魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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8部 StrikerS
8章 後日談
戦技披露会 鑓使い(やりつかい)
「綾殿これ以上はリンチに値しますぞ」
「今からがこいつの懺悔の時間なんだ、
そしてタイマンの最中に何しに来やがった。
鑓使いシトロエン・ピカソ」
2メートルも超す大男が俺の前に立ちふさがった。
監理局でも数%しかいない正真正銘の実力も兼ねたオーバーSランク魔導士
本職はSPだったかな
「この言葉の時の俺の前に立つという愚行わかっている?」
「承知しています綾殿」
「それでも立ちふさがるの」
「それが我が職務故」
「義理もないのに命を懸けるの」
「この方の御父上には多大な恩がありますので」
ケーニッヒはシトロエンの後ろにそそくさと逃げていった
「俺を・・・こんな風に・・・した。この馬鹿ををやってしまえ」
「こんな3流かばっても良いことないよ」
「それでもです」
相変わらず律儀というか騎士道精神が高いよね
確か近代ベルガの騎士
監理局とかかわった中学校の時年地上本部行った時。
そこの部隊長ゼストさんに紹介されたんだっけ
「それに弱った生贄より強い強者の方がお好みだろう」
「は~しらけてきたな」
「シトロエンが出てきたからには、怖気付いたんだな、私にここまでした・・・」
「黙れカス。殺すよ」
俺は空間に横一文字をした。
ケーニッヒの口には糸が出てきて喋れないように結んだ。
「ティア」
俺はティアを呼ぶと俺の腕には腕時計がまかれた。
「準備すれば?上と下どちらがいい?」
「かたじけない。我が舞を見た後は後悔するかもしれませんぞ。では地上で」
「良いから、司会もぼーっとしてないで」
「す、すみません。どうやら選手交代となったようです。綾選手の相手は本局近衛隊隊長のシトロエン三佐です。」
「いつの間にか近衛隊だったんだね」
「ええ、お陰様で」
シトロエンは二双の槍を持ち出し力強い槍の舞を舞って見せた。
「噂は本当だったんだね
シトロエン三佐と戦う前に必ず行うという戦いの儀式」
「鑓使い(やりつかい)一の舞 槍舞」
それから先ほどまでが力強い枚だとして今度はゆっくりと滑らかな舞を披露してくれた
「鑓使い 二の舞 雪の舞」
俺の方も夕姫を装備して、仕切り直しとなった。
「噂の鑓使いの実力見せてもらおうか」
「我が奥義を持ってお見せいたしましょう」
「鑓使い シトロエン・ピカソ参る」
そう言った瞬間シトロエンの周囲にシューターが現れ、それと一緒に綾の方にダッシュをしてきた。
「シトロエン三佐行き成りのシューターからダッシュをした。」
俺はそれを浴びせ蹴りでかわしてシトロエンに攻撃をした。
かかとを一方の槍で受け止め弾き飛ばした。
「ああっと槍でガードをしてシトロエン三佐見かけ通りの力で女性の綾選手を上空に飛ばした。」
俺は飛ばされて落ちてくるときに呪文の詠唱を始めた
「光弾よ 敵を撃て(タイ・ト・ロー)」
そして力ある言葉を発する。
『鋼雷破弾(アンセム)』
魔法の矢の数十発を発射した。
おなじみの魔法の矢
ケーニッヒにやった魔法の矢は基本の魔法だがっこちらは数倍強い魔法の矢結構痛いはず。
「ああっと綾選手のエネルギーの矢をシトロエン選手槍の横なぎで防いだ」
「忘れてたよ。雪の舞で魔法防御の抵抗が上がってたっけ?」
「相変わらずよく知っておいでで」
俺は鋼雷破弾を発射をして着地と同時にシトロエンに向かっていったのでいまさら急ブレーキは無理
なら一撃必殺の戦士最大奥義
一刀両断技
「斧重」
誰もがこの一撃を与えたと思った瞬間。俺の体は宙に舞っていた。
「鑓使い逆襲の章 比翼」
綾の一刀両断を二つの槍をクロスにしてガードをしてそしてそれをはじき返して両方からの斜めに攻撃をされた。
幸いB・Jのおかげで何とか致命傷にはならなかった。
「済んでの所でかわされましたか」
俺は飛翔の呪文で地面に叩きつけられる前に地面すれすれで浮き逆立ちで手をつきバク中で無事着地。
「なんという攻防。一瞬の間に二転三転と展開が変わっていき実況が追い付きません」
「今度はこちらから参る」
俺に向かって器用に2つの槍を振り回して突進をしてきた。
槍の間合いに入った瞬間。
時間差の袈裟切りと逆袈裟切りが俺に襲ってきた。
俺はそれをしゃがんでかわし、剣を持ってないほうの手でのアッパーカット
お馴染みスカッドボンバー
必殺の一撃の後の攻撃で俺の体にほんの少しスキが出来た。
シトロエンはアッパーを食らいながらヤクザキックをかましてきた。
綾は反対に必殺の一撃をして伸びきった体におなかを蹴られて吹き飛ばされた。
「まさか竜神招来を回避されるとは」
「ゴホッゴホッ・・・それはこっちのセリフ。あそこからのカウンターって異常でしょう」
「ですがこれで終わりです」
地面に刺された両方の槍
その間に手をかざして魔力の渦が凝縮されたのが分かる
「鑓使い奥義龍の太刀」
