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星の痣を持つ赤龍帝

作者:遊月
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4話 悪魔の仕事

昨日から悪魔になったイッセーです。
なんか今日はいつもより早く起きている。普段は起きるのが遅く稀に黒乃に起こしてもらうこともあった。
黒乃の今日に限って遅く起きたらしい。普段は早いのにね。
そんなことをグレモリー先輩に言ったら、『悪魔は光を嫌うの。太陽に弱く朝も起きるのが遅くなるわ。』って言っていた。てか、ジョセフじいちゃんの波紋にも弱いことになるな。



「さて、イッセー!黒乃!今日からあなたたちも悪魔の仕事をやってもらうげと……まだ仕事に慣れてないからこれをやってもらうわ。
本来なら使いの仕事だけど、早く悪魔の仕事を慣れるためにこの悪魔専用のチラシをこのエリアに配達をしてちょうだい。」

これが悪魔専用のチラシなのか、イメージと違って簡易魔方陣を使って悪魔を呼び出すらしい。







「ふぅ、後はここだけか」
それしても便利だなこれは、グレモリー先輩からもらった地図だけど……1つ終わるごとに印が切れる。そして近づくと印が大きく点滅がするらしい。これがないともっと時間がかかるからな。
うん何だろう!?この感じ、まるでレイナーレような感じもするけど……レイナーレと違って殺気も感じる。

「ねぇ、出てきたらどうなの堕天使さん! 」

「ほう、気付くかれるのか!流石イシュタム様に警戒させられる不思議な能力を人間いや……何者なんだ貴様は!!」

出てきたのはスーツを着用した女堕天使だった。

「うん……悪魔の転生になりきれなかった人間だ!!」

「ほざけ悪魔風情がぁぁぁぁ!!」

「自由の絆(フリーダム・ポンド)!!(オラァ!!!)」

女堕天使がイッセーに向けて光の槍を投げたが、イッセーは幽波紋(スタンド)を使って光りの槍を壊した。

「やはり私一人では無理なのか、貴様今度あったときには倒してイシュタム様の下部にしてみせる!!」

女堕天使は言葉を残し魔方陣を使い消えていた。

「さてと……どうするかぁ、幸いなことに誰もいなかったからよったけど…」

この事は僕だけの胸に閉まことにして、残っているチラシを配ることにした。









1週間後

「イッセー、黒乃!!あなたたちにも悪魔の契約に行ってもらうかしら」

「契約ですか」

「黒乃には前に話したけど、イッセーはまだ悪魔の仕事が分からなかったからチラシ配りをさせたの」

確かに黒乃の方が悪魔の事が詳しかったな。

「さっき、小猫と祐斗に一件ずつ依頼が来たのだけど、二人とも別件で居ないから、代わりに行ってもらないのかしら?」

「もちろんです部長」

「分かったわリアス」

「お願いね二人とも。まずは黒乃、朱乃が魔方陣の準備をしてたから魔方陣の中心に立ちなさい」

魔方陣か。この1週間見てきたけど便利だし覚えたいけど、ドライグに魔法よりも霊力のほうが向いているらしい。そんなことより黒乃の手のひらから光っている。

「あの部長?黒乃に何をしているのですか?」

「これは転移用の魔方陣を使って依頼者まで一瞬でつくの。いらいが終わった部室に戻してくるわ。朱乃、準備はいい?」

「はい部長」

どうやら魔方陣の準備が終わったらしい。黒乃の周りから魔方陣が強く光りだし、黒乃の体を包んで消えていた。

「次はイッセーの番よ」

次は僕の番らしく、黒乃と同じようにしたけど転移が出来ない


「どうしましょう部長!転移できませんでした。」

「転移魔法は子供の魔力でも出来るだけど」

どうやら僕の魔力は子供以下らしく、副部長は困った顔でこっちを見ている。木場は笑顔で『ドンマイ』って言っているし、何気に小猫ちゃんが一番酷いぼそっと『無様』って言っている。流石に傷つくよ。

