勇者って...何?
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第17話 バロンって...何?
「ねえ、バロン、君は、ホントに魔王の幹部?」
「いえ、元幹部です、私は倒されたら卵をドロップしますが、その卵を孵化させた人を主人としています」
「つまるところ、不死身?」
「いえ、不死身というよりかは死者蘇生に近いかと」
「で、君は、魔獣だから、闇属性の魔法にある程度抗体があると」
「はい、そのとうりです」
「じゃあ、頼んだ」
「兄さん、また来たよあいつら」
「今度は魔獣をつれてきたか...」
「倒させてもらうよ、いけ、バロン」
「ワオーン」
バロンのお陰で倒すのは簡単だった、ただ、バロンはちょっと嫌な気分だったそうだ
「バロン、ありがとう...バロンって、その犬みたいな姿のままなの?」
「まあ、マナをめちゃくちゃ使えば人に化けれますよ?」
「じゃあ、やらないでいいよ...」
「幹部は後一人ですか」
「そうだね、でも...次は強いかもなぁ...」
さすがに、魔王を守る幹部が全員弱すぎるのはどうかと思うし...
「あのぉ、僕、幹部を一人倒したよ?倒された二人の勇者と一緒に...」
「やっぱ、そうだ...よ...って、ええ!?ということは...次は魔王?」
「ケンジ、その前に、国王に報告をしておかなくては...」
「まあ、そうだよなぁ...ここからどれくらいかかる?」
「早くて2日、遅くて4日ですね」
「じゃあ、行こうか...」
翌日
「ねえ、みんな、今日は、みんなで散歩でもしない?」
「僕は、服を買いたいなぁ...」
「私は、美味しいものを...」
「わ、私は、魔道具を使ってみたいですぅ...」
「自分は、特にないですね」
「よし、散歩に行きながら、買い物して、今日はのんびり過ごそうか」
「さて、まずは服からだな、みんな自分の好きなのかっていいよ、俺は、ちょっと物を売ってくる」
「では、自分も行きます」
「どんなのを売れば良いのか分からないけど...とりあえず出してみるか...」
「 」...「 」...「 」...
出てきた
「バロン、これ、売れる?」
「魔道具ならどこでも売れますよ」
「じゃあ、売ってくる...へい、おっちゃん」
「なんだい、兄ちゃん」
「これを売りたいんだけど」
「ん...?兄ちゃん、こんなのどこで見つけたんだ?」
「いや、ちょっと探索してたら、神殿?みたいなのがあってな、そこで手にいれたんだが
あいにく俺はマナが少なくてね」
「そういうことかい...魔道具は魔族の一部にしか作れないから高いんだよ...この大きさからいうと
銀貨15枚って所かな」
「ありがとな、おっちゃん」
「こっちこそ、兄ちゃん」
今日俺は魔道具の価値を知った
後書き
ニシカワ ケンジ
種族:人類、異世界人
MP:90
Lv:4
称号:勇者
ギフト:「 」
ヤマグチ ヒビキ
種族:人類 異世界人
MP:70
Lv.5
称号:勇者
ギフト:「召喚」
シーナ
種族:人類
MP:15
Lv:3
称号:冒険者
エリー
種族:エルフ
MP:180
Lv:3
称号:冒険者
バロン
種族:魔族
MP:180
Lv:1
称号:元幹部
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