魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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7部 中学生編
3章 夏休み突入
綾ミッドに行く~その夜で
俺は久しぶりに誰もいない場所に来ていた。
転生してからは親が家にいたり
また泊まり先でもなのはや誰か彼か建物内にはいたが、
本当に今日はこの建物内で誰もいない。
生前の自分一人にの時のようだ。
最近は過去のことを思い出さないのが多い
それは俺自身きっと充実しているからだろうと思う。
もう一度人生をやり直せるならと言われたらどちらがいいと言われたら
こちらと答えるだろう。
俺が考え込んでいるときにこの建物内に侵入者アリの警報が俺の頭に響いた。
侵入してきているはずなのにかれこれ1Hぐらいたっている。
俺を探しているが場所は把握できたがどこの部屋かわからないから手あたり次第探しているってところか
3階の部屋に来た瞬間誰がこの場所に来たかわかってしまったので、
部屋を少し開けて扉の後ろで待機
今現在俺が使用している部屋以外は全部屋カギをかけている。
それでこのようにしたらどのような行動に出るかな?
呼び鈴がなっているが今度から取り替えよう、
古いタイプだからかすごく五月蝿い。
「あの~扉開いているからお邪魔します。綾ちゃんいるなら出てきて」
俺は少しだけ気配を消し、呼吸も少しだけにしながら待機
こういう時は盗賊スキルと恭也さんや警防隊の訓練が本当に役に立つ。
声を聴いてやっぱりと思った女性がそこにいる。
その女性が数歩玄関に入ったところで、俺はその後ろに回り軽く羽交い絞めの感じで相手を拘束した。
「誰?」
「ちょ、ちょっと綾ちゃん」
「日本語わからないかな?Who are you?」
「そういう問題じゃないってば」
「Wer bist du」
「もう、本当に怒るよ?」
「ドイツ語でも無理か?ではChi sei tu」
「も~う、なのはです。高町なのはです」
「なぜなのはがここに?教えてないはずだけど」
「フェイトちゃんから連絡があって調べてもらった」
俺はここで羽交い絞めを外した。
最後のはスペイン語だけど
「今度は私が質問する番です。なんでこんなことをしたの?」
「ここって危ない場所なんだよね。教えてないのに見知った顔が来たからもしかしてまた変装かもって、
だからちょっと質問しただけ」
「もう、ここで立ち話?」
「わけにもいかないからどうぞ中へ」
「わ、意外に広い?」
「南條商事へようこそ、してご用件は」
俺はプレジデントディスクに座りそう聞いた。
「今日は友人としてきたんだけど・・・だめだった」
「さっきも言ったけど、なのは達にあまりここには来てほしくなかったかな?本当に治安はあまりよくないんだ。最悪ではないけどね。夜道の女性の一人歩きなんてもってのほかだよ」
「でも・・・必要だったし」
「その時は呼んで現場以外ならなるべく出るようにはするから」
「うん」
おれはなのはを応接テーブルに座らせ、コーヒーを出した
「なのはには物足りないかも」
「ううん、ありがとう」
ひと口飲んでからなのはは質問してきた。
「フェイトちゃんがね綾の背中が悲しそうだったって連絡を受けて調べてもらったの」
「良く場所把握できたね」
「綾ちゃんならって考えたらここら辺になったの。ほら今朝の場所を知っていたから」
「そっか」
「どうしたの?」
「管理局員の上があんなのばかりだと思ったら少しげんなしただけだよ」
「リンディさんやレティさんみたいな人もいるよ」
「知ってるけど…みんなの夢の場所が汚せれてる感じがして」
「うん」
「最後にあの屑なんて言ったと思う?」
「?」
「金か名誉とかなのは達に被害を起こすとか」
「ありがとう、私たちの場所を守ってくれて」
「俺はトラブルを呼びつける体質みたいだ!どこに行っても何か騒動が起きるみたいだ」
なのはは綾が一人称を俺と言い出したことに気付いた。
こういう時の綾は絶対にろくなことを言わないことは長年の付き合いで分かっていたことだった。
戦闘中の「俺」は良い。
格闘もやっているし戦う人だから
プライベートの俺は自分を追い込む感じがしてならなかった。
なのは自身きっと斜め上の発言が来るんだろうと覚悟を決めて聞こうとした。
「ねえ、俺がいていいのかな?数年前のこと覚えてる」
「行き成りだよね、もう5年も知り合ってるのにもっと昔のようだよ。綾ちゃんの言いたい事は覚えてるよ」
なのははきっとあの時のなのは自身綾を離したらいけない存在だと感じた時のことだろうと思う。
最初に戦った時は瞬殺でその後にフェイトちゃんやクロノ君たちが乱入してきたけど一掃されその後でなのは自身防御なしで七鍵守護神を無条件に受け終わらせたときのことを言っていると確信していた。
「私も単刀直入に聞くよ?」
綾はその言葉を聞いた瞬間体が震えてきているのを覚えた。
その後のことを聞きたくないと頭の奥で何度もリフレインしていた。
「な・なのは」
「綾ちゃん私の番だから遮らないで!」
私は綾ちゃんがまた馬鹿なことを考えているのかすぐに分かった。
自分のことになるとすぐに弱くなるんだから
私も何度もそれでいいのかここ数年考えていたことを話さないといけないし、
話さないことにはお互い前に進めないとも思っている。
「一つ確認するね 綾ちゃん私の事嫌い?」
「な・・・なんで」
そんなわけないの知っているはずなのになぜそんなことを聞くのか綾には見当がつかなかった。
「気づいてないんだ、最近綾ちゃん私の顔を見て話さなくなったよね」
「そんなことは・・・」
綾はこれから言われることに、体が拒否するように全身から震えているのをなのはは見逃さなかった。
「綾ちゃん?」
「ふぁふぁい」
本当は綾ちゃんが告白してくれたらうれしいんだけど、どうしようかな
「綾ちゃん、私女の子だよ」
「し、知ってるよ」
「それでもいいの」
「お、俺ははなのはの事・・・・」
「な・何?」
「好きなの」
「好きなだけ?」
下から目の大きいなのはが目を細めてまるで挑発をするような感じで綾を見続けていた。
「・・・」
「もう一度聞くよ綾ちゃんは私に対して好きなだけなのぉ」
甘えたような声を聞いて綾自身頭がクラクラしてきた感覚がある。
ティアが危険を発してないことから今目の前にいるのは本物の高町なのはだというのはわかっているが、なのはがこんな表情を醸し出すなんて色々なことがありパニック状態に陥ってしまっていたがかろうじて保っていた。
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