転生旅行
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始まりの物語
ゼロ章
プロローグ[転生]
前書き
生暖かく見下してください
私、烏丸黒羽は目を覚ますと不思議な空間に居た。
真っ白でどこまでも続いている何もない空間。
周りを見ると沢山の人が回りにいることがわかった。
うん、意味がわからん。
周りの人の話しをしているので耳を済まして聞くことにした。
「ここは、何処だ?」
「知らないわよ」
「宇宙人の仕業だ」
「ベントラー、ベントラー」
「婆さん、飯は未だかのう」
「おお神よ」
聞く価値はなさそうだ。
しばらく周りを観察していると、急に話し声が聞こえなくなり、頭の中に直接言葉のようなものが響いてきた。
『人間達よおめでとう、私の世界へようこそ』
『君達は私に選ばれた』
『転生してもらうことになる』
『さあ君達には五つの力を与える』
『選びなさい』
『どんな力でも与えよう』
どんな世界に転生するかもわからないのに何を選べと言うんだ。
せめて現実世界風の世界なのかファンタジー風の世界なのか位は教えて欲しいものだ。
『ふむ、戸惑っているね』
『そうだ、概要を説明しよう』
『君達を転生させる世界は、君達が居ないとどうなるかが決まった世界で』
『君達と言うイレギュラーを入れることによって』
『世界がどのように変化するかを私が楽しむために君達を転生させる』
『力を与える理由は、そのまま送って意味もなく死なれては興ざめだからだ』
『転生させる世界は君達の世界で漫画と呼ばれる娯楽書籍の世界だ』
『名前は確か[HUNTER×HUNTER]だったか』
『精々足掻いて原作を変えてくれ』
『ああ勿論、原作知識の有無により不公平が出ないように』
『転生が済み次第、原作知識は削除される』
『安心しなさい』
『前提条件としていくつか条件が着く』
『一つ、君達は何かしら原作に関わるようになる』
『関わらなければつまらないからね』
『一つ、君達は原作開始まで死なない』
『上と同じ』
『一つ、君達は健康で丈夫な体になる』
『原作と関わらない場所で死なれても盛り上がりにかけるからね』
『一つ、君達の成長に限界は無い』
『精神性で劣っている君達は育たないとすぐ死にそうだからね』
『一つ、君達は言語を理解できる』
『言語習得に時間かけられても困るからね』
『一つ、念に対する知識を与える』
『これが無ければ始まらないからね』
『転生開始までの時間は一時間だ』
『諸君らの健闘を期待する』
正直、今の時点の知識の有無で不公平が出ると思ったのは内緒だ。
精々死ににくい能力を選ぶとしよう。
「神様転生きたー」
「俺の時代」
「もっと平和な世界がよかった」
気が付くと周りの話し声が戻っていた。
「何にする」
「ゲートオブバビロンは外せないだろ」
「踏み台ですね解ります」
「ハーレムか」
「ハーレム要素あるか?」
うん、聞く価値はなさそうだ。
正直、健康と頑丈な体、成長限界無しは与えられる力を消費しても叶えるべき願いだから嬉しい。
五つの力を選ぶとしよう。
一つ目は、全ての系統を100%鍛えることができるようにして欲しい。
二つ目は、どんな能力でも作れるようにして欲しい。
三つ目は、技能習得を一目見ればマスターできるようにして欲しい。
四つ目は、記憶力を良くして欲しい。
五つ目は、上記の力を十全に使いこなせる才能が欲しい。
こんなところか、これで死んだらそれまでだな。
しばらく経つとまた頭の中に直接言葉のようなものが響いてきた。
『さあ時間だ』
『よい人生を』
『皆の奮闘を期待する』
ああめのまえがまっくらにてんてんてん
後書き
正直挫けそう
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