魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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4部 闇の書事件
2章 新たなる力
手紙
海鳴に帰ってきて約1週間ぐらいたった日にそれはやってきた。
俺自身も忘れていて一生の不覚を取った気がした日だった。
フェイト自身も転入してはじめぎこちない日々だったが、少しずつ慣れてきている感じがした。
今日は12月というのに久しぶりに温かい日だったので屋上で弁当を食べようかという話になりそこで食べることになった。
俺がちょっかいを出さなければあんな恥ずかしい出来事を味合わなくて済んだのかもしれない。
「本当にフェイトは可愛くなったよね。素直に喜ぶ姿とか、旧友との会話でのやり取りとか、ビデオメールなんて可愛いなぁと思ったよ」
「え、えっとね、綾にも出そうと思ったんだけど、海鳴にいないって聞いて」
少し意地悪そうにフェイトに問いかけてみたら少しおどおどしだした。
「ホントだよ・・・えっとね」
「くすっ怒ってないよ。表情が豊かになってよかったと思ったのと以前より可愛くなったぁと思っただけ」
「もうからかうの禁止」
「ごめん本当にそう思っただけだよ」
ふいに嫌な感じがして俺とフェイトのやり取りを見ていた3人娘の雰囲気が変わった気がしたので、嫌な予感がしてそちらに注目した。
「可愛いねぇ」
「アリサ、フェイト可愛くない?」
「可愛いと思うけれど綾も十分可愛いと思うけれど」
「なんで私?」
「ねえすずか?」
「うん、アリサちゃん。綾ちゃんが可愛いのは知っていたけれど、今回の事は本当にいいと思ったよ。」
「ごめん、二人とも何の話を言っているの?ねえなのは」
後ろからぱふっっという感触がした。
「な・なのはさん」
いきなり抱き付かれたら流石に焦るってば・・・
後ろからいきなり手紙を出された。
どこかで見た記憶が・・・
嫌な予感・・・
「なのはその手紙は何?」
「フェイトちゃん綾ちゃんってね。可愛いんだよ」
「綾が可愛い、格好いいじゃなくて」
「うん、フェイトちゃんこれなんだと思う?」
「手紙だよね」
「うん、実はこの手紙誰からのだと思う?」
「もしかして」
「うんフェイトちゃんその通りだよ」
「あ~!!」
「綾もやっと気づいたの」
「私、急用思い出したから・・・」
俺自身後ろ右になり帰ろうとしたら退路を防がれてしまった。
「えっとみんなが持っている手紙って何かな?なんでなのはだけ2枚あるの?」
「はい、これフェイトちゃんの分だよ」
「へ?でもなのははここにいるよね」
「ふふえっとね、フェイトちゃん差出人を見てみて」
横からすずかが差出人の事を伝えたのでフェイトは言われたように差出人を見たらそこには南條 綾と書いてあったので、すぐさまフェイトは綾の顔を見たら綾自身恥ずかしそうにそわそわしていた。
「これ、綾が出したの」
「・・・」
「もう約1週間も顔を合わせているのに手紙が来たんだけど、どういう返事をすればいいの綾?」
綾がバツが悪そうに黙っていると同時にアリサ自身そう言う風に言われたので改めてえっとっていう感じになっていた。
「仕方ないでしょうが、まさか私自身もギースさんがなくなって、日本に帰国なんて予想がたたないじゃない、ひと段落下から手紙を書いただけで・・・帰国の準備やら何やらで忙しかったんだし・・・」
「言うわけで、みんなでこの手紙を読んでみない」
「アリサ、私を恥ずかしさで殺すつもり」
「でも綾ってば秘密主義すぎるからこれに懲りて言ってもらえると嬉しいけれど」
「善処する」
フェイトは手紙の封を切り内容を見て読んでいたら涙が出ていたので、綾たち全員驚いていた。
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