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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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6部 なのは落ちる
2章 なのは落ちる
  演習

 演習当日
みなさん管理局の服装だが私は、
いつもの上半身は胸下までのシルクみたいな素材でできたつくりでヘソ出しルック
下半身は赤色の超ショートスカートに黒のストッキング
黒のスパッツを装着していったら
怒られて、着替えさせられました。
バリアジャケットではなく特注で作った衣装だったのに・・・
ついでに推薦したなのはも怒られてしまいました。

「綾ちゃんひどいよ」

「私の衣装いつもあれだし」

「バリアジャケットなら仕方ないけど、制服着用って言ってあったのに」

バリアジャケットならいいんだ
いいんだろうなフェイトの新ソニックがあんなにエロくてO・Kなんだから

「あ~なのは違うよ、こいつはお前にアピールしたかっただけなんだから」

「久しぶりヴィータ。なんか悪意があるような気がするんだけど」

「っんなんじゃね~よ、あたしだけかと思ったら綾も呼ばれてたなんて」

最後はどんどんトーンが小さくなっていたが俺は聞き逃さなかった。
やっぱりなのはって天然のジゴロですか
今回の任務は危険度が低いロストロギアが遺跡に発見されたのでそれを回収作業の任務
任務ランクはD
遺跡を発掘していたスクライア一族が見つけて、
本局に連絡されたのが発端
敵もいない、罠もないのでロストロギアの回収だがDランクらしい
ただ何が起きるかわからないので
今回の任数は半小隊(約20人)
うち医療スタッフもいるので実質10数名の探索ってことになった。
不思議にも思った。
医療スタッフ以外は新人ばかりだということ
歩いていてなのはに聞いたら

「うん今回は新人を連れての演習ということで、本来の人数は6人で行う予定だったらしいの」

 ボーイスカウトとガールスカウトの引率みたいだな
それでも異質に見えるのは
私たちを抜かしてみんな大人な人で数人はなのはや私たちを甘く見ている様子
特に私はなのはの友人で遊びの延長上っていう雰囲気って感じ
まぁあの格好で来たらそう思うわなぁ
目的地付近に到着したのは夕方近くになって、
ここで野営することになった。
野営ってここの星を考えてるって言いたい
ここ雪の惑星なんだよね
みんなどこで野営するかもめている。
吹雪いたらこんなの意味なさないし、シップからも遠いからねぇ
多分これも新人演習の一貫なんだろうな
焦っているのは新人ばかりでリーダー格のなのは達6人は焦っていないのが見える。
なのはもヴィータも洞窟がないか探してみるって言っている。

「あぁ~なのはもヴィータも必要ないよ」

 まさかこんなに多いと思わなかったし、こんな場所とも想定外
なのはとヴィータだけっていうのはダメなんだろうなぁ

「おい綾わかってんのか、吹雪いたら一巻の終わりじゃねえか」

「だよね、まぁヴィータの言う通りなんだけどね」

「そういうからには何か手があるんでしょ綾ちゃん」

「ヴィータリーダー達集めてもらえる?」

「あ、ああ」

「なのはは、来た人にこれを渡してもらえる、自分の分は取っておいてね」

「おい連れてきたぞ」

「悪いんだけど、この宝石に自分の魔力を注ぎ込んでくれる」

  周囲ががやがや言っているが率先して

「綾ちゃんが言うんなら」

「だな」

 なのはとヴィータがすぐにやってくれた。
それに続いて全員行ってくれた。
やっぱり8時間ぐらいで切れる感じか
全員がなのはやヴィータみたいに魔力馬鹿じゃないしな
俺はなのはを通して説明した。

「こんな感じで周囲に散らばって」

 俺は中心地にいた。
全員の移動した場所を把握して、その石を地面に突っ込んだ。
同じようにリーダーの人達はその魔力の石を地面に突っ込んだ
準備完了俺は詠唱を唱える

「冬の大将軍がやってくるがすべては去りゆき、春の寝床がゆっくりとやってきて全てを育む」

 詠唱が終了して俺は宝石に手をかざし力ある言葉を発する

床春(とこはる)

