勇者って...何?
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第50話 昔話って...何?
昔々あるところに、一人の少年と、1匹の魔獣が住んでいました
いつも野原で元気よく遊んでいました
ある日、住んでいた町に異変が起こりました
最初は町にいた魔獣や魔人の体調が変化しただけだった...
数週間後には、魔獣や魔人は人に襲いかかっていた...
「マロン?なんか大変なことが起きてるみたいだよ、町の中心部で
マロンみたいな魔獣達が人を襲っちゃってたんだって...
なんでなんだろうねぇ?」
「クゥゥゥゥン」
それから何日後かは分からないが...町が崩壊した
その時だマロンと呼ばれる魔獣にも異変が起きた
「マロン!?どうしたの!?」
「グガァァァ」
マロンは少年に襲いかかりはしなかった
町にいた魔獣や魔人は何者かにとりつかれたかのように性格が豹変していたが...
マロンは自我を持っていた
「マロン?大丈夫?」
「グ、グガァァァァ」
「なんで逃げるの?」
少年は走った、自分の力が尽きるまで、それでも追い付けなかった
その日は帰った、泣きながら帰った
2日後、少年のもとにマロンが帰ってきた
「クゥゥゥゥン」
「帰ってきてくれたの...ありがとね...」
帰ってきたのもつかのまとうとうマロンが少年を襲った
「マロン!?どうしたの!?やめ...て...よ...」
少年は儚く散った
その後...1人の人間と1人の魔人が来た
1人の人間の家系は今も続いているらしいが...1人の魔人は...魔獣たちを操った張本人らしい
おしまいです」
「その町ってのは...なんだったの?」
「昔、エルム神殿と呼ばれるものがありました、それを作った国の中心に位置する町だったそうです」
「そうなんだ...」
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