心桜「つっちゃー。あたしたち『ココナッツ』宛に、お便りがきてるよ!」
七夏「わぁ! お便りですか?」
心桜「早速、読んでみよう!」
七夏「はいっ☆」
心桜「えー、なになに。『私、好きな人が居るんですけど、その人とは友達みたいに仲良くて、気軽に話せるんだけど、好きって言っても、本気で受け取ってもらえません。どうすれば本気だっていうキモチが伝わるでしょうか?』・・・あれだね。友達以上・・・で」
七夏「こ、恋人未満・・・」
心桜「友達異常なんじゃないの!?」
七夏「こ、ここちゃー!」
心桜「だって、本気で好きだって告白しているのに、それに気付けないなんて、感覚がどうかしてる・・・従って異常! 以上!」
七夏「まじめに考えようよ・・・」
心桜「あはは。ごめん。じゃあ、まじめに本気で考えるよ」
七夏「はい☆」
心桜「まず、その相手に『私、好きな人が出来ちゃった』って真剣に伝える」
七夏「それで?」
心桜「伝えた相手から『好きな人って誰だよ!?』って、本気で問われたら、脈ありっていう事」
七夏「本気で問われなかったら?」
心桜「恋人未満のまま・・・かな」
七夏「そ、そんな・・・」
心桜「あ、でも、仲良しの友達に好きな人が出来るって言うのは、結構ショック大きいと思うから、間違いなく本音が聞けると思うよ。いつまでも、悩み続けるのは良い事だとは思わないから。頑張って!」
七夏「なるほど☆ ここちゃー凄いです!」
心桜「次のステップ『恋人以上、花嫁未満』へ進む為には、大胆な行動も必要!!」
七夏「は、花嫁未満!!!」
心桜「ん? つっちゃーどしたの?」
七夏「えっ? な、なんでもないよ」
心桜「じゃあ、早速実践してみよう! つっちゃーは、お便りの女の子さん役ねっ!」
七夏「えっ、えぇ!?」
心桜「はいっ! スタート!」
七夏「えっと、わ、私・・・好きなひ」
心桜「ごめんなさいっ!(脊髄反射!)」
七夏「こ、ここちゃー! まだ最後まで言えてないよ・・・」
心桜「これは、私たちの予想通りに事が進まない可能性も考えられる訳で・・・」
七夏「でも、私はお便りの女の子さんの想いが伝わるように祈ってます☆」
心桜「それは、私も同じだよ! 真面目な話、友達以上で、しかも『好き』って言えてるんだから、つっちゃーよりはるかに前進していると思う」
七夏「素直に喜べないのだけど・・・(待ってるだけじゃ進まない・・・か・・・)」
心桜「何よりも恋するキモチが一番大切だと思う私たち、心桜と七夏。『ココナッツ』でしたっ!」
七夏「・・・でしたー・・・はぅぁー」
幕間二 完
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幕間二をお読みくださり、ありがとうございました!
本編の方も、どうぞよろしくお願い申しあげます!