長門有希のエラー
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長門有希宅訪問
第1章 : 私のナカミ
長門有希のエラー 第2話
前書き
2話目投稿です。えー、中2女子が書いたただの駄文です。前回よりだいぶ長いです。コメントでここが悪いなどのコメントがあれば善処します。今回も宜しくお願いします。
◆◇◆
長門が家に上がれ、と言うのでお言葉に甘えて上がった。すると、
「何か、食べる……?」
「え?いいのか?」
「………いい。」
長門が家に上がれ、と言うのでお言葉に甘えて上がった。すると、
「何が食べたい……?」
と聞かれた。どうやら夕食まで出してくれるらしい。数秒たっぷり悩み、出てきた答えは、
「じゃあ、ハンバーグ?」
「作ることは可能。だが、材料が足りない。」
おい、長門。目がカレー、って言えって言ってるぞ。
「え~…じゃあ……カレー。」
「了解した。」
と、カレーなら満足げに了解しやがった。
「作るのに時間が掛かる。座って待っていて。」
「え?それは悪ぃし、風呂掃除でもしとくぞ?」
「風呂は掃除済み。お湯も貼ってある。つまりあなたが今、風呂に入ることも可能。先に風呂に入ってきてはどう。」
「え、あ、おう。」
~長門と別れ40分後〜
「ふぅ……って、うお!?なっ、長門!?」
そこで見たのは下着姿の長門だった。
「衣服にカレーがついたので着替えていた。でないとシミになる。」
あ、そういうことか。
「着替え終わった。カレーも出来た。」
「本当か?なら早速頂こうか。」
「はい。」
コト……っと、静かに置かれたカレー皿には、シーフードカレーが、入っていた。
「私の好きなカレー。」
「長門はシーフードが好みなのか。」
「そう。」
「食べよう。いただきます。」
「………………ます。」
もぐ………んっ、美味い……。だが、長門よ。こうして風呂にご飯とは、おんぶにだっこの状態だが、泊まらせようとしてるのか?
「美味しい………?」
「ああ。美味い。」
「そう。」
「長門は美味いか?」
「割と………。」
「そうか。」
「…………ん……。」
心做しか眠たそうなのは気のせいか?
「んん……っ………コホ………」
咳?長門が、咳?
「おい長門、大丈夫か?」
「平気、風邪ではない。」
「そうか。」
「ただ、ここ最近、エラーの蓄積が多くなってきているため、それが原因だと言う可能性もある。」
「エラー?例えば?」
「私は感情機能が搭載されていない。だが、何か、感情『らしきもの』が、発生するようになり、エラーの原因となっている。それが今の状態。」
「感情らしきもの?それはもう感情でよくないか?」
「違う。情報統合思念体の諸事情により、私には極力感情は搭載しないように作られた。だから、感情ではないと判断した。」
それってつまり、長門の気持ちなんかどうでもいいって事か……?
「なあ、なんでお前は感情が搭載されなかったんだ?」
「情報統合思念体は観測するにあたり、必要のないものだと判断され、私には搭載しなかった。」
そんなの………長門は、長門の気持ちは……。
「早く、食べて。冷めてしまうから…。」
「なあ。」
「何?」
長門は相変わらず、液体ヘリウムのような黒い瞳を俺に向けた。
「お前は俺が死んだら、悲しいか?」
「分からない。私のような、対有機生命体には死の概念がよく理解できないから。」
「そうか。」
こいつは、情報統合思念体とやらに作られた、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドなんたらかんたら。だったよな。なら、質問を変えよう。
「長門は俺がいなくなったとしたら、寂しいか?」
「分からない。寂しいがなにか、よく分からない。ただ、いなくなったとしたら、私はあなたを探す。それが観測対象に危害を及ぼす可能性があるならば、尚更探す。」
ダメだ。意味を履き違えている。
「観測対象とか関係がなかったとしたら、長門は俺を探すか?」
「探す、と思う。」
「そうか…。」
やっと、まともな返答が返ってきた。でも、意外な言葉が帰ってきたな。こいつは、なんだかんだで俺を信頼してくれてる、というか、友達だと思ってくれているのか。
「……さま。」
いろいろと考えている間に長門は食べ終わったらしい。
「長門、風呂入ってきたらどうだ?」
「一人で夕飯を食べさせるわけには行かない。」
「そ、そうか……。」
「そう。」
「………。」
「………。」
無言。
「もうすぐ、私は情報統合思念体によって、書き換えられる。」
「え?」
俺は耳を疑った。
後書き
どうだったでしょうか?少し、区切りが悪いですが、ご了承ください。それと、◆◇◆←この表示のことですが、誰視点かを示しています。◆◇◆←この表示はキョンで、◇◆◇←これは長門です。その点、把握よろしくお願いします。
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