グラセと神々の魂石《たまいし》
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後編
「戦えない神は逃げろ!戦える者は少しでも、時間を稼ぐんだ!」
「雪様もお逃げください」
「駄目だ お前達をおいて行くわけには」
「駄目です!貴方様は、私達神の王なのです」
ここは、神界 神々の住まう場所
しかし 今その領域は、侵されようとしている
ここの主の雪は、戦えない神を逃がし少し足止めをしようとするが部下の守護神が許さない
「大丈夫だ おれは、死なない!」
「ですg 「ですが、こうしたらどうですか?」なっ!」ピキ コロン
「守護神! 貴様何者だ!」
守護神が雪の言葉に反論しようとしたその時 謎の男が現れて守護神を黒い玉に閉じ込めた
それは、雪が知らない者だった
「私ですか 私は、そうですねー貴方達でいう所の強欲の罪 マモンです」
「マモンだと!何故お前がここに お前達は、確かに」
マモン それは、昔まだグラセが黒の王になったばかりの時に雪が少しでも、グラセの負担を減らそうと、すべての者がもつ 七つの大罪を人の形として作り出し、アクセサリーの中に封印したはずなのである
「そうです 私達は、貴方に封印されました。勿論 今も封印されてますよ」
「だったら何故 お前がここにいる!」
「私達は、未来から来たのです」
「なっ! じゃぁ、マコトは」
マコト 雪の知り合いの時を守護する者で、マコトがいる限り時を無駄に使うことは、出来ないのだ
そう いる限りは
「フフ あの男ですか ・・・死にましたよ」
「なんだと!」
「・・・っと すみません ここまでのようです。貴方は、我が主の封印を解くのに利用されて貰います」ポイ
マモンは、少し黙った後『主の封印』という言葉を放ったと同時に、先ほど守護神を閉じ込めた玉と別の透明の玉を投げてきた
「当たるかよ!」
「逃がしませんよ《コンバージョン・ポジション》位置よ 戻れ」
「なっ!何故お前がそれを」
その玉のスピードは、対して速くなかった 雪は、簡単に避けたのだが、マモンは少しも動揺せずなおかつ冷静に、技を発動した
・・・・
それも、雪の位置換えの技を
そして、位置を換えられた雪は、捕まった
「この技ですか?未来の貴方から奪いました」
「っ この後か」
「ええ そして、この時代に封印されている私達に送るこれで、計画は終わりです」
「くっ みんな すまない」
雪は、そう言うと気を失った
・・・それから数百年
「雪!」
男は、目を覚ました
「・・・今のは、なんだったんだ っていうより俺は、封印されているはず なんだが、辺りに誰もいないうえに、俺の中の黒き闇の塊の気配を感じない
どういうことだ?」
男が自分が何故、ここにいるのか悩んでいたその時 どこからか、女の叫び声が聞こえた
「キャー 来ないでください」
「!どこからだ?」
こうして、元・黒の王 グラセの神の宝を求める冒険の一ページが、めくられたのだが今のグラセはまだ知らない
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