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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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番外編2 風都での出来事
風都での出来事
  おやっさん

 俺が向かった先は、風都風花町一丁目二番地二号「かもめビリヤード場」
目的地はここの2階そこには鳴海探偵事務所があった。
俺はかって知ったるで、上に行きノックをしてあけると、
白いスーツを着ていた男性がこちらを見た。

「久しぶりだな綾、昔語りに来たわけじゃないな。どうした血相を変えて俺に相談か」

「おやっさん、お母さんが誘拐されたどうしよう」

「栞が」

「う・うん」

「わかった、そのときの状況を教えろ」

 俺は記憶のある限りしっかりと教えた。

「少し待ってくれ、必ずお前の母、栞は助け出す」

 そういって愛用の帽子をかぶり外に出て行った。
俺もぐずぐずしていなくて魔眼(千里眼)を飛ばした。
きっと風都外には出ていないにしても風都全域を探すとなると結構手間がかかる。

[綾様私のほうも引き続きサーチをしていきます]

「よろしく」

 誘拐犯生きて帰れるなと思うな
それから1時間ぐらいでティアから報告が入った。

[見つけました。でも鳴海探偵も現場に向かっているようです]

「何だか嫌な感じがする俺も行く」

 気配探索でこの付近に人の気配をしないことを発見して

「変身」

 俺はKOF上位の綾になった。
もう何回目かのお約束
町外れの工場に着きました。
小悪党の考えることは皆一緒なのだろうか
俺は盗賊スキルで忍び足と気配消しで中に入った。
ティアが言うにはこの先の部屋にいるとのことで中に入ろうとすると話し声が聞こえた。

「来るんじゃないぞ!!
しおりんがやっと俺の手元に来たんだから」

 40代のおっちゃんがおやっさんに向かって何か言っている。
生前の俺の年齢のおっちゃんが何をしているんだと突っ込みたいぐらいだ。

「お前の望みは何だ」

 おやっさんが犯人を刺激しずに隙をうかがいながら話している。

「あのブラウン管のしおりんが俺の手にそれを邪魔するやつは許さない」

 その後ろに俺のお母さんが捕まっている。

「鳴海先生すみません。ご迷惑をかけて」

「気にするな栞。娘の綾も心配している」

「俺をはずして会話を盛り上げるな。
俺はしおりんさえ手に入ればいいんだよ、悪いことは言わない。この場の事は忘れてどこかに行きやがれ。
いやお前はしおりんと仲がよさそうだ、変な虫は俺が退治してやる」

 おっちゃんは鉄パイプを持ちおやっさんを殴りに行ったが、それをサイドステップでかわしながらのハイキックをしておっちゃんを吹き飛ばした
格好いいと俺自身思ってしまった

「それでおしまいか、なら栞は返してもらうぞ」

「くっ威勢がいいな兄ちゃん。俺は人間を辞めるぞ!!」

 おっちゃんがUSBメモリを取り出して左首に刺した。
もしかしてガイアメモリ
Wがいないのになぜ?
みるみるくもの形をした人間になっていった
クモ男って仮面ライダーの1話の怪人じゃなかったっけ?

「まさかもう一度そのドーパンドに会うとはな」

 おやっさんまさかドーパントを知っているのか?
これも俺の知っているWじゃないのかもしれない。

「きゃ~っ」

お母さんが悲鳴を上げて気絶をしてしまった。
普通は気絶するわな
ただでさえ蜘蛛って生理的に苦手な人多いし

「俺は仕事にガイアメモリを使用しないのがポリシーだったんだが・・・」

 おやっさんも胸ポケットからUSBメモリを取り出しボタンを押した

「変身」

おやっさんの腰の辺りにごついベルトが現れメモリをベルトに刺した
その瞬間
骸骨をモチーフにした仮面ライダーが現れた
そして彼は帽子をかぶりなおす
仮面ライダースカル
相手に指をさして
「さぁ、お前の罪を数えろ」

 そんな俺はおやっさんが戦っている最中にお母さんのそばに着いた

「ティア、お母さんにサーチ 何も無い」

[綾様何も無いみたいです]

