魔法少女リリカル☆イリヤ
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ドッジボール大会
「なあゼロ、俺の魔力量が多い理由ってあるのか?」
[なんだよ藪から棒に]
「いやなんとなく気になっただけだよ」
俺がSランクもあるのには何か理由があるのか
はたまた偶々なのか
[お前にはな、魔術回路もあるんだ。それがリンカーコアに繋がってるかんじだ。だから魔力量も多いし魔法の才能もあったんだ]
へぇ、魔術回路かー、...!?
「魔術回路!?なんで俺にあるんだよ?」
[んなもん知るか。だがきっとお前の力になるはずだ]
まぁ悪い気はしないな。二つの力を持ってるとか格好いいじゃん
[研究対象にはされやすいだろうがな]
い、嫌だー!だからなんで俺はそうやって解析されたりする側なんだよ!
俺普通の小学生!な!
「どうしたのソウ?」
「いや改めて自分の力が恐ろしいなって感じてな」
「あー、まぁ受け入れたらいいんだよ!その力も含めてソウなんだから!」
「珍しくイリヤが格好いいこと言ってるな」
「やっぱ最近のソウ私に冷たくない!?確かにママの受け売りだけど!」
あー、やっぱり誰かの受け売りだったか。でもなんでアイリさん?まさかバレたとか?
アイリさんなら感づいてもおかしくない。妙に勘がいいというか
「はーい、みんな席についてー、今日はドッジボールをしようと思います!」
ドッジボールをする、それだけで男子が盛り上がる。本当運動好きだな男って
「最後まで残ってた人にはじゃじゃーん!タイガーストラップをプレゼントしまーす」
「い」
(いらねぇ!)
多分みんな思っただろう。というか特注品?どうやって作った?
適当に負けるか
「ねぇソウ!賭けしようよ!」
「なんでだよ」
「最後まで残ってた方が翠屋のケーキ奢りね!」
翠屋とはなのはの両親達が営んでるお店、喫茶店だ。なんでもそこのケーキはおいしいらしい
駅前だから人も集まりやすくて繁盛してるとか
「はいはい、ケーキくらいならいいぞ」
「よし!えへへ!」
なんだ気持ち悪い、何かよからぬ事を企んでるな?まぁいいや。それにさっき藤村先生が席の偶数奇数で決めると言っていた。なら奇数の俺と美遊は....
「なんで美遊がそっちなのー!?」
「知ら管、これはフェアな組み決めだ...よってイリヤ...勝たせてもらうぞ!」
そういって先攻の俺がボールを投げる、勿論イリヤに向けて
「いきなり私狙うとかひどいよ!それでも男!?」
「勝てばよかろうなのだ」
「もう怒った!ふん!」
はっは、イリヤの腕力程度なら簡単に
ドスっと音がして俺の腹に入る
「な、なんだこの重みは!?」
「総刃...イリヤ転身してる」
「え?」
みると髪をくくってる所に羽根があった
あ、あいつ大人気ねぇー!
「イリヤお前フェアプレイって知ってっか!?」
「勝てばよかろうなのだ!だっけ?」
あ、はい完全にキレた。こんな事に怒るのは少々気が引けるがインチキされたらインチキで返す
「ゼロ!魔力全部身体強化に回せ!」
[はぁ!?でも]
「いいから!」
回りは何を言ってるんだという顔で見ている
悪いな、イリヤとの個人的な戦いに巻き込んで
だが負けたらなんか悔しいからな
なのはの言葉を借りるなら全力全開で行く!
「ほらよっ!」
「!?!?、ソウそれは」
「インチキとは言うまい、これでお前と同じ土俵にたった。あとは倒すだけだ」
「ーー!!ルビー私達も全力全開でいくよ!」
[こんな事に魔法少女の力を使わないでもらいたいものですが勝負なら仕方ありませんねドドンといきますよー!]
俺達はラグナロク...もとい戦争を行っていた
勿論いい意味でも悪い意味でも
「らっ!」
「せい!」
「なんの!」
「撃ち落とす!」
はっはっは、回りは既にポカンとした顔になっている。だが!しかし俺達の戦いはもう止められない!
イリヤを狙いながら回りの奴も落としていく
痛いだろうな。スマン。だが勝つまでやめない!
「ふぅ、やっと一対一になったな!」
「はぁっはぁっ!ま、負けないから!」
「スピンボール!」
俺はボールを超回転させる、それはスピードが超遅い、そして急に早くなる
「へぶっ!?」
イリヤの顔に当たるが悪いな。勝負に男も女もな
「ブホっ!?」
返ってきたすごい早いボールに顔面に当たる、このドッジボールに顔面セーフのルールはないだがいくら当たったとはいえ最後に残ったのは俺だ!これで勝利
「大丈夫?総刃君」
....美...美々?
「決まったー!勝者桂美々ー!!」
は、え?ナンデミミサンノコッテルノ?
「美々が影薄いの」
「忘れて...た」
「総刃!イリヤ!」
俺達はあえなくして保健室に運ばれた
そして
「腕が千切れたりしてから来なさい。弄りがいがないでしょう」
ひどい保健の先生だ...
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