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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――

作者:猫丸
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エドとウィンリィはレンリからなぜ、空から落ちてきたのか聞こうとしたが、だがレンリから『知らない』と言われまったくわからなかった。困ったエドたちは、ピナコに相談してみることにした……
ウィンリィ「それで、全然分かんなかったの。あの子が言うには、このワンちゃんに聞けばいいって言ってたけど、どうやって聞けばいいんだろ?」
ウィンリィは困った顔をして言った。ピナコはキセルを吸いながら
ピナコ「こいつの名は、ブルース。あの子はレンリって言うらしいよ。こいつは犬じゃなくて闘蛇っていう生き物なんだとさ。」
といった。
エド&ウィンリィ「えっ?えぇ?!何で知ってるの(知ってるんだ)?!」
エドとウィンリィはものすごくビックリしていた。ピナコは少し、笑いながら
ピナコ「こいつから、私は聞いたんだよ。」
キセルをブルースのほうにむけピナコは言った。エドたちはまだ混乱していて、まだこの状況をよくわかっていなかった。

エド「まっ、待てよ。犬がしゃべるわけ無いだろ。」
エドは少し自分に向けて言った。
???「俺は、犬じゃない!闘蛇だ。」
どこからか、聞いたことのない男の声が聞こえてきた。エドとウィンリィは顔を見合わせ、さっきの声がどこから聞こえてきたのか、あたりをキョロキョロと見た。
???「まったく、人間のガキは学習能力が無いな。」
今度は目の前から声が聞こえた。エドとウィンリィはまさか!と思い
エド&ウィンリィ「まさか、あなた(お前)が話してるの(か)?」
エドたちはブルースに聞いてみた。ブルースは目を開け
ブルース「ああ、そうだが?」
といった。だがそれが新たな混乱を招き、
ウィンリィ「キャァァァァーー犬がしゃべったぁぁぁぁーーー。」
ブルース「だから、俺は犬じゃない!闘蛇だ!」
エド「待て、ウィンリィ。犬がしゃべるわけない、これは幻聴だ。」
ブルース「何、事実を否定してるんだ!俺がめちゃくちゃカッコイイ闘蛇だということを受け入れろ!」
ピナコ「別に、かっこよくはないだろ。」

それからしばらく経ち……、やっとこの状況が分かったエドとウィンリィ……
エド「でっ、お前たちは何で空から降ってきたんだ?」
ブルース「お前たちに話すことは何もない。」
という会話がここ数分ずっと続けられている。エドが何回聞いても「お前たちは、信用できないから教えない。」と、返ってくるばかり。しびれを切らせたエドは
エド「あぁ、もう。どうやったら、教えるんだ!」
ブルース「なぜ、俺たちにかかわろうとする。そっちのほうがわけわからん。」
エドの答えにブルースは冷静に返す。その返し方が少しだけ大佐に似ているところがエドをイラつかせる。
ウィンリィ「なんか、困っているみたいだったから、私たち助けになりたいの。」
ブルース「別に困ってはないが・・・・・・」
ブルースは少し考え、そして
ブルース「あいつを・・・・・レンリを仲間にできたらおれもすべてを話そう。」
と言ってきた。エドは意味がわからなくて
エド「はぁ?何で、あいつを仲間にしなくちゃならないんだ?」
ブルース「あいつは・・・・・孤独だからだ・・・・・。」

エドは、ブルースの条件をのみ、レンリを旅の仲間に誘うことにした。
ブルースは最後に「あいつは、兄貴に裏切られたんだ。それ以来、あいつは・・・・・。」と言いかけたが「何でもない。」と言い、言うのを辞めてしまった。エドは少しその言葉が気になっていた……



エドとウィンリィが、ブルースが犬ではなく闘蛇だったことに驚愕していたころ、シレーナのっことが心配で、看病していたアルは・・・・・・

アル目線

シレーナ「うっ、うう。ぁあ。」
シレーナは悪夢にうなされていた。その様子は、とても苦しそうでときおり「お・・・とう・・・さ・・・ん・・・・。」と言っている。(シレーナとても苦しそう・・・・・・。お父さんって口にしてるけど、何かあったのかな?)アルは、すごくシレーナを心配していた。そんなとき、シレーナの目から一粒の涙が!(・・・・・シレーナが、泣いてる?)

