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俺のペットはアホガール

作者:猫丸
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その十三「鞄の中身って個性出るよね」

※何故か突然終わった夏休み







夏休みが終わって、始業式を無事に終わった次の日、本格的に二学期が始まる日です。


この日はまだ夏休み気分が抜けていない生徒多くて


「そこ! 髪がボサボサですよ、寝ぐせは朝家で直して来なさい!」


「はいっ、すみませんっ生徒会長!!」


校門の前で抜き打ちチェックを始めて早々この始末です。


「分かればいいのです。さ、お手洗いに行って直して来なさい」


「はーい」


「返事は伸ばさない!」


「はひ!」


男子生徒は逃げるように走り去って行きました。


「……ふぅ」


このホニャララ高校(…名前まだ決めてない)は個性的な生徒が多くて大変です。


美人生徒会長、高浜 律子(たかはま りつこ)だなんてもてはやされていますが、私もまだまだこれからです。


「お疲れっすか? 会長?」


「足田さん」


ひょっこり顔を覗かせる女子生徒は足田さん、私の可愛い後輩です。


生徒会のメンバーではないのに、いつも自ら進んで雑用や私の手伝いをしてくれるとても良い子なんですよ?

困りました…どうしましょう…と悩む間もなく「どうしました会長!?」と、どこからともなく駆け付けてくれるんです。

…でもいつもタイミンクが凄くいいのはどうしてでしょうか?


「…会長?」


「あ、ごめんなさい。少し考えて事をしていたの」


「やっぱり夏休みでの疲れがまだ…」


「それは大丈夫よ! …心配してくれてありがとう、足田さん」


「いえっその自分は会長の役に立てるだけで嬉しいっすから///」


彼女は謙虚でとても良い子なんです。貰うのは私ばかりで…なんだか申し訳ないです。


「あー!! 見てくださいっ会長! あの生徒!!」


「あの生徒…?」


本当は人を指でさしてたいけないのですが、足田さんの指さす方向を見てみると―

 
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