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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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7部 中学生編
2章 ディベート大会
  劇が決まったいきさつ

 修学旅行で帰宅してからの事だった。
なのはが綾を除くみんなに相談したいことがあるからということで連絡を取ったことから始まった。
集まる場所はすずかの家に次の日集まった。
修学旅行の次の日はちょうど休校となっていたし
学校だと綾がいることもわかっていたから相談できるのはこの日しかなかったともいえる。

 全員にお茶が行き渡ると

「なになのは?綾を除いて相談なんて珍しいじゃん」

「うんアリサちゃん、実は綾ちゃんに好きだって言われて」

「え?」

「やっと言ったんやね」

「見てればわかるじゃん」

「よかったねなのはちゃん」

上からフェイト、ありさ、はやて、すずか

「でもでも、きっと友達としてだと思うよ。みんなとは違う感じで言われたような気がして、でも女の子同士だし考えてたらわからなくなっちゃって・・・」

 なのはを外して4人が集まり

「どう思う?」

「なのはちゃんも鈍感やな~」

「恭也さんの妹だから仕方ないかも、お姉ちゃんも結構大変だったみたいだし」

「なのは・・・」

「ちょっとなんで私だけ外れて相談しているの?」

「どうしたいんやなのはちゃんは」

「どうって?」

「なのは、はやては綾とどうなりたいのって聞いてるの」

「私たち女の子同士だよ、先も言ったけれど多分あのときは・・・」

「なのは、綾に部屋で何かされたの?」

 フェイトがなのはの肩を掴んで揺さぶって聞いてきた。

「だから・・・女の子同士だってフェイトちゃん、すこしだけ雰囲気に飲まれちゃって意識しちゃっただけだって」

「綾ちゃんって戦った後ってすごくフェロモン出てるよね」

「すずかもそう思った、あの疑似体験の時も思ったし、パオパオカフェでの戦闘でも感じたんだけど、終わったあとなんとも言えない色気が出ているよね」

「私も思ったわ~、女の子なのに男っぽい色気と女性本来の色気が混じりあってそれで好きって言われたら意識するなってちょい無理な話かもなぁ~」

「そういえばなのはちゃん知ってんか」

「何をはやてちゃん」

「今年のバレンタイン綾ちゃんどれだけもらったのか」

「沢山もらってたような」

「段ボール箱沢山になったって言ってた」

「「「はい」」」

「それ私も聞いた、アイツって去年サッカーやって全国制覇したでしょ、それもエースでプロ顔負けっていう実力と容姿もあってTV放映されたんだよね、そのバレンタインもその影響だったらしいよ」

「どうするのなのはライバルは全国にいるよ」

「だからアリサちゃん女の子同士だってば」

 フェイトは後ろの方でなのはと綾と呟いていた。

「なのは結局のろけ話なの」

「アリサちゃん達が話を変な方に膨らましたんだと思うんだけど」

「ねぇなのはちゃんそんなに難しくかんがえる必要ってあるのかな?」

「どういうことすずかちゃん?」

「なのはちゃんは綾ちゃんのこと嫌い?」

「そんなことないよ」

「好き?」

「好きだよ、でも・・・・」

「なのはちゃんの気持ちはわかったよ、男だからとか女だからって線を引かなくてもいいと思うよ」

「わかったって?」

「言っても納得ができないと思うから焦らなくてもいいと思うの。
ゆっくりと自分に正直になれば気づくと思うよ」

 それでみんなが解散したんだが、アリサすずかはやてが残りなのはと綾をどうにかしようとそれでいて周囲が楽しめれるイベントはと考えた結果出たのが今回の企画で、朝早くに綾を除いて集まってもらって、2人には綾がどれだけ人気があるのかを自分で知ってもらうために今回の企画をたてたといった。


 この騒動の次の日人恨むと穴2つと少し意味合いは違うけれどこの後ふと思ったそうだ。

「アリサ・バニングさん、校長室まで来てください」

 放送が起きた。
これが今回の大きな騒動になるとはまだだれも気づいてなかった。
 
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