勇者って...何?
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第74話 オリジナルって...何?
「ここに入れれば良いんだよね?」
「はい、そこに、魔石を入れることで利用出来るようになります」
じゃあ、入れるか...
そういえば、魔石ってどういうことが出来るんだろ...
「パトル、魔石って何に使えるの?」
「魔力の蓄積、増幅、放出ができます、なので魔力タンクの原材料にもなります」
ああ、蓄積した魔力を増やして使ってるってわけだ...
なら、普通の人の魔力量でも良いんじゃ...
「ちなみに、その白騎士、黒騎士、赤騎士は量産型ですが...燃費が悪いのです」
あ、そういうことね...
「今、入れたこの白騎士さ、どうすれば起動できるの?」
「魔石を入れた部分に魔力を流せば起動できるはずです」
魔力ねぇ.........
「起動シークエンス開始」
「なんか言ってるんだけど...」
「白騎士の言うとうりにすれば起動できますよ」
「使用者名、個体名を設定してください」
「使用者名は西川 兼司、個体名はクロム」
「使用者名、西川 兼司、個体名、クロム、よろしいでしょうか、Yes or No」
「yes」
「起動シークエンスを終了します」
「終わりましたね、それでその白騎士は君主の物になりました」
「しゃべったりするの?」
「喋ることが出来るのは我々、シロネナンバーズとオリジナル機体だけです」
「オリジナル?」
「その機体は作られませんでしたが、工房で作ることができます」
「工房があれば作れるのか...」
「国王陛下様...」
「教王陛下様どうかしましたか?」
「ポルトが...」
「ポルトが...?」
「使えないのですが」
「あ、パトル、魔法行使妨害結界を消してくれる?」
「では...粘膜採取を...」
「お願いします、鮮血で許してください」
「わかりました」
さすがに...この場でキスはねぇ...
「君主を通じ庭園、城、図書館とリンクしました、接続を開始します」
「これで、図書館や庭園と繋がりますが見ていきますか?」
「わ、私はみたいです!」
「では、私もお願いします」
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