所変わってここは中央(セントラル)のショッピングモール。ここに、いずれエドたちの仲間になるであろう少女がいた。

???目線

???「うわ~。この服、可愛い~♪買っちゃおうかな~?」
(これ、何センズだろ?えーと・・・・・うわ(+o+)!5680センズ!高すぎ~(>_<)はぁ、また今度にしよ・・・・・・。)???は、店を出た。少し表通りのにぎやかなふいんきに酔ってきたので、気分を直そうと???は裏路地を通ることにした。(ここって、何か暗いしゴミばっかりだな~。)そんなことを思いながら歩いていると、どこぞのチンピラが現われて
チンピラ「ねぇちゃん、可愛いな~。おれとドっか遊びに行かないか?」
と言ってきたが、???は見向きもにもせずにさっさと歩いた。
チンピラ「おい、無視してんじゃねぇ!」
といい、腕を掴んできた!だか???は、チンピラのなんな行動にも動じずに得意の錬金術でチンピラを撃退し、また表通りに戻った。

また所変わって、ここはいっけんの小さな本屋。この本屋はどんな本でも置いていると、有名だが店には本が一冊もなくかわりにたくさんの猫たちがいる。そして今、一人の男性が、店長に向かって土下座していた。

???目線

男「お願いします、ワーディアさん。俺どうしても、由美ちゃんの写真集が欲しいんです!どうか、俺に売ってください!」
(チッ、・・・・もう3時間くらいこの男こうやって土下座してねーか?いい加減、帰らね―かな?)と思いながら、???は推理小説を読んでいた。
男「ほんと、マジでお願いします。ほんと、昆布に誓って。」
(何で、昆布に誓うんだ・・・・。)と少し呆れながら、(写真集売ったらこいつ帰るか?)と思い、男に写真集を売ることにした。
???「ほらよ、これ。あんたがほしがってた写真集。」
男「ぁあっ、ありがとうございます!俺この恩、昆布に巻きつけて一生忘れませんありがとうございました!あっ、これお金です・・・・。ありがとうございました!」
男は嬉しそうに店を出て行った。(だから何で、全部昆布と絡ませるんだ?)と???には、大きな疑問が残った。


エドはブルースが最後に言いかけた言葉を気にしつつ、レンリを旅の仲間に誘うべくレンリが寝ている部屋に向かった。
『ガチャ』
部屋の扉をあけると、さっきまで寝ていたレンリが起きていた。
そして、何やら詩を歌っていた。
レンリ「―――」
この国の言葉ではないようで、エドにはなんて言っているのか分からなかった。
レンリ「?」
エドが部屋に入って来たことに今築いたみたいで、歌うのを辞めなんだか恐怖を感じる笑顔で
レンリ「おはよう、エド。あっ、でも今は夜だから、こんばんわのほうがいいのかな?(^-^)」
と、言ってきた。エドは少しゾッとした。何でかというと、エドはまだレンリに自分の名前を言っていないのにレンリが「エド」と呼んだからだ。
エド「お前・・・何で俺の名前を知ってんだ?」
恐る恐る聞いてみるも、レンリは笑顔のまま
レンリ「あれ?そんなに不思議?自分の名前が知られてるのが。ふふふ、何で私はあなたの名前を知ってるだろうねぇ~?エドワード・エルリックさん・・・・。(^-^)」
といいまるで、怖がってるエドを見て楽しんでいるかのように。

