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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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7部 中学生編
5章 文化祭
  文化祭パートD 完結

 俺はみんなを巻いて屋上に逃げてきた。
数時間にわたる誤認魔法、フェイトの攻撃の見切り、フェイトのダメージが結構効いていたのでいつ弱音を吐くかわからない状態だと認識していた。
普段の俺なら大丈夫なのだが今日は朝から男装カフェのお客様の相手等をしていたので疲れがたまっているといっても仕方なかった。

≪ティアよろしく≫

≪なら解除いたします。いくら再生するって言っても今回は無茶しすぎですよ≫

そうしてリジェネ(再生)が自動で行っていっている最中に知った気配を感じたのでまた誤認魔法をかけなおした。

「やっぱりここにいた」

「流石なのはよくわかったね」

「いつの間にかいなくなってるんだから、どうしたの?」

「少し疲れて夕焼け見てた」

「はぁ~」

「お疲れなのは?」

「もぅ、そろそろ誤認魔法といてくれないかな?」

「何の話?」

「ふ~ん。しらを切るんだぁ。私ってそんなに頼りないのかなぁ」

「ごめん」

 俺は誤認魔法を解いてまだ回復中の怪我だらけの体を見せた

「いつ気づいたの?」

「フェイトちゃんがサイズを持つシーンの時近づいたでしょ」

「そういえば、そんな場面もあったような」

「その時少しだけ血が落ちてきたから、大丈夫なの?」

「再生がかかっているから」

「なんとなく理由はわかるんだけど、なんであんなことを?」

「どっちの事?」

「その怪我」

「親友なのにほかの方法が考えれなかった。
フェイトの心の傷をえぐって知らぬ顔なんてできない。自己満かもしれないけど、こんな風にする方法しか知らないから」

「私はフェイトちゃんの方に行った方がいいの?」

 俺は泣きそうな顔でなのはを見て

「やだ、行ってほしくない。でも・・・」

「相変わらず私の前だと泣き虫さんだよね」

 なのはは俺のそばに近づき腕を回して包み込むように抱きしめてくれた。

「なのは血が付くって」

「綾ちゃんの血なら大丈夫だよ。これは親友を思って付いた血なんだから」

 俺はなのはの顔を見てキスをしようと顔を近づけた瞬間屋上のドアが思いっきり開いた

「やっぱりここにいた」

 なのははみんなが来たことに驚きすぐに俺から離れた。

「綾、なのはに何しようと」

「なにフェイト?彼女なんだから」

「私に譲って」

「なのはは物じゃないから、そんな言い方いくらフェイトでも怒るよ?」

「ごめん」

「フェイト、話が進まないでしょ?エリオが起きないんだってば」

 フェイトに抱きかかれたエリオが寝息を立て目を覚まさない状態だった。

「そうなん私たちがいくら解呪の呪文をしても、シャマルもやってくれたんだけど、リーンがこれは綾にしか解けないと言って」

「流石リーンだね。これの正体に気付くなんて」

「綾ちゃんもしかして」

「流石にすずかも気づいたか。それ普通の呪文じゃないから」

「綾」

「怒らないでフェイト、エリオには二人でいた時に乱入しないでとお願いしたのに入ってくるから、まさか劇の最中に殴るわけにもいかないし、通常の眠りならまた起きるかもしれないし、そしたらまた同じことの繰り返しは嫌だったから」

「これの解呪は?」

「ん~どうしようかな」

「もう綾ちゃん」

「なのはも怒らないでって」

 俺は力ある言葉を発し指を鳴らした。
そうしたらエリオは目を覚ましたがすぐに顔を赤くしていった。
そりゃナイスな豊満のボディのフェイトに抱きかかれていたら照れるわな

