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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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7部 中学生編
2章 ディベート大会
  劇が決まったいきさつ2

 アリサが学園町に呼ばれる前日に俺はアリサとすずかはやてを家に呼び出した。

「はい三人とも紅茶で良かったわよね」

「「「うん」」」

「もう安心して普通のティーパックの紅茶だから自白剤や怪しい薬は一切入ってないから」

「綾ちゃん用件はなんだたのかな?」

「一番冷静なのはやっぱりすずかか?用件は前日の茶番の事」

「綾そうはいうけれど、魔導師組はあっちにいっちゃうんでしょ、みんなでやれる最高の思いでを作りたいのに綾にとっては茶番なの」

「アリサみんなでやることは大いに賛成だけど多分不純な動機が隠されてるよね」

「そこまで言うのならわかってるの」

「実はそこまではわかんないんだよね」

「「「は~」」」

「綾それ本気でいってる?」

「なのはちゃんの事で呼んだんじゃないの?」

「それはないわ~」

「なのはとフェイトはあの件に至っては白だから呼ばなかった。
本命の策は劇って言うことだけがわかってその理由が思い付かない」

 3人が俺から少しだけ外れて

「鈍感同士ってどうやって気づかせればいいと思う」

「綾ちゃん鈍感じゃないんじゃない」

「そやけど、あれ気づいてないっぽいよ」

「私の部屋で内緒話は止めてくれる」

「あ~もう綾単刀直入に聞くわね。なのはの事どう思っているの?」

 そのことか、ごまかしはこのメンバーじゃ不可
「好きだけど・・・なんでそんなこと聞くの?みんなの事も好きだけど」

「綾ちゃんわざと言ってるよね」

「はぁ~質問には答えてるよ」

 こんなときは本当にタバコかお酒をしながら話したい。
今の年齢が年齢だからできないのだが・・・
 
「綾ちゃんを責めてる訳じゃないの」

「私にどうしろと」

「なにか手伝えることがないかな?」

「私は・・・・女の子・・・・だよ。これが答えじゃ駄目かな」

「綾のなのはにたいする気持ちってそんなのなの」

さすがにその言葉に俺は切れてしまった。

「はっそれは越えられない壁でしょうか!アリサバカになった。
それに何も知らないくせに勝手ばかり」

「現代社会は同姓でも結婚とか出来るじゃない」

「IQ高くてもお子さまか・・・」

「綾ちゃんもアリサちゃんも言い過ぎだよ」

「そうやなアリサちゃん言い過ぎやで」

「お子さまに教えてあげる、恋愛と結婚は違うんだよ。恋愛は2人だけど、
結婚は両方の家庭が関わってくるって知ってる。
それにここ日本では同性婚は白い目で見られるでしょうか?
さすがにミッドは知らないけれど、多分一般的じゃないよね。
なのははどう思っているかわからないけれど、あのこの性格だと本気で好きになったら構わないっていうと思う。
桃子さん達も気にしないかもしれない。
それは本当に?そこまで考えて私に聞いてる?」

「綾ちゃんごめんな難しい話はおいといて、
そんな将来の事気にしてもしゃいないやろ。私達は純粋に聞きたいだけなんよ」

「私は好きになるかもしれないけれど、そう言う意味で愛することはできない」

「なのはちゃんの気持ちはどうなるんや」

「ごめん、俺も感情を出しすぎた。もう少しだけ友達じゃ駄目かな。
中学卒業までには答え出すから」

 俺は自分では気づかずに涙を流していたらしい。

「綾ちゃん私たちは良いの、時間を伸ばせば伸ばすだけきっとお互い苦しくなると思うの。
落ち着いたら今の気持ちだけでも正直になのはちゃんに伝えてあげてほしいな」

「頭には入れとく、今回の事は、俺も悪かったし、多分きっかけは俺の不用意な言葉から始まったと思う。
金輪際は止めてほしいかな。いくら親友でも人の隠している心まで土足に入って行く権利は無いはずだから」