その間から水の龍を形とったものが俺の方にやってきた。
俺はポケットから袋を出し灰を投げ付け力ある言葉を発する。
『炎虎招来(ガーゾ・バンタン)』
灰を触媒として、火の高位精霊獣・炎虎(アーゼル・タイガー)を召喚して水の龍にぶつける。
「お互いの炎と水がぶつかり合い爆発みたいになった~。」
俺は水蒸気をブラインドにして雷撃の呪文の詠唱に入った
「スレイヤード スレイヤード バルモル 暗き闇の雷よ」
気づいたときには遅い俺は力ある言葉を発する。
『雷撃(バルヴォルト』」
「綾選手沢山の魔力変換資質を持っているのか・・・今度は雷を出した~」
シトロエンは俺の雷撃の呪文をまともに食らって周囲の煙も収まってきた。
俺の悪い癖だそこで油断をしてしまった。
衝撃波が2つ俺に向かってきて俺はそれをまともに食らってしまった。
戦いにおいて油断するなんて命がかかってないからか認識が甘くなる。
「まさか守護の護符を使わされえる羽目になるとは恐ろしい婦人だ。」
「あ~と綾選手ダウン。起き上れるでしょうか」
俺は少しだけふらつきながら立ち上がった。
「立ち上がりました~」
「そんなのすっかり忘れてたよ。ここまで耐えてくれたのは俺が知る限り少ししかいない。驚いたよだがこれで終わりだ」
俺は胸のあたりで右手を上向きに手を広げた。
その瞬間蒼き炎がゆらゆらと燃え始めた。
まるで火の玉の用に怪しくゆらゆらと
「先ほどあのバカに使用しようとした呪文の一つをお見舞いしよう」
「その呪文に耐えきって我が必殺の一撃を与えてくれよう」
「無駄だ」
シトロエンが高速でこちらに向かってきている最中に俺は手のひらに乗っている蒼き炎を握りつぶした
『霊魂侵入(コールド・イラプション)』
シトロエンが俺の懐付近に近づいた瞬間片膝をつき狼の遠吠えのように悲鳴を上げだした。
「言っておくが、これは守護の護符でも防げない代物だ。
貴様の魂そのものを握りつぶしたのだからな。もちろん死ぬことはないがそれ相応のダメージがあるはずだ」
「われは・・・われは負けぬ。うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
魂を燃やされているのに動き出すとは、凄い痛みもあるだろうに、
シトロエンは俺に向かって一撃を入れて来たがその一撃は先ほどの豪快な一撃ではなくてフラフラの一撃だった。
「この一撃はあなたに対する評価だ。俺の奥義を持って礼を尽くそう」
俺はシトロエンの腕を取り一本背負いのように投げ上空に飛ばした。
「ブー・レイ・ブー・レイ・ン・デー・ド 血の盟約に従いアバドンの地より来たれ ゲヘナの火よ 爆炎となり 全てを焼き尽くせ」
俺の周囲に炎がまとわりついてきた。
『琰魔焦熱地獄(エグ・ゾーダス)』
地獄の炎を味わいやがれ
俺は地獄の炎を纏いてシトロエンに向かっての突進攻撃
しかも夕姫を装備しているから上乗せ攻撃
普通ならこれで殺せるんだがどういう法則かいまだに不思議だがティアの非殺傷モードにより殺すことはない
上空に飛びシトロエンを叩き落して俺は一回転をしていつもの格好に着替えなおす。
マントをひるがえして
「シトロエンまだやる?」
「綾選手まだやる気か~?」
「いや、我の負けでいい」
「了解、それと」
「う・・・む、そ・・・の件・・・は」
「いいよ。楽しかったよ。少し怖かったけど」
「我も楽しかったが恐怖の方が大きい。できれば敵に回したくないな」
「あれみたいに喧嘩をしかけてこなければやらないってば。中継これでいい」
「シトロエン三佐の敗北宣言で終了です。すさまじい戦技を見せていただいたシトロエン三佐と綾選手に拍手をお願いします。」
俺は着地をして帰ろうとしたら呻く声が聞こえてきた。
あぁすっかり忘れていた
口を紡いでいたやつの口をほどいた
「おまえ・・・ここまでして無事に」
俺はこの瞬間防音の呪文を唱えて
「すむよ。なら来ればいい。そしたら今度は本当に潰してあげるよ」
俺はやつに威圧感をぶつけた。
「坊おやめください。」
「お前が役に立たないから私がこんな下々に馬鹿にされるんだ」
「シトロエンを馬鹿にするな。本当は出なくて済んだはずなのにここまでけがをして忠誠をしているのに侮辱することは俺が許さん。」
「くっいい気になるなよ綾必ず貴様を地べたに這わせてやる」
やつは出入り口に走って逃げて行った。
「慈悲深き方癒しの神よ 心正しき者に恵みを与え給え」
俺はシトロエンに向かって呪文を放った
「綾選手なにやらシトロエン三佐に向かって呪文をかけようとしています」
『治癒呪文(ヒーリング)』
「見る見るうちにシトロエン三佐の傷がふさがっていっている。綾選手回復魔法も本職顔負けだ~」
「かたじけない。後の事は任せていただきたい」
「まぁ無理しないでね。降りかかる火の粉は振り払うけれど、それ以外は干渉しないから」
俺はもう一度周囲を見てから一一礼をして出入り口に向かった。
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