詩集「Variationen」
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君、想う
偶然なんて ありえない
奇跡なんて 起こらない
この燃える気持ち 伝わらない
僕のことなんてお構いなしさ!
この気持ち掴みきれない混沌(カオス)のよう
永遠に触れることの出来ない君の温もり
僕はこの腕の中 夢に見る
いつかきっと、なんて関係ない
ただ君がいないだけ…
淋しさと不安の中
涙と孤独を抱いたまま
僕はただ一人 日々を過ごす…
凛とした朝焼けの中
ただここに君はいない
それだけが僕にとっての真実
どんな清らかな光でさえ
心の奥の闇は拭えない…
煙草をふかしながら見上げた空は
僕の心と裏腹に 透るような碧い空…
君へのこの恋心(オモイ) 消せやしない!
美しきバラの棘を刺して
ただ君を想うだけ…
空しさと儚なさをまとい
虚無に塗れるようにして
僕はただ一人 日々を見送る…
君を愛していたい
それだけ…
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