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詩集「Variationen」

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fragmentary seatance



朝、見上げる空は
秋雨の降る暗い空
世の中うまくゆかないなんて
とうに知ってる筈なのに…

「想うこと」は悪いこと?
自問自答に疲れてる
今ここに無いことだけは
きっと前から気付いてる

届かない 伝えられない
雨上がりの虹が歪んで見えた

fragmentary seatance
人生なんて きっと見えない切れ端
互いが存在(アル)から一つにまとまる

窓から眺める世界は
とても小さく薄汚れてる
ah…とても愛しく思うなんて
きっと どうかしている…

「強く」ならなくちゃダメ?
他人の答えは所詮人事
ただそこにある問いかけは
僕の精神(ココロ)を壊した…

愛のない人生(トキ)は去り逝き
いつかの希望(ミライ)願っても許される?

fragmentary seatance
この手に触れたい温もりがない
僕一人の人生は ただの断編

fragmentary seatance
そんな大それたものは望んでない
ただ、綴って行ける物語が欲しい…



 
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