが、閃輝は若干憂鬱な雰囲気を醸し出している。因みに箒とは既に別室となっている。

「それと今更かもしれないけどさ、二人共、でかくなってないか?」

そう、レミリアとさとりは幻想郷にいる頃の容姿とは全く違う。レミリアはだいぶ身長が伸びていて
、閃輝とほぼ同じ身長である。しかもスタイルはモデル顔負けであり、カリスマが溢れている。
さとりもレミリアと同じでモデル並みのスタイルであるが、髪を伸ばしてロングヘアーにしている。その影響か、とても魅力的になっている。

「パチェにお願いして、魔法をかけてもらったのよ。このぐらいの身長なら高校生だと思われるでしょ?」
「流石に元々の身長では、高校生は無理がありますからね」

レミリアとさとりは言うが、閃輝はまだ頭を抱えている

「うんそれは認めよう、っつうかなんで来たんだよ。こっちには闇兄と魔理沙姉がいるから問題ねぇっての」
「私が来たのは、閃輝、貴方のサポートの為です」

そうさとりが言うと、閃輝は首をかしげた。

「俺の?」
「そ。幾らあの二人が居ると言っても、所詮は保護者。私みたいに同じ学生の立場なら貴方をサポートしやすいでしょ?私としても、フランの事で出来た大きな恩の一部を返す、良い機会だしね」
「私もレミリアと同じ意見ですよ。貴方にはお空やお燐もお世話になってますし、私自身も興味もありましたし」
「・・・サポートしてくれるのはありがたいけどさ、ボロが出ないようにフォローするのは俺ですよね?」
「「・・・あ」」

それを聞いて、閃輝は更に頭を抱えた。

「不幸だ・・・っていうかよレミリア。これも今更すぎるけど太陽の下に出て大丈夫なのか?」

閃輝の言うとおりである。吸血鬼はその圧倒的な力を発揮できる代償として、多数の弱点が存在し、その中でも最も有名なのが、陽の光に当たるっという物だ。が、レミリアは先程太陽の下に出ている。日傘などといった日の光を遮るものを使わずに

「その考えは当然ね、その答えはこれよ」

そう言ってレミリアが取り出したのは、瓶のようなものだった。その中には透明な液体が入っている

「?それって・・・確か、サッカーの時に使った吸血鬼専用の日焼け止めか?」
「そうよ、これのお陰で太陽の下に出ても問題無しって事よ」

この日焼け止めは、以前幻想郷で起こったある意味で史上最悪の異変が起こった時に使用された日焼け止めである。その異変とは・・・サッカー異変。

一時的ではあるが幻想郷ではサッカーが、流行りとなった時があり、その時に乗じて起こされた異変である。首謀者はとち狂った外来人、その外来人がサッカーを利用して幻想郷を自分色に染めようとした異変。
そして、異変の原因である外来人は霖之助を操り、サッカーの大会を主催した。この時、どうやって霖之助を操ったのかは謎。そして、その時の霖之助何故か、褌だったとか・・・それらを含めて幻想郷の最悪の異変と言われている。
その時、レミリアもサッカーに参加する為に、パチュリーに特製の日焼け止めを作ってもらいサッカーに参加していた。
その時は、フラン共々大活躍していた・・・吸血鬼パワー、恐るべし。

「まぁ、これから宜しく頼むわ」
「あ~はいはい、もう何でも来いだな・・・」

閃輝は今日一番の溜息を吐いた。 
 

 
後書き
『このサッカー異変に関しては、東方サッカーっという東方二次創作ゲームを応用して考えさせていただきました。因みに作者は未プレイであり、友達のプレイを見たぐらいです』 
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