黄金バット 第十四話 メンインブラック人影を持つ怪鳥
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第二章
「是非共もてなして欲しい」
「何てことだ」
「そんなのが出て来たら大変だぞ」
「広島が破壊される」
「そうなってしまうぞ」
「明日の正午私はまた現れる」
メンインブラックはここで宣言しました。
「その時にペリュトン達も一緒だ」
「何ということだ」
「大変なことになるぞ」
「明日の正午までに何とかしないと」
「広島は大変なことになるぞ」
メンインブラックの宣言に広島いえ日本中が大騒ぎでした、沢山の人が広島市から他の場所に逃げていきます。
ホテルや親戚の人の場所、とにかく広島市の外に急いで出ます。広島市はあっという間に殆どの人がいなくなりました。
ですがお役所や警察といったどうしても残っていないといけない人達やペリュトンを何とか迎え撃とうとする自衛隊の人達は残ってです。安全な場所に隠れたり迎撃の用意を整えていました。電車も正午の頃にはです。
広島市を通らず市内の鉄道、路面電車もバスもです。全部停まってしまいました。そしてそのうえでなのでした。
正午が近付いていました、広島駅の前には自衛隊や警察の人達が完全武装でいてメンインブラックそしてペリュトン達を迎え撃とうとしていました。
「銃は効くだろうか」
「どうかな」
「メンインブラックには効かないにしても」
「ペリュトンにはどうだ?」
「剣や矢は効かなかったらしい」
だからローマ軍は為す術もなくやられたと言われています。
「しかし銃はどうだ」
「大砲やミサイルは効くんじゃないか?」
「若しかしてペリュトンを倒せるかも知れない」
「ひょっとしたら」
こう思いながらペリュトンへの迎撃用意を整えていました、ペリュトンを知っている人も避難した先でネットで実況されている動画を見つつ言うのでした。
「頼む、銃や大砲は聞いてくれ」
こう思うのでした、そして正午になってです。
メンインブラックが出てきました、彼は前に現れた広島駅の一番上の場所から腕を組んで立った姿勢で高らかに言いました。
「さて、ではパーティーのはじまりだ」
「総員迎撃用意!」
「ペリュトン達を倒せ!」
誰もがペリュトンが怪鳥であることから空から来ると思って自分達の上を見上げました、すると実際にでした。
急にです、地面に人影が無数に現れてでした。
知っている人が言った通りの鹿の頭と脚、鳥の身体と翼を持った奇怪な鳥が現れました。人影はその鳥達の影でした。
「間違いない!」
「ペリュトンだ!」
「人の影を持っている!」
「言われている通りの姿だ!」
まさにというのです、そしてそのペリュトン達は人々に空から襲い掛かってきました。その怪鳥達にです。
警官や自衛官の人達は攻撃を加えました、銃や大砲はミサイルで。すると。
ペりゅトンは倒せました、銃や大砲を受けると断末魔の声をあげて姿を消していきます。その人の影もです。
「効くぞ!」
「ペリュトンに銃や大砲は効くぞ!」
「きっとローマ軍は空を飛ぶ相手だったから剣や矢が当てにくかったんだ」
「だから効かなかったんだ」
このことがわかりました、ペリュトンもちゃんと普通の武器が聞きました。皆このことがわかって励まされてです。
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