 宝石のラインがサークル状となり自分のいた場所に大きなラインが一本立ち上がりここを経由してラインが全て成り立った
スケルトン状の巨大サークルテント見たいのが出来上がった。
この中は20度前後の気温がなっていた。

「この中に入っていれば吹雪でも関係ないから、明日演目ってことは、
多分明日までは吹雪く可能性が低いことだから今日一日ぐらいなら大丈夫」

「なのは私を連れてきてよかったね」

「さすが綾ちゃん」

「前も言ったでしょ、私の魔法は勉学なの、どれだけ強い破壊呪文を持っていてもその場で使用呪文が使えなければ意味をなさないって」

「うんうん」

 これでこのメンバーは馬鹿にしないでしょう。
夜天クエストの時思ったんだよね
野宿を快適に過ごせないかと
あの時のカプセルは使えないし、人数オーバーだしね

 みんなが固い保存食を食べてる間
私たちは温かいご飯を食べた。
あと先ほど手伝ってくれた人たちにはスープをおすそ分けした。
俺のバックはホールディングバックと言い異次元バックになっているそ
の中に色々入れたんだよね
バックの中にバックこちらは保冷剤バックな感じのホールディングバック冷え冷え君この中に野菜などの食材を入れておいた。
食事の準備もし俺達が食べている所に
若い男性局員が私たちの所にやってきた。

「何?、見ての通り食事中なんだけど?」

「なんでお前らだけそんないいもの食べてるんだよ」

「私が用意したんだけど、文句でも?」

「団体行動なんだから全員に出すのが普通じゃないのか、
そうじゃなきゃみんなと同じもの食べるのが普通だろ」

「ごめんね」

「なのは謝る必要ないよ」

「あ~」

「あなたバカでしょ、なのはとヴィータは私の親友だから私が持ってきた食事を分け与えるのはいい。でもあなたたちに分け与える必要はない」

「なんでだよ、団体行動が崩れるだろうが」

「私は食べたいものを持ってきたの、それは個人の装備である。
それに私はそんな固いものは食べたくない。
食事はおいしいものを食べたいしね」

 はたから聞いていればわがまま発言だけどなっと言わんばかりにヴィータが俺を見ていたけれどあんただって嬉しそうに食べてるじゃん

「それがなんで関係ない赤の他人に分け与えないといけないの
私そこまで優しくないし、私は準備をしっかりしてきた、あなたはしなかったそれだけの事でしょ。
それにこの呪文はなのはとヴィータだけだったらほかの手段をしていたのだけどそれじゃさすがにかわいそうだと思ってリーダー格の人にお願いして魔力をいただいたわけ、
その間あなたたちは何も貢献してないよね」

「俺はまだ訓練校出たばかりで」

 男性局員はおどおどとわけのわからん良いわけをしてきたので俺はそれを畳みかけるように突っ込みを入れる。
これも愛の鞭ってやつ

「訓練校出たらもう一人前そんなに欲しけりゃ、乞食のように土下座するか
私に勝ってから言いな」

「女だと思って」

「はぁ~なのは、ヴィータ」

「「なに」」

「男って女性や子供が言うと女のくせにとか子供のくせにっていうんだろうね。
一夜の恩も忘れるなんて犬畜生に劣るよね」

「てめぇ」

私はソーセージを食べながら少し移動してから、その職員に手招きをする

「ゲームだ、私にヒットで来たら食事を提供してあげるよ」

「これでおしまいだ~」

シューター3つ飛んできたので、俺はダッシュをして相手の魔法をシールドで受け、当然だが新米クラスでは壊されるわけがない
むらぐら捕まえて投げ飛ばし、その男の腹を踏みながら言ってやった。

