詩集「Variationen」
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
夏が見た幻(ユメ)のカケラ
いつも通りの毎日
ただ何となく遣り過ごして
何も考えたくない…思い出したくもない
自分のリズム崩されるようで…
初夏の光
流されるように生きている今なんて
結局何も残せないただの戯言だよね?
まだ見えない未来…蒼空に見た
時として人はとても愚かしい
多くの迷いがあるけど信じていたい
矛盾した心さえ…とても愛しい
夏が見た幻(ユメ)のカケラ
一つ一つ拾い集めて太陽に翳す
キラキラと透き通る光の渦に
堕ちてゆく想い…なぜか心地良い…
過ぎて行く時の中
思い通りなんて何もない
文句ばかり並べ立て
夏空眺めてる
目眩さえ覚えるような sun shine
容赦無い光の剣
熱さにうだる大地
陽炎に纏わり付かれた
アスファルトの溜め息
憩える木陰は…未だに見つからない…
夏が見た幻(ユメ)のカケラ
ユラユラと川底に揺らめいて眩しく踊る
ただすれ違うだけの僕と君に
怒っているように感じるのは気のせい?
夏が見た幻(ユメ)のカケラ
一つ一つ集めて太陽に翳す
キラキラと君の笑顔が眩しくて
ギュッと君を抱き締めたくなるよ…
夏が見せた淡い幻(ユメ)のカケラ
ページ上へ戻る