「エリオ気が付いたのね」

「僕は、そうだあの女」

 俺がいることに気が付いてフェイトから離れて攻撃してきた。

「よくもフェイトさんの事を」

「自分の傷をえぐられたからか、なぜおまえがそこまで逆上するかはわからないけれどな」

 俺はそれをかわして腹に向かってのボディアッパーをした。

「久しぶりのスカッドボンバー」

 エリオの軽い体はくの字になりながら上方に吹き飛ばされた。

「えっと正当防衛?」

「過剰防衛です。エリオ大丈夫」

 フェイトの鋭い突っ込み
エリオは起き上がろうとした瞬間。
俺はエリオの体を踏んで拘束した瞬間
エリオの体から電撃が走った。

「ぐっ」

「エリオ」

「綾ちゃん」
 
 俺はそのままでと言うジェスチャーをしてなのは達を止めた。

「雷撃体質か。俺に敵対するものは誰であっても関係ない。
俺の雷撃と貴様の雷撃の我慢比べと行こうか」

 俺はある呪文を唱え始めた

『スレイヤード・スレイヤード・バルモル 暗き闇の雷よ バルヴォルト』

 空が急にどんより雲が広がって行った。

「バルヴォルト(雷撃)」

 その雨雲から自分に向かって雷が落ちてきた。
それを当て自分自身に当て威力を弱めてエリオにダメージを行かした

「うがぁあああああああああああああああああああああ」

 エリオは自分の雷の耐性以上の攻撃を食らい叫び続けている。

≪綾様≫

「心配するんじゃない。俺は大丈夫だから、自分の呪文食らって倒れるなんておまぬけすぎるでしょうが」

「綾ちゃんもうやめて」

「なのは」

「綾いきなり攻撃したエリオに変わって私から謝るからもうやめて」

「フェ・・イトさん」

「そうや綾ちゃんもういいやろ。いくら自分の呪文だからって無傷じゃないんやろ」

「綾もうやめなさい。小さい子供をいじめてもい仕方ないでしょ」

「綾ちゃん」

「エリオお前の無謀な行動によりみんながお前の命の嘆願している。悔しいか残念だったな俺の得意なのは主に暗黒魔法と、爆炎魔法、そして雷撃魔法だ。まだ抵抗するのか」

 エリオの体からボルトが上がったように俺に攻撃をしてきた。

「ほぅまだ抵抗するのか!襲ってくるのなら仕方ない。もう一段あげてみるかどこまで耐えれるかな。
俺はみんなほどやさしくはない誰だろうと俺に敵対するものはすべて落とす」

「綾ちゃん。もうこれ以上自分をいじめないで・・・」

 なのはは俺に近づき抱き着いてこようとしたので舌打ちをして
俺はすぐさまエリオの体から足をどけた

「なのは危ないでしょうが、俺に抱き付いてきたらなのはにも雷撃が行くのに何考えてるの?それに今こいつに制裁を食らえている最中に・・・」

「エリオに行く雷撃のダメージより綾ちゃんの方がひどいダメージ食らっているんでしょ」

 エリオは信じられないような顔で俺を見ている
みんなもそれを知っているかのように悲痛な顔で俺を見ている。

「そんなバカなことをしないって、俺は魔法使いなんだよ。それになんでこいつに行くダメージまで俺が受けないといけないの?」

「嘘、綾ちゃんそれ以上の呪文ってことはライオットを使用しようとしているんだよね」

 以前眠る前に少しだけ俺の呪文を教えたことあったなぁとこの時思い出した

「綾ちゃんが言ったようにダメージ食らってなかったとしてもいくらエリオ君が帯電気質だとしてもその呪文は危なすぎるよ」

「僕なら耐えれます。こんな奴に・・・」

「何言っているの先ほどの呪文だって私たちの使用する魔法より危ないし、あれは人に使用するのは危険って前綾ちゃん言ってたよね」

「大丈夫だって轟雷(テスラ)を放とうと思わないから」

「や・・・やって・・・みろよ」

「ほぅ、元気な少年だそんなになってまで」

「綾本当に謝るから許してあげて」

「これ以上は弱い者いじめか」

 俺は足蹴りでエリオを蹴飛ばしフェイトの方に送った。

「先ほどの事はこれで許してやる。本来なら頭を下げる必要のないフェイトたちにも誤っておけ」

「何を」

 フェイトがエリオを抱きしめてとらえた。

「フェイトいつでも挑戦に乗るからね」

「その時は全力でなのはにアタックするから」

「うん。それとごめんね」

「青の時はわからなかったけど、綾の事はわかっているから大丈夫だよ」

「言葉にしないとね」

「そうだね」

「あぁ~なんでそこで分かりあったかのようになるわけ?」

「アリサがご立腹」

「エリオにしたことはやりすぎだけど、アリサもわかっているんでしょ」

「でも」

「うん、はぁ~みんな物分かりよすぎよ」

「アリサは私の事嫌い?」

「あんたねぇ。んなわけないでしょ。全くその自分で何とかする方向性やめなさいよね」

「ありがと」

「礼なんて」

「はやてあとよろしく」

「シャマルにきちんと見てもらうさかい心配しなくても大丈夫や」

「ありがと」

「謝るぐらいならやらない方向性でお願いするわ」

「考えとく」

「私たちもう少しだけ文化祭見てくるね」

「うん、すずかも私が言うのもなんだけど楽しんで」

「綾ちゃんもね」

 みんなが去っていった瞬間俺はなのはの方に倒れこんだ

「やっぱり無理して」

「じゃないとエリオが死んじゃうでしょ」

「はやてちゃんじゃないけれどやらない方向性」

「うん、あの坊主は多分強くなるよ。私の憎しみからかもしれないけれど」

「フェイトちゃんが見てるから大丈夫だって」

「そっか、お願いがあるんだけど」

「何?」

「少しだけ眠ってもいい」

「でも風邪ひいちゃうよ」

「大丈夫床春使うから、それでね良かったら・・・膝枕してくれると嬉しいかな」

「言いたいこといっぱいあるんだけど、うんいいよ」

「ありがとう」

そうして俺はなのはの膝の上に頭を乗せ意識を手放した。
そうして長かった2学期の学校行事の大きなイベントは終了した。 
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