魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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7部 中学生編
3章 夏休み突入
綾ミッドに行く 釈放
ただいま俺は生前、今世含めて初の牢屋に入っている。
逃げ出してもよかったんだけど調べたららすぐに足が付き、のちのちなのはやフェイトに迷惑がかかることはわかっていたので、
軽いうちに済まそうとしておとなしく捕まった。
騒動で俺のダメージはあの男のパンチ一発分。それ以外はなにもうけていない。
ティアに聞いたところAMF(アンチマギリングフィールド)がかかっているから魔法は使えないのだが、系列が違うから俺の魔法は使用できるらしい。
《ティアなんで捕まっているんだっけ》
《騒乱罪の罪ですね》
《あの男も捕まってるのかな》
《それはないです。此方の一方的な事ですね》
《なのは達来ないよね》
《そう思いですか?》
《要望だよね》
《一つ聴いても良いですか?》
《なに?》
《なぜ私もここにいるのですか?》
《ばれてないから》
《まぁいいか》
《綾様よくないと思いますよ》
このように雑談をしていたら釈放になった。
一日で釈放って早いなっと思っていたら
身元引き受け人って言う人が来たときはビックリした。
てっきりリンディさんかクロノあたりと勝手に思っていたから、
違う人がいたから、
警察の外に出るとその引き受け人が待っていてくれた。
元管理局顧問官ギム・グレアム氏の使い魔リーゼ・アリアだった。
「えっと・・・、ありがとうで良いのかな」
「昨日行きなりお父様からミッドに行ってくれって言われたときはビックリしたわ。詳しいことは聞いてないのだけど」
「管理局の佐官を殴ってから乱闘になっただけ」
「は~何しているわけ?」
かくかくしかしかで説明したら理解してくれたと同時に証拠の動画も手渡した。
ティアがこっそりとっていてくれたみたいだ。
本当に俺にはもったいないデバイスだと思う。
「こんな証拠があったのならなんとかできると思うよ。」
「よろしく」
前方にまだ豆粒くらいの確認しかできてないけれど俺は回れ右をして移動を開始しようとしたけれど、腕を捕まっていた。
「なんで逃げるの?」
「向こうから怒気を感じたから?」
「君は司法に捕まるより、あの子達に怒られた方が効くみたいね」
「はぁ~視認されてるね」
「さすが空戦魔術師、目が良いよね」
「フェイトがいないね」
「あの子は執務官だから、忙しいしんだよ」
「怒られるんなら一気にの方がよかった」
「疑問に思ったことがあったんだけど聴いても良い?」
「まぁ助けてもらったし良いよ?」
「貴方だったら逃げることもできたよね」
「今よりもっと色んな人に迷惑かけることになるかもしれないから」
「それだったら我慢もできたでしょうか?」
「質問2つだけど、あいつはさぁ本当に良いやつだったんだぁ、きっと追いかける時深追いしなければよかったのかもしれないけれど、
市民の平和の為に・・・、頑張った人を貶すなんてダメでしょう。
死者を愚弄するなんてしかも幼い妹がいる前でさ・・・
あいつは超シスコンなのに妹残していっちゃうなんてバカすぎるでしょ、
その妹の前であんな風に言われたならあいつは可哀想すぎだと思ったらアアイウ風になっちゃった」
目の前になのはがいる
「引き渡すわねなのは」
「アリアさんありがとうございます」
「ありがとう」
「またね」
「なのは・・・」
「・・・」
そんなに無視しなくても・・・
「なのはさん」
「昨日はビックリしたよ。行きなりの連絡だったからって時間になっても連絡無いから心配した」
「ん」
「話しを聞いて綾ちゃんらしいなとも思った。」
「いつ聞いたの」
「さっき、リーゼさんとの会話してるときにリーゼさんの魔法で教えてくれたの」
「あのぉ猫娘」
「もうそんな風に言わないでよ」
俺らは少し散歩をしながら歩いていた。
「えっとっさ、今回こちらに来たのもフェイトに紹介したかったんだよね」
「綾ちゃんの彼氏として?私じゃなくフェイトちゃんに?」
「両方とも違う。フェイトってさ、基本執務官のあり方はお兄ちゃんじゃない」
「クロノくん凄いからね」
「出来すぎ君だよね。一つだけに縛られるのもなんかねって、すごい優秀で人がいい人をいたんだそれがディーダさん」
「いつ知ったの」
「たまにさ、私もこっちで仕事いれてるでしょ。そのとき知ったの。もうすごいシスコンで妹が結婚するまでは死なないって言ってたのに・・・・」
なのはが後ろから方を抱き締めてくれたのが嬉しかった。
「昨日もたまたま待ち合わせの場所に行こうとしたら葬式やっていて、
たぶん直の上司なんだと思う。
まだ10才になろうかって言う妹の前で侮蔑の言葉を発していたら頭が真っ白になっちゃって、周囲も止めないし、それであんな大事になった。」
「そっか、反対にね。それで怒らなかったら綾ちゃんじゃないよね」
そうやってなのはは笑顔で返してくれた。
俺はやっぱりこの子を愛していると思った。
理性がなかったら絶対にキスをしていたかもしれない。
「そういえばなのはお仕事は」
「誰かさんが大騒ぎをしてくれたからお休みになりました。」
「あ、ごめんね」
「嘘、先輩や上司になる人は今回の事を知っていた感じだったから護衛もかねてね」
「護衛?」
「結構根に持つタイプらしいよ」
「そんな感じだったね、私留置場であっちは」
「おとがめ無しっぽいよ。綾ちゃんの悪い噂がたってるけれど、反対に良い噂もたってるって所」
「悪い噂」
「葬儀で言いがかりをつけて荒しまう女」
「実際騒動になったしね」
「良い噂が誰であろうとも言葉を発する女性だって」
「興味ないけどね」
「怪我はなかったの」
「一発だけ先に殴らせた以外は無し、乱闘に来た皆様が一番ひどいかも、うっぷんが多かったのかわからないけれど周囲ひどかったから・・・
調子にのって2発目殴ろうとしたかから思いっきり殴り飛ばしたから、カウンターで死ななかったのが運が良いぐらいかな。仕返しは気の回しすぎじゃないかな」
「そうだと良いんだけど」
俺はなのはの頭に手をのせ「ありがとう」言って歩いた。
そのときカメラの音が聞こえたのだが気にせずに通りすぎた。
もう少しだけこの件をしっかり注意しておけばあんなことにならなかったんだろうと少しだけ後悔をしたけれど、今それを知る余地はなかった。
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