「女だから何?」

「はいはいそこまで、もう勘弁してやってくれ、南條君」

 いきなり時空モニターが開いた。
多分リーダー格の人が指令に報告したんだろうなぁ
今からが良いところだったのに

「今からですよ、女だからとか新米だからとかそんなの現場に来たら意味ないじゃないですか、そんなお馬鹿さんは今からじっくりと骨の髄まで知らしてあげなきゃ」

 倒れている奴に殺気を食らわせると、泣きながら、小水やいろいろ流していた。

「ゆ・ゆるして」

「は~っ解りました」

 これ以上するといじめになっちゃうかな
戻るとなのはに怒られた。
理不尽だ

「綾ちゃんやりすぎだよ」

「あたしもさっきの言い分には賛成だな、新人だろうと何だろうと前線に出たら関係ないもんな」

「もう」

 それにこれを用意したのはなのはの疲労回復のためでもあったしね
それをどこの馬の骨ともわからないやつにあげないといけない。
流石に食材は有限だし
作りゃ済む話なんだがそこまでしてやる義理はない

 次の日になって準備中に俺は聞いてみた。

≪ティアなのはの体調は?≫

≪私は医療中心ではないので詳しくはわかりませんが、よくはないですね≫

≪帰ったらシャマルさんに健康診断してもらおうか≫

≪それがいいと思います≫

≪ヴィータ≫

≪あんだよ≫

≪この演習が終わったらなのはをシャマルさんに見てもらいたいんだけど橋渡ししてもらえる≫

≪綾も気づいてたんか、そんなことなら任せておけ≫

≪助かる≫

≪あめえが回復呪文すればいいじゃん≫

≪数年前の私の鬱事件の時に大きい回復呪文が使用不可になったの忘れたの≫

≪あ~あったな、あの黒歴史、まさかなのは以外全員伸されるなんて黒歴史だ≫

≪それは私にとってもだよ≫

≪まだなのか≫

≪まだだねぇ≫

≪なら、ないものねだり言っても仕方ねえ、頼んでみるわ≫

≪ありがとう≫

≪礼を言うのはこっちの方だ≫

≪何か言った?≫

≪なんでもねーよ。そろそろ行くぞ≫

「何事もなければいいね」

「そうだねなのは、起きるの早くなったよね」

「私はお寝坊さんじゃないよ」

「知ってるヴィータ、なのはって私が海鳴に来たとき」

「あ~、そういうこと言うんなら私も綾ちゃんの弱みを言っちゃうよ」

「私に弱みなんかないよ。私強いから」

「なら母の日の話とかお弁当の話とか」

「なのはさん」

「何?」

「私が悪うございました。もう言いませんから許してください」

「うん」

 そんな遊びをしていて準備が終わったみたいだから、
床春を徐々に解除
そして30分後に遺跡に入った。
本当に掘り崩した後だったので何事もなく箱形のロストロギアを確保
ガーディアンが出てくるかもしれないと思ったがそれもなく
その可能性があったので管理局に依頼があったともいう。
見ていてやはりなのはは完全には集中しきってないように感じた。
多分本人はしてるつもりだと思うけれど、それになのは隠すの上手いから気づいてるの幼馴染しかいないのも問題点
何のために後ろに医療スタッフが随行しているのやら
こちらがなのはに行っても多分大丈夫・大丈夫って言って拒否られるのもわかってるし、でもこれで帰ったらリフレッシュ休暇させるからあと少し感ばりますか
ダンジョンから出て少し歩いていたら昨日の男子局員が前をふさがった。

「おい南條。俺が怖くなかったら前に出て来いよ、
あれだけ恥をかかせてもらったんだからタダじゃおかねぇ」

「こりないよね」

あれは俺のせいじゃなく自ら招いた失態だろうか
俺はその職員のほうに歩いた。
その男子局員は

「これでおしまいだ」

一つのスイッチを押した
その時悲劇が起きた・・・ 
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