「仕方がない前代未聞だけど、現場まで足で行ってちょうだい」

「ですよねぇ、魔力が少ないから足で行くしかないできね」

「分かっているなら、チラシ配りと同様に行ってきなさい」

「はぁぁぁい!!行ってきますぅぅぅぅ!!」







何とか依頼人の場所に来たのはいいけど、緊張してきたな。とりあいずドアを叩いた。
トントン

『はい、開いていますよ』

男性の声だ、どんな依頼をしているかな?楽しみだな。

「こんばんわ、新米悪魔の一誠です。」

「あれ、ロリっ子の小猫ちゃんに頼んだけど……」

今回の依頼人は痩せ形の男性で何でか少し落ち込んでいるらしい。

「すいません。彼女は人気なので……今回は複数の依頼があったので彼女の代理で来ました。」

「そうか、少猫ちゃんにこの制服を着てお姫様抱っこをしてもらいたかった」

この制服は確か某アニメに出てくるロリ魔女が着用しているのに似ている。

「今さらだけど、君は悪魔なのに玄関から来たのね。普通は魔方陣から来るはずなのに………」

「悪魔でも魔力が少なすぎて玄関から来ることもありますしそれに、僕は常識に囚われない悪魔を目指します」

「ぷっ!はぁははは!常識に囚われない悪魔を目指しているって、君面白いね!そうだ!君に似合いそうものがあったはず」

僕は何か面白いこと言ったかな?依頼人が物置きから何が取り出した。

「あの……これは何ですか?」

「何ってメイド服だけど」

またメイド服かよ!真っ赤の吸血鬼の館のメイド長にも無理やり着せられて、少しの間メイドとして働いていたな。思い出したら頭が痛くなってきた。

「あの…僕男ですけど」

「いや君になら似合っているなかと思って」

「分かりました。では、依頼内容は何ですか?」

「メイド服を着て膝枕をしてもらいたい」

男が男に膝枕をするって、この依頼人は趣味が変わっている人かな?















「あの……気持ちですか?」

今僕はメイド服を着て膝枕をしています。承太郎兄やジョセフじいちゃんと比べると背も小さいし、体もガタクもないしむしろ、華奢で女装は何故か似合っている。本当にジョースター家の血統なのか心配なって来た。

「うん……少し硬いけど悪くない」

「少し寝ても大丈夫です」

「では少し休むとするよ」



1時間後


「気持ち良かったけど……悪魔君にも迷惑ことだし、次も頼むよ!」

「分かりました。では」

何とか契約は取れたけど、男にメイド服を着させるって森沢さんは変わった趣味をして人だったな。



次の日の夜

次の依頼者は、レスラー顔負けの筋肉の持ち主だけなら慣れている。問題は服装がどう見ても魔女っ娘の衣装を着ているから可笑しい!コンセプトが真逆だよ!

「悪魔君!もう……宿敵の悪魔に頼むしかないにょん。ミルたんを魔法少女にしてにょん」

「あの…別世界に行ったですか?」

「行ったが断れたにょん。」

「もう行ったのもしかして、魔法使いや魔女にもあったの?」

「うん。白と黒色の魔法使いや紫色の髪の魔女にもあったが、二人とも断れたにょん。だから悪魔に頼むしかなかったにょん」

って行ったのかよ!しかもその二人はまさかね。それよりも、ミルたんの背後にちらっと見えるのはもしかして……

「あのミルたんの背後に何か見えているですけど」

「にょ、悪魔君これが見えるのかにょ?他の人には見えなかったにょ」

「では詳しく、見せてもらえませんか?」

「わかったにょ。ピュア・スイート!!」

やはりミルたんは幽波紋(スタンド)使い方か、見た目は可愛いぬいぐるみをそのまんま具現化したみたいだ。

「凄いな。次は僕の番か、自由の絆(フリーダム・ポンド)!!」

「凄いにょ!!ミルたんと同じにょ!!」

ミルたんが興奮しているけど、怖い。

「君のその力は幽波紋(スタンド)って言うんだ」

「スタンド?ミルたんにも教えるにょ!!」

「簡単に言うと」

ミルたんに幽波紋(スタンド)を説明をした。ミルたんは真剣に説明を聞いた。

「なる程にょ。幽霊みたいのが幽波紋(スタンド)っと言って、幽波紋(スタンド)が傷つくと本体も傷つくのかにょ。」

「魔法少女にはなれないけど、大丈夫ですか?」

「確かに……ミルたんは魔法少女になれないけど、幽波紋(スタンド)を使いこなすにょ。いつか大切な人を守るためだにょ」

やはり幽波紋(スタンド)使いは強い意思を持っていることが多い。ミルたんの場合は魔法が使えなくても、心は魔法少女と同じ物を持っていた。

「ありかどうにょ悪魔君。今度も頼むにょ」

そう言って対価を貰った。その対価は本ひとつで、ミルたんが大図書館の主から貰ったらしい。

後日のアンケートが送れてきて非常に好評だったらしい。森沢さんの場合は『メイド服が非常に似合っているよ、今度もメイド服を着て頼んで欲しい』で、ミルたんの場合は『幽波紋(スタンド)を使って、悪者から守るにょ』の感想だった。部長からは『悪魔は人間と仲良くなりすぎるのはどうか思うけど、貴方の場合は少し純粋なところがあるから心配なの』って言うから、部室の部員(イッセー以外)は苦笑いするしかなかった。




To be continued 
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