エド「なぁ?俺たちの旅の仲間にならないか?」
エドはレンリの言っていることを無視し本題を切り出した。
レンリ「旅って何の旅?(^-^)」
ニコニコしながらレンリは言った。エドは言うかどうか、すごく考え言うことにした。
エド「元の体を取り戻すための旅だ。」
エドの言葉を聞いた瞬間さっきまで、笑顔だったレンリの表情は一気に喜怒哀楽すべてがない、真顔になった。
レンリ「ふ~ん・・・・・。元の体を取り戻すために私の力を利用すると。」
エド「はぁ?なんだそれ?俺はブルースに言われてお前を・・・・」
エドはすぐに違うと言ったが、今のレンリには何言っても通じないようで
レンリ「嘘だ!ウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだウソだ。ウソダーーーーー!」
といい、まったく話しを聞かない状態だ。
レンリ「お前も、兄ちゃんのように私を利用していらなくなったら捨てるんだろ!」
マジの目(殺意が感じられる目)でそう言った。
エド「俺は、お前を利用なんてしないし、捨てたりなんてしない!」
と言ったが、やっぱり今のレンリには何を言っても聞かないようだ。だが次の瞬間、レンリが飛びかかってきて!
レンリ「死ねー。殺させるくらいなら、こっちから殺す。死ね死ね死ねー。」
エドの首を絞めてきた。
エド「や・・・め・・・ろ・・・・。」
エドも必死に抵抗するが、レンリの力は普通の女の子よりはるかに強く1分もあれば絞殺されてしまいそうなほどだった。このまま絞められ続けると死んでしまう!とエドが思ったその時だった、レンリの胸のあたりが急に光り出した
レンリ「ッ!!!」
エド「なっ……なんだぁ?」
光が消えた後に恐る恐る、目を開いてみるとそこにはっ!!!

レンリ「ふぅ……危なかった……。」
黒髪で紅色の目をした少女がエドにまたがっていた!エドはバシッと少女を突き飛ばし、少女の下から逃げだした。
エド「ゲホッ、ゲホッ……おっ、お前はだれだぁ?!レンリは何処に行ったぁ?!」
少し離れた所から、いつでも武器を錬成出来る体制でエドは謎の少女に向かって言う。少女は一つも表情を変えずに、
レンリ「あの子が闇に覆われていたから出てきた。あのまま、ほおっておいたらお前死んでた。」
と言った。
エド「…闇に覆われた?…出てきた?…死んでいた?…お前何を言って…?」
レンリ「うッ」
突然、少女が胸を押さえて苦しそうな声をあげた。
エド「おい、大丈夫かぁ?!」
慌ててエドが少女に近寄る。
レンリ「あの子が出てくる……私はもう……ダメ……」
少女がそう言い終わると、また少女のの胸のあたりから光が出てきて
エド「ッ!!」
エドはあまりのまぶしさにまた目を閉じた。

エド「……くっ……」
やっと光が収まり、目を開いてみると見の前には
レンリ「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・」
とても苦しそうな呼吸をするレンリの姿があった。
エド「レンリ?!お前、さっき一体どこに?!『ゴキッ』うっ」
突然何者かに後ろから蹴られた。エドの意識はだんだん薄れていく……そんな中苦しそうな声でレンリがこう聞いてきた……
レンリ「ねぇ、エド。エドは誰を犠牲にして誰を守るの?」
と少し悲しそうな表情をして。エドは意識が薄れながらも
エド「俺は、誰も犠牲に出さずに皆を守る・・・・・。うっ・・・。」
エドの視界はだんだん真っ暗になっていき
レンリ「そんなんだ。やっぱり、エドもあの人と同じことを言うんだね。・・・・おやすみ、エド。また明日・・・・。」
レンリが言い終わる前にエドの意識は途絶え、エドはその場に眠ってしまった……

そして、レンリも自力でベットに戻りそのまま深い眠りに落ちた。
――現実でも夢でもこの地獄は永遠に終ったりしないのに――


 
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