IFもしも、ラインハルトに双子の妹がいたら。
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番外編
ここで寝るのか!!!!!!!!!!!!
前書き
お久しぶりです!
時系列とかかなり無視するつもりです!
キャラ崩壊ありです!
あくまで本編とは関係無いIFとしてお楽しみください。
これはある夜のある酒場の出来事。
ラインハルト・フォン・ローエングラム元師府の提督達はこの日いつものように飲んでいた。
ただ一つ違うのはこの日滅多に来ない、レオン・フォン・ツァーベル提督が参加した事。
よって、話題はレオンを中心に進んでいた。
「ツァーベル提督、卿はいつから閣下と出会われたのだ?」
とビッテンフェルト提督が突然そんな事を言い出した。
皆、興味があったのかグラスを置いてキラキラとした目で見つめるミュラー提督。
「ほうっ」
と溜息をもらす、メックリンガー提督。
その他の提督も皆興味深そうにレオンを見つめた。
レオンはグラスを煽り、飲み干すと気怠げに口を開いた。
「基礎学校の時です。」
「基礎学校ですか?そんな幼い時から一緒なんですね。」
「………。まあ、正確には8才の時からよく話すようになりましたね。」
「8歳か、何か理由でもあるのか?」
レオンは少し視線を宙に彷徨わせ
「………。小官が通っていた基礎学校に来なくなったからですよ。」
「基礎学校に来なくなっただけで?卿らしく無いな。」
「当時は、おもちゃを取られた子供のような心境でしたので。」
「なぜ、おもちゃなのです?」
「やっと、本物に出会えたのに、逃げられたような心境だったからです。本当にあの二人は強くて脆かったので、その差異に惹かれた部分もありますね。
こちらが何をしていても、耐えきって逆にこちらがコテンパンにされてしまって、やっと俺を超える奴が現れたという気分だったのに。これから、どう屈服させてやろうかと考えていたのに。」
『…………………………………。』
"おい、これ、どういう状況だ!"
"わかりませんよ!"
"ふむ、普段は氷のごとく冷静なツァーベル提督がここまで堕ちるとは酒とは恐ろしい。"
こんな風に提督達が密談を交わしているのにレオンは気づいた様子もなく
「あの女、覚えていろ!いつか絶対勝ってやる!なのに彼奴は〜!」
"女⁈"
"女ならロイエンタール!卿が適役だろう!"
"………。卿等は私の事をどういう目で見ているのかよくわかる言動だな。まあ、知っているが。"
"誰の事だ!まさか、彼女の事も卿の毒牙にかけていないだろうな!"
"………。チャンスがあるたびに邪魔されたからな。"
"どういう事だ!"
「あーー早く会いたい!(目覚めろ!)」
「ツァーベル提督の想い人になんて事を!卿には失望したぞ!ロイエンタール!」
「待て!違う!落ち着けミッターマイヤー‼︎
ツァーベル提督!卿が説明しろ!」
「(_ _).。o○」
『ここで寝るのか!!!!!!!!!!!!』
ある晩の出来事でした。
〜おまけ〜
「ツァーベル提督!この前の夜の話なんですが本当なんですか?」
「?なんのことですか?ミュラー提督?ファーレンハイト提督にビッテンフェルト提督それにミッターマイヤー提督。」
「あの女とかロイエンタール提督が知っていらっしゃる女の事です。」
「?ロイエンタール提督と小官が知り合いの方なんて4人程しかいないのですが…。」
「ロイエンタールが言っていたところ、毒牙にかけようとするたびに邪魔されたとかなんとか。
本当にすまない!ツァーベル提督の想い人まで取ってしまうなんて!」
「???毒牙???想い人???あの、何か勘違いをされているのでは?」
「卿等、ここで何をしている。」
「オーベルシュタイン提督!何、ツァーベル提督の想い人兼ロイエンタール提督の毒牙にかけられそうになっていた女性の事だ!」
「くだらない事を廊下の真ん中で話さないで頂こう。」
「申し訳ありません。オーベルシュタイン提督。それでは小官は失礼いたします。それとオーベルシュタイン提督。彼女は………。まあ、頑張ってください。合理主義だけじゃすぐに捨てられますよ。それでは」
レオンは言うだけ言ってさっさと去って行った。
三十六計逃げるに如かずの言葉通りに。
俺は一体あの夜に何を言ったのだろうとの悩みもともについてきてしまったが。
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