 お母さんの様子を確認している最中におやっさんの方からその時機械音が聞こえた。

「スカルマキシマムドライブ」

 宙に浮い紫色のどくろの形をしたおやっさんがけり出して相手に当たった。
おっちゃんの体の中に入っていたUSBメモリが飛び出して壊れた

「・・・し・・・お・・・り・・・ん」

 その言葉を発しおっちゃんは倒れた

「う・・・んん」

「気がついた」

俺も立ち去るわけには行かず、おやっさんが変身をといてこちらに向かってきた。

「あなたは?」

「大丈夫か栞?」

おやっさんがこちらに来ておふくろに声をかけてきた。

「鳴海先生もありがとうございます」

「お前の娘に頼まれてな、無事で何よりだ、君は」

「綾と言います。廃工場にバンが止まっていたので何事かと思い見にきたらこの状況で」

「そうか」

 お袋は俺をじっと見ていて、どうしたんだろうと思った。

「なら戻るか」

「では私はこれで」

「ありがとう綾ちゃん来てくれて」

「いえこれで」

「娘も心配しているだろう戻るぞ」

「はい」

 俺はすぐさま出て、転送呪文で戻る
それから十数分後おふくろとおやっさんが帰ってきた

「お母さんお帰り」

お母さんが俺を抱きしめて

「ただいま綾ちゃん、ありがとう」

 その言葉にドキッとした瞬間

「綾ちゃんが鳴海先生の所に相談してくれたおかげでこんなに早く開放された」

 あぁ正体がばれたのではなくおやっさんにお願いしたお礼かな?

「おやっさんありがとう」

「あぁ、お互い無事で何よりだ!」

「そうそう綾ちゃんそっくりな子が助けに来てくれたのもびっくりしたよ」

「そ・そうなの」

「たしかKOF上位ランカーの綾さんね。綾ちゃんとそっくりさんでびっくりしたわ。名前も同じだしね」

「何が原因だったの? アリサの所やすずかの所みたいに誘拐するほど大きくないし
お母さん綺麗だから、そっちのほう、それともお父さんに対する恨み」

「栞はな、綾のお母さんはな、お前が生まれる前この町初の芸能人だったんだ。今回はそのファンが犯人だ」

「知らなかった~」

 うちの親が元芸能人というのは本当に知らなかった。
基本興味が無いから・・・

「芸能より、お父さんと綾を取っちゃったんだよね。
あの時は凄い騒動だったよね」

「あぁ」

「鳴海先生。もうそろそろ帰らないといけないから」

「久しぶりに元気な栞を見れてうれしかったぞ。今度は南條つれて遊びに来い」

「はい」

「おやっさん本当にありがとう」

「あぁ元気でな。また遊びに来い」

「ん」

 歩いて駅に向かう途中まさかあんなこといわれるなんて思いもしなかった

「ねぇ綾ちゃん。私達親子だよね」

「どうしたのお母さん」

「あの綾さんと綾ちゃんって雰囲気もそっくりなのどうしてかしら」

「気のせいじゃない」

「そうよね、
でも最近あの町に引っ越してから綾ちゃん色々と何かやっているのは知っているけれど、しっかりしていても心配はするのよ親ってあまり無茶しないでね」

「ん、ありがとう。でもお母さんが芸能人って知らなかった」

「国民の妹とか言われてたよ」

「それでよく結婚したよね」

「お父さんと恋をして、あなたが産まれたんだから」

「え・・・」

「私出来婚なんだよね」

「うそ」

「結婚したいなぁとは思ってたんだけどね、綾は知らないかもしれないけれど、昼にも言ったけど、生まれたときにちょっと騒動があってね」

 それは親戚やらで聞いたほかの男の子供じゃないかというふざけたものだね

「あの人だけは信じてくれたけど、ほら芸能人って隠れてばれなければO・Kみたいな感じがあるじゃない。そんなのが嫌だから白黒はっきりさせたけどね。
誘拐されて、まさか初恋の鳴海先生に会えるとは思わなかったなぁ」

「そうなの」

「格好いいもん、既婚者だけどね」

「うそ」

「綾ちゃんも気になってたの、あの人は普通の人がいいよね」

「ん?」

「綾ちゃん詳しくは聞かないけれど、言えるようになったらきちんと教えてね」

「うん」

 そうして少しだけ波乱があったショッピングも無事終了
次の日沢山の服やアイテムが家に配送されて、
やはりお父さんからお母さんは怒られていました。
限度を超えすぎだと。
笑いながらだから一応言っただけなのかな
 
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