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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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8部 StrikerS
8章 後日談
  戦技披露会 公開処刑

「あなたは触れてはいけないものに触れてしまった。」

「こけおどしを」

 先程と同じくおれの周囲に魔力弾が巡らされていた。

「大口を言う前に私と貴方の実力差を考えてから良いたまえ」

 俺は直撃を受ける瞬間に力ある言葉を発する

『跳空転移(ディメンジョナル・リープ)』

 今度はケーニッヒの背後に出現をしてから、パンチ連打
ジョー兄直伝「爆裂拳」
ジョー兄からムエタイは教えてもらってないけれど、
元々学生のころは、次期ボクシングチャンピオンになれるんじゃないっていう評判があったぐらい学生チャンプ
その時に教えてくれたパンチ技
やつの防御壁を破壊してからハイキック一線で顎にもろ入りやつは空から落ちていった。
ブチキレ状態だったが、先程のなのは達の声で理性を取り戻し
手加減できる格闘でけりをつけた。
俺って優しい
なのはの世界の魔法は非殺傷が出来るがあいにくデバイスがないと綾式は使用不可
呪文はそんな便利にはできてません
この世界の魔法が異常なだけ

落ちていっている最中に気がついたらしくまた飛翔呪文で上がってきやがった。
ちっ手加減しすぎた。

「卑怯だぞ!綾」

「私が?」

 自分に指を差し首を傾ける。
何をもって卑怯かはっきりわからなかった。

「これは魔法の戦技披露であってそれを格闘で意表をつくなんて卑怯だとは思わないのか?」

 戦技って戦いの技術を見せるだから格闘でも良いでしょって突っ込みたい

「あぁこのように卑怯な方法でお前らは周囲を納得してきたんだな」

 なんとなくこいつがよく分かった
すごく面倒くさい奴だ
噂通り、選民意識が強い方か
さてどうしたものだろう

「お互いデバイスがないから格闘に訴えたくなる気持ちもわからんではない」

 青色の砲撃が来たのでそれをかわす
魔力はそこそこあるみたいだ

≪ティア≫

≪彼は小型のデバイスを持っていますね≫

≪やっぱり≫

≪どうしますか≫

≪大丈夫でしょ、ハンディとしても良いと思うよ≫

 一応クリーンな戦いとお店のPRに来たつもりだったんだけどな
俺は考え事をしながらトロイ追撃弾をかわしていた。

「君が態度を改めるのならこの戦いを終わらせてあげても良い」

「あ?」

「その人をなめまくったような態度と管理局に忠誠をするのなら先ほどの事を不問としよう」

「先ほどの?」

「T・S事件、闇の世事件の再調査だよ。再調査かな」


「ごめんなのは」

「そうそうあやまるんだな」

 おれはちらっとなのは達の方を見る

「うん私たちの事は・・・気にしないで良いから・・・」

「ママ。お姉、すごく寂しそうに見てるよ」

「うん、綾ちゃん多分暴走すると思う」

「だろうな、あいつあたい達の事って言うか、不当な事で自分の身内の事になると見境なしになるし」

 俺はなのはの言葉をさえぎり

「ごめんね。俺は自由であり、犬畜生は飼うことは出来る。
でも誇りある狼を飼うことは誰にもできない」

「麗しい友情だ。君が誤ればすべて済むことだよ。実力差が分かっただろう」

「あぁ完全にあいつ切れたな」

「うん。言葉使いが男性になってる」

「あのケーニッヒってやつは馬鹿なのか」

「仕方ないよ。確か綾ちゃんの公式ってBだったはずだし、ケーニッヒ二尉はSランクだから」

「言ってもよぉ、わかるもんだろ。なんであそこまで綾に突っかかるんだ?」

「ん~綾ちゃん自身がブランドになってるからかな」

「あ~そういやあいつって裏ではかなり有名だったな」

「うん、やはり監理局は人手が少ないから、それで噂なんだけど、情に訴えると優しいってことがあって」

「そんなわけねえだろ、あいつ敵対するものにすごい非情だぞ」

「うん」

「多分数年前に綾ちゃん管理局の高官を退治した事件があったの覚えてる。
7年くらい前の事件だけど」

「あぁあの葬式関連のな」

「うん、その時にマフィア系列だと思うのだけどフェイトちゃんに軽減をお願いしたそうだよ」

「それでか・・・、やべえぞ、いつもなら速攻で動くのに、静かに立ち止まっている。嵐の前の静けさかよ」

≪多分躊躇しているからだと思います。≫

 綾のデバイスは今なのはにあずかってもらっていてなのはの手のひらでそう話していた。

「どういうことなのティア?」

「忘れたんですかなのは様?
綾様の魔法は基本非殺傷が出来ないのです」

「あいつってあたい達の魔法って使用できたっけ?」

「私を装備していれば、それ以外はジャケットと簡単な魔法しか使えません」

「綾ちゃん!」

 なのは達は綾の魔法が危険なのを知っていて叫んでいるが
当のケーニッヒは、綾自身が危ないのを心配して止めているものだと思っていた。

 俺自身今はやつの砲撃を食らいながら俺はなのはの方を愛おしそうに見る。
この愛おしい人、でも俺は俺をやめれない。

「フェイト見てるんだろ!」

 俺はシールドで砲撃を食らいながらフェイトに通信をした。
その間砲撃は止まった。どうやら奴は情けを下したみたいだ

