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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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8部 StrikerS
2章 機動六課
  スカウト

 さて、俺たちは今試験場近くの本局施設で試験の結果待ちをしてるのだが、
通行人も結構こちらを意識してみながら通ってるし、スバルもティアも緊張してすわっていた。
そりゃそうだろう。
結果待ちの間試験を見に来ていた。
八神はやて二等陸佐、フェイト・T(テスタロッサ)・ハラウオン一等空尉と言ったこれまたなのはに引けを取らない超有名人がそこにいる。
監理局の陸海の有名人いたんじゃそうなるわな。
俺はしれっと座ってるけれど、有名人になったものだ
色紙みたいなの持ってる馬鹿もいるし

 なぜ、そんな超有名人の御二方がここにいるのかと言うとなんでも俺たち三人を今度はやて二佐が新規に作る部隊『時空管理局本局遺失物管理部機動六課』のフォワードメンバーにスカウトするためらしい。
それを聞いているスバルとティアは目を白黒させている。

「スバルと・・・綾・・・さんは高町教導官から直接魔法戦を教わる事が出来るし、執務官志望のティアナには私でよければ色々アドバイスが出来ると思うんだ」

「いえそんな、とんでもないです。と言いますか、恐縮ですと言いますか…」

 驚きすぎて上手く言葉にできずにスバルの顔を見るティア。
その横でスバルもとりあえず頷いている。
俺は一口コーヒーを啜る。

「あ・・・」

「?」

 ティアの間の抜けた声を出したのでその方向を見るとバインダーを持ったなのはが立っていた。
おそらく、試験の結果を伝えに来たのだろう。

「えっと…取り込み中かな?」

「平気やよ」

「そうなんだ」

 そして、はやての横に座り真剣な顔になり口を開く。

「とりあえず、試験の結果ね」

「「はい」」

「さて、三人とも技術に関しては問題なし。だけど、危険行為や報告不良は見過ごすレベルをこえています。自分やパートナーの安全だとか、試験のルールも守れない魔導師が人を守るなんて出来ないよね?」

「「……はい」」
 
 やっぱり、そんなに甘くはないか
なのはの横でうんうんと頷いているツヴァイ。
あれはなぁ、ゴールしても軍隊だから命令違反はダメってことかな
スバル暴走するし
一応ルール内だと思ったんだけどなぁ
結果が良ければいいんじゃねえと思うけれど
やっぱり組織は向いてないな

「だから、残念だけど三人とも不合格」

 なっちゃったことは仕方ない。
やはり相いれないかな

「なんだけど」

「「「え?」」」

「三人の魔力値から考えると半年後までCランク扱いでいるのはかえって危ないかも……というのが私と試験官の共通の見解」

「です」

「と言うことで、これ」

 そう言うとなのはが机の上に三人分の書類と封筒を置いた。

「特別講習に参加するための申請書と私からの紹介状。これ持って本局の武装隊で3日間の特別講習を受けて、4日目には再試験が受けられるから」


 机の上の紹介状となのはを交互に見るスバルとティア。再試験受けられるのはいいけど、講習ふけたいなぁ。
面倒俺はタヌキの方を睨むけれど知らん顔しやがった~

「来週から、本局の厳しい先輩達にしっかり揉まれて安全とルールをしっかりと学んでこよ。そうしたら、Bランクなんてきっと楽勝だよ、ね」

 安全ねぇ、一か八かの事をよくやってタコがここまで嬉しいね
笑顔を向けるなのはは、ヤバイ可愛すぎて我慢できないぐらいだ。
ここで理性を解くのはヤバすぎるから自重しなければ

「「あ、ありがとうございます!」」

「3人とも合格まで試験に集中したいやろ?私への返事は試験が済んでから……っていうことにしとこうか」

「すみません!恐縮です!」

 スバル達が立ち上がり敬礼をする。おれは少し遅れて立ち上がり敬礼をした。
今現在俺たちは中庭にて一緒にいた

「ふぅ~、色々緊張した」

「まぁね」

「有名人が一同に揃ってたからね」

「試験の結果は残念だったけど。まぁ、しゃーないよね」

「ま、よかったわ。再試験に引っかかって」

「だね。私のせいでティアさん達が落ちたなんてなったら目覚めが悪かったですから」

「あれはみんなのミスよ」

「そうそう私だっ て加速のし過ぎで」

「いつも言ってるでしょ。力の加減を考えなさいって」

「でさぁ、二人は新部隊の話しどうするの?」

「あんたは行きたいんでしょ?
なのはさんはあんたの憧れだし、同じ部隊なんて凄くラッキーじゃない」

「まあ、そうなんだけどさ…」

「あたしはどうしようかな。遺失物管理部の機動課って言えば、エキスパートや 特殊能力レアスキル持ちが勢揃いの生え抜き部隊でしょ?そんなところに…さ、今のあたしがちゃんと働けるかどうか…」

 スバルはニタ~と笑顔を向けならティアの方を見ていた。

「何よ」

「ティアナなら出来るって言ってほしかったんでしょ」

「いたっ」

 行き成りじゃれあいだしたかと思うとスバルがまじめな顔をして話していたのを俺はまったり聞いていた。
良い落ちがついた所で

「綾はどうするの?」

「嘱託ですが今ちょうどお仕事もないので受けようかなと思っています」

「これからよろしくね」

「はいスバルさん、ティアさん」

 はやてもいい人材を見つけたと思う。
大体が俺の幼馴染はワンマンアーミーだから大丈夫だが、そんなのがごろごろいるわけがない。
ティアは指揮官タイプにちょうどいいし、俺も楽が出来そうだ
ちょっと卑屈に考えるところが気になるのだが・・・
限定解除して補習ふけてぇ~
 
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