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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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8部 StrikerS
5章 敗北
  地上本部公開意見陳述会

 翌日早くにヴィヴィオが起きる前に部屋に行き
ヴィヴィオを起こしてから現場に行く
重役出勤っていいね

 隊長たちは要人警護で中に入るんだけどすごく心配
≪フェイト危なくなったら綾式使用しても良いからね≫

≪うん、でもなのはも言ってたけど、信頼できる上司が命令をくれる。私たちはその通りに動こうって≫

≪はぁ~軍隊だからそうなんだけど、自分の命最優先でね≫

≪昨日から心配しすぎだと思うよ≫

 俺はフォワード陣の方に向かい歩いて行った。

「やっと来た綾さん」

「おはよ、スバル?何か起きたの」

「いえ、これが私たちの区分です」

 俺はそれを見て昨日から何度目かのため息をついた。

「どうしたんですか?」

「端っこで警備しておきなって感じだな」

「でも、上が決めた事ですから、それとこれを」

 スバルの手にあったのはなのはの相棒レイジングハートだった。

「本当に頭がお花畑で出来てるのかって言いたい・・・」

 俺は不謹慎に建物に背もたれをして警護をしていながら考えをする。

「綾そんなところでさぼってると怒られるわよ」

「大丈夫だってティアナ」

「なんでよ」

「ティアナだって気づいてるでしょ。この配備。連中私たちに期待してないもん」

「だからってねぇ」

「六課ではやてに次ぐ策略家でもあるティアナに質問」

「いきなりハードル上げないでよ!なに?」

「ザルな警備だとわかっててやるとしたらどんな思惑があると思う?」

「ん~そうね。一つは襲ってきても安心っていう線と絶対に襲われない襲われ線かしら」

「だよなぁ」

「なんか昨日から乗り気じゃないわね?どうしたの?」

「俺って少し聞いてるかもしれないけれど、地球での警備の経験もあるんだけど」

「この間出張で行ったあんたやなのは隊長の出身世界よね」

「まぁね、向こうはこんな便利な技基本ないから、それは置いておいて、やっぱりこれはありえないんだよね。レアスキル嫌いだからってトップがここまであからさまなことするかな?」

「なに綾はレジアス中将を怪しんでるわけ?」

「ん~怪しんでるってわけじゃないけれど、こういう時はなのはの事だって怪しむよ。うん!世界一の名探偵が教えてくれたことだし、時間つぶしの雑談に付き合ってくれてありがとう」

「別にいいわよ」

 昼過ぎに始まった意見陳述会も4時間が過ぎ去った。

「中の方もそろそろ終わりね」

「最後まで気を抜かずにしっかりやろう」

「「はい」」

「ん」

 ティアナとスバルの呼びかけにエリオとキュオは元気に返事
俺はと言えばフラグは言ってほしくなかったなぁと思いながらも一応リーダーの呼びかけに返事をした。

 ヴィータも見える範囲にいるし・・・チッやってくれる!!

「みんな来るぞ!」

「おい綾本当か!」

「俺の幸にひっかった!」

 その瞬間ガジェットは本局を護っているバリアに突っ込んでくるわ
実践兵器みたいな砲撃は来るわ
建物から爆発音が聞こえるわでパニックを起こす状態は完ぺきといえるだろう。

 ツヴァイがフォワードたちのバリアジャケットのデータを転送

「副隊長私たちが中に入って助けに行きます」

「ヴィータ、部隊長たちは?」

「通信妨害がひどい!」

「ロングは」

≪外の攻撃は泊まっていますが、中の状態は不明です≫

「だよなぁ」

「今さら言っても仕方ねえだろ」

 俺は一瞬止まって力ある言葉を発する

「招待状を送ってもいないけれどパーティを始めるか!」

『怒龍爆炎獄(ナパーム・デス)』

 爆火球(ファイアボール)以上の威力をもつ火球を複数作り出し、複数の目標に向かって放つ呪文。これは必ず当たる結構使用できる呪文

 周囲の上空に広がるガジェットはこの一撃で破壊されていった。

「副隊長私たちが中に入ります。なのはさん達を助けに行かないと」

「ん、綾もそれをもって行ってくれ!」

「ヴィータは」

「空に飛んでる侵入者を叩く」

「了解。すぐに戻ってくるから」

「あぁ」

「行くよ!みんな」

「はい」

「んじゃ、お姫様たちを助けに行きましょうか」

≪ロングアーチそっちは≫

≪綾さん。こちらは今のところ大丈夫です≫

≪了解!≫

 なのは・・・今度は護るから・・・
一瞬なのはの撃墜されたことが頭によぎった。
おれはスバルたちと建物の中に入った。

 のちに綾はこの判断を間違えなければ後の惨劇は防げたのではないかと思ったほどだ。
綾がこの後に起きる惨劇を体験するのを知ることはいくら能力があろうとも神ではない綾が知る余地はなかった。  
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