「なに?あまり聞きたくないのだけど、暴走するのは・・・」

「言いたいことわかる?」

「私の親友だよ、でも・・・」

「それだけで十分。あの子の事よろしく」

「それは聞けないよ」

「はやて」

「あほなことはやめてぇな」

「俺が言うのもなんだけど、がんばってな」

「なにするん」

「ヴィータ」

「あんだよ」

「頼むな」

「あたいは騎士だ。止めても無駄だろうが、まぁ心行くまでやって来い」

「さすが」

「ヴィヴィオ」

「綾お姉ちゃん?」

「私が強いところとなのはママとフェイトママの言う事しっかり聞いてね」

「なんでそんな悲しい事言うのおねえちゃん」

「なのは」

「綾ちゃん」

「手がかかるやつでごめんね。
やつは完全に俺を怒らせた。でも俺がいるから」

「綾ちゃん」

「手綱を切るね。」

≪この世で一番愛しているよ。なのは。これからは公開処刑の時間に入るから≫

「謝る気になったのかい」

「仕事だから一応は我慢してきたけれど、手前はもうしめえだ」

 俺は闘気、魔力を吐き出すように発した。

「こ・こけおどしを」

「一つ俺の勝手気ままでなのは達を苦労かけた
二つ俺の存在が身内に迷惑をかけた
三つこれから起こる事でもしかしたらトラウマを起こす局員がいるかもしれない
俺は自分の罪を数えたぜ」

「な・なにを」

 そして俺は半身になり、ケーニッヒに向かって人差し指を指した

「さぁお前の罪を数えろ」

「俺は善良な局員だ」

「なら教えてやろう。貴様はたくさんの罪を犯した。
一つ、けなげに頑張っているはやてや騎士達の頑張りを無視をした。
二つ俺の親友であるフェイトを愚弄した
三つあの時のアースラスタッフの頑張りを無視をした
四つなのはの管理局で頑張りたい一心であの苦しいリハビリを誇りを無視をした。
五つその主たちをけなげに支えているデバイスをコケにした。
六つ俺にティアを外させた」

「だからなんだまだレベル差に気付いていないのか」

 ケーニッヒの砲撃を俺は片手で受け上空にはじき返した。

「下らん。こんな威力ティアナの足元にも届かん」

 青色のバインドが俺にまとわりついたが速攻で解除

「ふん、無限図書司書のユーノの足元にも届かん」

「御託はそれだけか~」

 ケーニッヒは残像を残して移動したが俺はそれを半身でかわしハイキックをかました。

「遅い、フェイトならもっと速いし、鉄槌の騎士ヴィータの足元にもいかない
破壊力。ただ才能だけで胡坐(あぐら)をかいでいる奴に俺の友人を陥れることなんて万死に値する」

「ば・ばかな」

「そうだ魔法を見たがってたな。俺が作った俺の完全オリジナルを見せてやろう。喜べ、あそこまで言い切ったやつは初めてだからな敬意を称して使ってやろう。くぅくくく」

≪綾様それは≫

「ティアこれから死んでいくやつの手向けだ」

「どうしたのティア」

「綾様はオリジナル魔法を使用する気です。」

「綾ちゃんのオリジナル魔法?」

「御存知のようにあなた方の言う綾式とは違い。綾様ご本人が作ったオリジナルで綾式同様殺傷能力が高いのです。」

 馬鹿の一つ覚えの青色の砲撃を俺の手のひらには炎の玉を持ち構えてそれに向かい投げ飛ばした

火炎砲(キャノンボール)

 青色の砲撃を打ち破りケーニッヒに向かってそれは飛んでいくが間一髪で交わしたがそれでも余波でバリアジャケットから煙が少し出ていた。
俺はケーニッヒの周囲を印を組みながら飛んでいた。
もちろんこの間砲撃や誘導弾などが飛んできたが無視をして飛び回った。
俺が指を鳴らすとケーニッヒを中心として結界が張られた。
俺は力ある言葉を発した

『スクゥード』

 その瞬間5つの紅炎(プロミネンス)がケーニッヒを襲った。

「その結界は、手前を護る為の結界じゃねえ
それを周囲に出さないための結界だ。
まぁコロナじゃないからたかだか、5千から1万度以下だから気にするな
自慢の魔力でガードするんだな」

 さてここからはX指定だ
俺はブラインドを使い結界の表面を黒くした。

「はははっ逃げまどわないと黒こげの燃えカスになっちゃうぞ」

「くっ正々堂々ぅわっ」

「お前が要望した魔法だろうが、言い忘れてた。
一つだけ正しい事を言ってたな。お前の言う通り、ティアには助けてもらっている。なぜなら俺のオリジナルはティアがなければ非殺傷が出来ないんだからなぁ。まぁそちらが要望してきたからいいよな
そして上層部も許可したことだし
手前の無知を恨むんだな」

「何~」

「踊れまくりなぁ」

 ある程度してから俺はもう一度指を鳴らし結界を解いた。
ケーニッヒはところどころ火傷をしてかろうじて生きている。
俺が操縦をしてギリギリの所を狙っていたからなのだが

「まだまだあるぜ」

「も・もうゆるして」

「俺を怒らせて、手前の見たがっていた呪文だぞ
よろこべよそれにまだたった2つなんだ。
俺を楽しませろよ」

「・・・・めん」

「聞こえないなぁ」

「俺が・・・」

「そうだ!処刑はこの呪文に決めてもらおう。運が良ければ五体満足で大丈夫だ。手前の運を図ってやる」

「う・うんが」

「あぁ~運が悪ければ」

 俺は手をぐーにして手を広げてボンっていうアクションをする。

自分の愚かさを呪いな」

「お待ちください」

 上空から俺とケーニッヒの間に人影が現れた 
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