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魔法少女リリカル☆イリヤ

作者:マッハ
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VS執行者

 
前書き
イリヤのアラーム買いましたか?自分は買いました。迷うことなくすぐさま。いやぁ毎日聞いても飽きないものですね! 

 
「ふぅ、帰りが夜になっちゃったな」

折角ならもう一夜泊まって行けばいいと言われたが断った。イリヤ達が気になるし人の部屋で勝手やってないか心配だし

「さてと」

玄関を開けようとする...が

「これは...宝具?」

何かの発動を後ろで感じとる
走った
門を開けたらそこは崩れ去ったエーデルフェルト邸と紫色の髪をした女性が真ん中に立っていた。そして

「イリヤ!美遊!クロ!」

倒れてる3人を見て叫ぶ

「また新手ですか。貴方には関係のない事だ。早々に立ち去るといい」

「...たのか」

「なんですか?」

「お前がこれをやったのか!?」

「...えぇ。私が彼女達を倒しました」

俺の中の制御していた理性が吹き飛ぶ

「なら死ぬ覚悟があるって事でいいんだな!」

「その程度の覚悟ができないようでは執行者はやってません」

「ゼロ!手加減なしだ!殺す気で行くぞ」

[...あぁ、お前がそう言うなら付き合ってやる]

「セットアップ」

いつもより赤い衣装、ストロングコロナだ
最初から全力でいく

「っ!」

一瞬で相手の前に出て殴る、すると
相手は両手をクロスさせ防御する

「ほう、これを耐えるとはな」

「なんて..馬鹿力!だが!」

相手が殴り返してくる。拳は青白く光っている

「いいぜ」

拳と拳がぶつかり合う
時に足を出す、相手はそれにすぐに反応し反撃してくる

「ルナミラクルゼロ!」

「分身体!?だがどれか本体に一撃いれれば」

「させると思うか?」

「なっ!?分身しながら別の形体に!?」

二人の俺がいる。一人はストロングコロナ、もう一人はルナミラクル。

「ミラクルゼロスラッシャー!」

「くっ!この!」

一つ一つ叩き落としていっている敵だがそこに

「ガルネイト...バスター!」

「ぐっ!」

擦った程度か、でもダメージを与えられたならそれでいい

「...神に届かぬが故の鎧盾(ウルティメイトイージス)!!」

「鎧を纏った所で!」

俺の左手に纏っていた鎧が集まる

「駄目!宝具を使ったら!」

「そちらが殺す気ならこちらも気兼ねなく殺せる」

敵も何かしている。だがそんな事は関係ない
先に仕留めれば良いだけの話

「神に抗う蒼弓の矢(ファイナルウルティメイトゼロ)!」

「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)!」

「駄目ー!」

美遊の声が木霊する。それは俺に人殺しをしてほしくないからなのか。それとも危険だからなのか
だが俺の前に俺が現れる

「何!?」

斬り抉る戦神の剣を叩き落とし消えた
今一瞬頼むと聞こえた気がした。
見たものが血だらけに見えた
俺はそれに気が散ってしまい射線を逸らしてしまった
敵の後ろで爆発する。

「...チェックメイトだ」

槍先を敵の首筋に向ける

「殺しなさい」

「そうか、なら死」

「駄目!ソウ!殺しちゃ、駄目!」

「....早々に立ち去れ、そして二度と来るな」

「情けをかけるつもりですか!」

「俺はお前に情けをかけたわけじゃない。自分を押し止めただけだ。イリヤに感謝するんだな」

「そこまでよ!ってあれ?」

凛さんがひょっこり出てくる

「あれ?死んだんじゃ」

「勝手に殺すな!」

痛い、空気を読んで欲しいな

「バゼット・フラガ・マクレミッツ。貴女に停戦協定を申し込もうとしたけど、これじゃそんな事する必要もないか。でも味方は多い方がいい」

「何を言ってるのです?」

「これを見て」

「...な!?まさか!」

「そう、こっちは7枚しか観測してなかったのにまさか9枚目なんてね」

「9枚?なら8枚目も」

「えぇ、貴女の目の前の衛宮総刃が倒したわ」

直ぐに俺を睨むバゼットと呼ばれた女性
俺も睨み返す

「あの...9枚じゃなくて10枚目です」

「「....は?」」

「あ、そういやアベンジャーのカードがあったな」

「あんたそういう大事な事は先に言っときなさいよ!」

「苦しい苦しい!」

首を絞められグングンと振られる

「10枚目...」

「地脈の本幹のど真ん中...協会も探知できなかったんでしょうね。カードの正確な場所を知ってるのは私だけ。地脈を探る事ができるのも冬木の管理者たる遠坂の者だけよ。さて...貴女の任務が全カードの回収だとするのなら」

ゴクリと唾を呑む

「コレも数に入ってるんじゃない?」

「事情はわかりました。今回は私の大敗です。まさかこんな子供に殺されかけるとは、ですが一つ...一つだけ聞かせて欲しい。どうやって斬り抉る戦神の剣を回避したのですか?あれは回避できるような物ではないのですが」

まさか回りのやつにはもう一人の俺が見えなかったのか?...

「未来の俺が来て助けてくれたのさ。」

「なるほど、過去に遡るに対してそちらも過去に遡ると、正直に答えてくれてありがとうございます。いい教訓になりました」

....あの時の俺はきっと敵の必殺技を受けて死にかけた未来なんだろう。自分が死ねばイリヤ達が悲しむ、それだけは避けようとしてか
でも俺が1度だけ使える時間超越を使用したんだ。この世界でその使用したという結果が残ってる以上俺はもう時間超越を使えない。でもいい。やり直しなんて本当はきかないんだ。だったら最初から無かった方がいいさ

「帰るかイリヤ、クロ...それに美遊も」

「え?」

「家がこんなになってるんだうちに来たらいい。大丈夫、みんな納得してくれるさ」

「...うん」

どろんこで帰って怒られた、あと美遊の件は泊まる所もないからOKとのこと 
 

 
後書き
神に抗う蒼弓の矢の威力は星を破壊する程度です。ですが今回は力を制御して放った技ですので爆発くらいでなんとかなりました 
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