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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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5部 Sweet Songs Forever
1章 香港国際警防隊
  その夜

 夕飯はおいしい中華をいただいた。
やはり本格中華を食べないとこちらに来た意味がない。
ビックリしたのはこちらの女性ってチャイナドレスを着た人が多いのかなって思ったらほとんどいなかった。
日本の着物と同じなのだろうか?
少し残念だと思った。

 食事に来ているのは俺と恭也さんと美由希さん、今回の保護者美沙斗さんに今回の練習相手の責任者のおじさま名前はジェフさん。

「何人かケガさせちゃいましたね。出来る限り急所は外したつもりなんですが」
 美由希さんたしか無傷の人っていたっけ?

「何人かっていうよりは骨折10名、傷数十人、無傷で済んだものはいないよ」

「すみません」

「ジェフ、あまり自分の娘をいじめないでくれ」

「ただまぁ、再起不能になるものはいない」

 その間俺と恭也さんは黙々と食べていて、恭也さんは俺や美由希さんにお皿を渡してくれたりしておお助かり
一流のレストランだけあっておいしい
食べてるときぐらい生臭い話やめればいいのにね
これも職業だから仕方ないのかな

「彼らにはいい教訓になっただろう。
自分たちの戦法が通じない相手がいることをがね。
香港国際警防隊に神業ののソードの使い手がいるとは聞いていたけど」

「母さん有名人?」

「どうだろうね」

美沙斗さんはそう言いながら優雅に肉を食べてらっしゃる。
食べている時でも隙が無いんだよなこの人たちって
本当に現代人なんだろうか?

「その弟子たちまでこんなに腕がたつとはね!」

「弟子ではないです。娘に教えたのは私の兄と彼だよ」

「彼の方がマスター?」

「彼は兄の息子で別に修行をしました」

 確かに士郎さん昔の古傷でやり方は教えれるけれど、実践はもうできないって言ってたっけ

「流派は何と言っていたっけ?確か・・・」

「小太刀二刀御神御流です」

「私は御神正統で兄と母が御神不破流です」

 そうだった。
美由希さんのお父さんが御神の正統後継者だったから美由希さんはそうなるのか
士郎さんはその裏の不破流だったっけ。
うんなんか今回はとらハ3の復習のような気も
あれでもこんな話あったっけ?

ジェフさんがだったら君は?感じで俺のほうを見ていたので

「私はたまに出稽古でお世話になっているんです。流派は無いです。
教えてくれた人がいろいろ知っている方でしたので・・・」

「なるほどな」

「3人とも香港国際警防隊に入るのかね」

「私はまだ将来の事は考えてません」

 俺の場合は小学生だしね。
本当の事は言えないだろう。
言ったらどうリアクションするか知りたいけれど、やったらだめだろうなぁ

「私はまだ大学生ですし、兄は家業がありますから」

「稼業?ヒットマンかそれとも剣道の道場かね」

 俺たち4人はお互いを見ながら含み笑いをした。

「喫茶店の店員なんです」

「なんと」

そんなこんなでおいしいご飯を頂き、帰り道に

「恭也今夜悪いんだが美由希を貸してもらってもいいかい」

「もちろんです」

「何母さん?」

「迎えに行くから」

「綾さんごめんなさい」

「気にしないでください」

 なぜこうも気にしてくれるかというと、美沙斗さんは俺の年齢を知っていたからだ。
流石に伝えないといけないらしくて士郎さんが伝えてくれたみたい

「親子水入らずで行ってらっしゃいでいいのかな」

「君はいい子だね」

「いい子ですか?ん~ありがとうございます」

「兄さんから聞いている。明日いろいろと聞いて回るがいいよ。隊のみんなに入ってあるから」

「はい。ご迷惑をありがとうございます」

 そして次の日
恭也さんは別行動の練習しに行っている最中にまず美沙斗さんから話を聞いた。
御神の爆破事件の事
復讐者になったこと
それを止めたのが恭也さんと美由希さんだったということ
そして今に至ること

 基本とらは3の内容だけど、ゲームで知るより実体験だからかすごく心の中に入ってくる。
ユンファさんも紹介されて
(ロン)にいたこと
高校のときに救われたこといろいろ教えていただいた。
一応この方とらハ1に出てきたヒロインだっけ?
とらハ1ってあまり記憶がないんだよなぁ
確かとらハ2が一番古くて1年後が1で2の7年後が3だったはず。

 このようにここにいる大半の人たちは、
普通の人が体験出来ない闇を持っていてそれを前向きに持っていき、
この世界を護る集団だということが分かった。
俺は自分の話も聞いてもらってたくさんのアドバイスをいただいた。
でもみなさんこうしたらいいとか決めつけではなく
これも一例俺がいいと思ったことを後ろに引かず信念もって行えば大丈夫だと言ってくれた。
どのような選択しても後悔することは人生の中であるかもしれないけれど、その中で受け止めれる結果を取ればいいとも言ってたっけ
聴いてくれてあと嫌な顔しずに話してくれて本当にすごくうれしかった。
余談だが美沙斗さんに隠密行動ができるのに使用しなかったことがばれて少し注意も受けた。
自分のできることできないことを把握しとかないと危ない
もし俺が危険な道に入ってくるのならそれは絶対だということ
そりゃそうだあの時思い出していればもっと楽に事を進められたのに
どうも最近脳筋だったんだなぁと反省
事件は帰宅予定の一日前に入った。
美沙斗さんから恭也さんに連絡が行き、美沙斗さんのマンションに恭也さんは
誰かに連絡をしてその後で内容を教えてもらった。

 それはイギリスに拠点を置き、世界一有名らしい音楽学校・・・
クリステラ・ソング・スクール。護衛するのは、そこの校長さんだ。
誰かいたはず・・・誰だったっけ?
会って話を聞かないと思い出せない。
美沙斗さんの時もそうだったし・・・
なんかフィルターがかかってる感じ
風都では若菜姫が有名人だったからなぁ
えっと教えてもらった内容はと
世界で貧困に喘ぐ人達のために、チャリティーコンサートを、
世界ツアーという形で開いたりしてる・・・そうだ。
チャリティーってあんまり興味ないんだよなぁ
歌手も若菜姫ばっかりだったし
もちろん、出演者はそこの学校の卒業生さん。
その人達も世界的に有名で実力派な方々ばかり。
なので、相当額の寄付金が集まり、それで実際に救われる人達も多いとか。
・・・とにかく、そんな慈善事業の校長が、現在・・・何者かから、
脅迫を受けているらしい。
その校長は心当たりが無い。
そして、世界規模でのチャリティーコンサート・ツアーの開始が、
間近に迫っている。
そんな大事な時期に、校長という役職の人に何か起こってはマズイ。
警防に話が来るってのはわかるとして、それが恭也さん達になんで回ってきたんだろ?。
確かに恭也さんは護衛の仕事もしてたような気もするけれど・・・
俺もそれに付き合うことになった。
理由は簡単。恭也さんに聞かれたから。
行くか帰るか
実力が無理なら強制に帰宅だけど、
そう言ってくれたんなら行くことに決めた。
護るってなんだろう。
俺はそれを知り体験しないといけないと思った。 
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