「その通りや、私たちも結果を急ぎすぎたみたいや、どうする文化祭の事は」

「それはそれこれはこれだよ、賭に負けたからしっかりやらせてもらうよ」

「わるかったわね」

「こっちもねアリサ」

 そういったやり取りをしてみんなを返したんだが数分後
すずかだけが舞い戻ってきた。

「戻ってきちゃった。」

「どうしたのすずか?忘れ物」

「う~ん、忘れ物って言ったらそうなるのかな?もう少しだけ話をしたくて」

「昔からさぁ、俺には弱い人間が4人いたの知ってる?」

「うん」

「質問の答えは?」

「それは、1組は親御さんでしょ、3人目はなのはちゃん、そして自惚れじゃなければ私じゃない」

「正解、フェイトもかなって思った時期もあったんだけどね。きっとあの事件の事を後悔していたからだと思うから」

「すずかなんだけど弱いんじゃなく、きっと親を抜かしたら一番怖いと感じているんだと思う。だから言葉使いを戻した。なんの用?」

「そんな真剣な顔した綾ちゃん見るのってはじめてあったときぐらい」

「すずかの前ではそうかも、色々できるからね」

「もう少し脱線するね、なんで私が怖いの、人と違うから」

「人と違うっていうのなら俺の方が人外だよ、腕もげようか、足がなくなろうが、心臓さえ動いていれば復活するんだから、
いくら夜の一族って言っても再生能力も限度があるでしょ」

「それじゃなんで?」

「いつも後ろにいてサポートしてくれてすごく冷静で物事をしっかり見て急所を攻撃するから、全快の賭けも最終調整はすずかがしたでしょ」

「そっか、戻ってきた理由と質問するね」

「了解」

「綾ちゃん何歳なの?」

「14歳だよ。戸籍調べてもDNA調べてもらってもいいけれどこれは本当。なんでそう思ったの?」

「私たち一族ってねすごい長寿だからある一定の年齢に行くと老けないらしいの。綾ちゃんの洞察力と考え方を踏まえたらそんな考えがよぎったの、確信したのはさっきまでのやり取り、どう考えても私たちの年齢の考え方じゃないから」

「嫌々それ言ったらなのは達みんな中学生の考え方じゃないから、
嘘は言ってないよ」

「変な考えなんだけど、綾ちゃん男性だったの?」

「このプロモーションで生物学上は女性だよ」

「これは昔から思ってたの、もしかして前世の記憶とかあったりするの」

「そんなオカルトって俺たちの存在事態がオカルトか」

「そうね。これもさっきのやり取りで思ったの。綾ちゃんさっき「私は好きになるかもしれないけれど、そう言う意味で愛することはできない」って私たちに言った言葉を推理したらそうなったも」

「怖くないの」

「友達だから」

 俺はすずかをベッドに押し倒して馬乗りの形になった。

「いくらすずかが運動神経がすごくてもそれは潜在能力の上でしょ、もし私が前世の記憶があるとしたら性別は?」

「男性、アリサちゃんやはやてちゃんのいうのはスキンシップの延長上かもしれないけど、綾ちゃんのそれは肉欲もあるから来苦しいのでしょ」

「怖くないの?」

「怖くない、綾ちゃんの目が正常だから」

「もし俺が男の前世を持っているんなら今俺のしたにいるすずかはすごく魅力的なご馳走な気がするけれど」

「でもしないよ」

「結局なにが知りたかったの?」

「綾ちゃんが本気で本心を語って行動したらきっとみんな納得すると思うよ」

 俺はすずかの拘束を解いて、自分の席に戻った。

「血を吸いたくなったら来てもいいよ」

「お互い情欲に身を任せるの?」

「それも一興じゃない」

「なのはちゃんに怒られたくないから」

「そっか」

 俺はベッドにいるすずかをそっと包み込むように抱きしめた。

「ありがとう、俺が好きなのがすずかだったら楽だったのに、これが答えでいいかな」

「ありがとう」

 すっと触れるか触れないかの唇同士の口づけ

「私のファーストキスで今回の件許して欲しい」

「それは貴重なものをいただいたけど、あの刹那な時間でキスなの」

「はじめてベッドに押し倒されたのアリサちゃん達に言ってっも」

「話が面倒になるから止めて、でもこれありがとう」

 すずかが唇を指差しながら

「ごちそうさま」

今度こそすずかは帰ってしまった


 すずかは帰り道ドキドキしながら帰り路を歩いて行った。

 私の方も危なかったんだよ綾ちゃん
夜の一族はある期間欲情する性質があるから、
まだ違うと思っていたけれど初期状況が来ていたみたい。
キスするつもりはなかったんだけどね
結構ごまかされたけど、前世の記憶は持っていてそれは多分男性、推定20~30
今の私たちが13か14だから
たまに保護者目線なのはそんなところなのかな
そういう目線相手だったなのはちゃんが恋愛対象じゃないかと気づいた瞬間に戸惑っている感じ
きっと生前あまりお付き合いした人はいなかったのかな
どんな判断をするかわからないけれどもう少しだけ様子を見てみましょう
 
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