未来への架け橋って何ですか?
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生徒会の裏事情
前書き
榊原海翔が配属された1年D組。そのクラスに配属されたものは皆、なにかしらの過去を持っている。そんなクラスではじめてのテストが行われた。
(はあ。テストか・・・。)
みんなそう思っているのではないだろうか。どんな人でもテストと聞けば嫌気がさしてくるだろう。俺も例外ではない。しかし、このテストを乗り越えない限り平穏な学園生活はないのだ。
(やるしかないな!)
一度大きな深呼吸をした。緊張が少し紛れた。本の少しだが・・。
すると、ガラッ。教室の扉が開いた。入ってきたのは教師ではなかった。入ってきたのは生徒会のメンバーだった。教卓の前に立ち、
「では、これから先魁学園入学テストを開始する。必要・関係のないものはすぐに鞄にしまうように」
唖然。いや、絶句したというべきだろう。
生徒が教師の仕事を奪うことなど大抵ないだろう。
「なお、カンニングなどの不正行為が行われた場合、実行犯だけでなく学年全員が退学する事になるので注意するように」
ざわざわと教室の静寂が崩れた。・・・・。そろそろ荒れてくるだろうな・・・。
しかし、荒れるのは俺の方だった。
(第3章 続)
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