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フレームアームズ・ガール 小さな箱の中での戦争

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第1話 〈出会い〉

 
前書き
迅雷を購入してからちょっとだけ書いてたものをアニメの設定に合わせて書き直したものになります。ネタバレが多分ありますので、まだアニメを見てないかたはブライザバック。
また、文章能力が皆無なため適当なところが多いです。それも気になる方もブライザバックしてください。 

 
ppppp…!
機体の危険を警告音と警告マーク知らせる。
白い悪魔は研ぎ澄まされた爪を私の機体に食い込ませている。
このままじゃ負ける…。
なんとか爪を引き抜こうと抵抗をするが、全く抜けない。
いや、動くことによってさらに食い込んでいく。
なんとかしないと…負けてしまう…。
白い悪魔は目を赤くする。
獲物を逃さまいと、睨みつける。
機械にさの目は動物のようなものはないが、色の変化で印象が変わる。
恐怖させるために緑から赤に変わった。
効果はあった。
私は本当にこのままだと負けてしまう。
嫌だ。
まだ負けるのは嫌だ。
あいつのと決着がまだついてない。
機体に食い込んでいる腕を力一杯に掴む。
引き抜こうとするのではなく、握りつぶそうとする。
機体のパワーが出ない。
悪魔の手に手形を残すくらいしか。
「楽しかったけど、これ以上長引かせるわけにはいかない!とどめ!」
悪魔は機体に食い込ませていた手を引き抜き、再び頭部めがけて突き刺そうとするが、私は最後の抵抗として右腕でガードした。
結果、頭部は守れたけど右腕が切れてどこかに落っこちた。
「まだ…負けるわけないは…いかないっ!」
悪魔を蹴り距離を離す。
まだ足が残っている。
まだ戦える。
まだ勝てる。
ぷらぷらの腕は盾にできる。
掴まれても全力で逃げれば千切れる。
相手も武装はほとんどない。
あるのは両手の爪と足の爪だけだ。
落ち着いて…落ち着いて…。
「うぉおおおおー!」
相手に向かって全力疾走し、体当たりをする。
悪魔は両腕を腹の前に出していたためか、体当たりが当たった。
蹴りをガードするつもりだったのかもしれない。
「ていやぁ!」
膝蹴り、かかと落とし。
当たるもダメージは通っていない。
「その程度の攻撃で!」
回転蹴りを受け止められ、隙ができ殴られる。
「今度こそとどめ!」
足を握りつぶされ、地面に叩きつけられる。
次に見たのは画面を覆う黒い爪だった。
p-----……。
?「んぁ……?」
03:46 P.M.
?「あれ…寝てたんだ私…ふにゃぁーんんー」
ここはお父さんの部屋?
あぁ、そうだ、お父さんのプラモ見にきて…そう、この青いプラモ見てたら眠くなってそのまま寝ちゃったんだ。
あたり見渡す限りプラモの山。
正直私は見ていて飽きない。
っと、危ない。お父さんに入るなって言われてるんだった。
私は部屋を後にしリビングへ向かう。
鼻歌を唄いながら冷蔵庫をあさる。
すぐに食べれそうな食パンを取り出しトースターに入れ、焼きあがるのを待つ。
ただ待つのではなく、出かける準備をするのだ。
今日は買い物に行くと決めているんだ。
トースターが焼きあがると皿に移し、机まで運ぶ。
?「あやーしやーし」
もはや食材に対しての感謝の気持ちなど1㎜もない言葉を発し食パンを口に運ぶ。
04:01 P.M.
食パンを食べ終わり、財布の中身を確認し、玄関へ向かう。
目的地はプラモ屋だ。
最近学校でもよく耳にするプラモを買って私も話に参加したいし、お父さんが部屋を覆い尽くすほど好きなプラモがどんなものなのかを自分も感じて見たいと思ったからだ。
デパートのちょっとしたスペースにプラモデルコーナーがあり、そこでどれを買おうか迷う。
クラスの子が話してたのもお父さんの部屋に置いてたのも女の子のプラモデルなのだが、結構種類があって悩んでしまう。
そうだ、自分が好きな色の子を買おう。
05:13 P.M.
家に帰ってきて、机に箱を置く。
赤買ったからすぐに買って帰ったからパッケージのイラストはよく見なかった。
金髪のポニーテールで赤い服。
ちょっと露出が多いけどそんなにパーツは多くなさそうだ。
早速、パッケージを開けて…。
パッケージ通りの水色のショートポニーに青い…青い?
確かパッケージは金髪ポニーテールの赤い服だったような…あれれ?
開けてすぐに目がつくのは女の子の人形だけ。
おそらく、その後ろに何かのパーツがぎっしり入っているのだろう。
けど、パッケージとは違う物が入っていたのは一体なんでだろう?
スタッフさんがチェック見落としたのかな?
いやでも流石に青を見落とすわけないでしょ…。
私は人形に手を掴み、いろんなところを見る。
塗装ミスというわけでもなさそうだ。
確かクラスの子がこの人形は動くって言っていたから、どこかスイッチでもあるのかな?
ほっぺをムニってしたり手を繋いだりしても動かない。
説明書を箱から取り出して、見てみると起動させるには胸の装甲を押し込めばいいみたいだ。
?「えぇえ…押してもいいの…?」
流石に痛そうだし…いやでも人形だから…
恐る恐る押し込むと…ものすごぉく小さな起動音がして人形の目が開く。
びっくりした私は手を離してしまう。
が、人形は受け身をとって着地。
私は思わず拍手を送る。
青いのもいいかも…。
迅雷「おはようございますマスター。私は迅雷です」
?「わぁ、喋った。ってマスターってなんかやだな…」
迅雷「なんてお呼びしたら…?」
?「りゅうz」迅雷「コトノハですね。わかりました」
コトノハ「言ってない!」
迅雷「よろしくお願いします。コトノハ」
コトノハ「決定なんだ…というかなんでわかったの…」
迅雷「スマートフォンのBluetoothに連動して…」
コトノハ「それって犯罪じゃない?」
迅雷「ペラペラ喋ったりはしないので安心してください」
コトノハ「はぁ…」
迅雷「コトノハ、これを」
迅雷が何かを取り出す。
コトノハ「何それ」
迅雷「ランナーです。私の装備ですね」
コトノハ「後でじゃダメ?」
迅雷「いいですよ。まだ起きたばかりであまり重たいものは装備したくはありませんし」
コトノハ「喋ったり動いたりするだけでなく、重量までも…最近のおもちゃはすごいなぁ」
迅雷「私は…」
コトノハ「ご飯作るからその話後でね」
迅雷「わかりました」
07:47 P.M.
食事を終えた私は自室に戻り、ベッドに寝転ぶ。
別に寝るわけではない。
コトノハ「ねぇ、迅雷」
机で体育座りしている迅雷を呼びかけ、手招きをする。
ベッドと机はそんなに距離はないため、寝転んだまま手に乗せてベッドに運ぶ。
迅雷「なんでしょう?」
コトノハ「いや、ちょっと側にいたいかなぁって」 
 

 
後書き
今回が初投稿になります。コトブキヤのプラモには興味があったのですが、私はバンダイのガンプラ派でしたのであまり買ったことはないのですが、フレームアームズガールという商品が発売してからちょっとずつ買うようになりました。
どうでもいいですよね、はい。 
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