ドラゴンクエストⅢ アルスと愉快な仲間達
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第4話 ドM戦士登場
現在俺はレーベの村の宿屋で旅の疲れを癒しているところだ
チョコはどうしたかって?あいつならこの村に来たのが初めてなのか散歩に出かけやがったよ
まったく落ち着きのない仲間がいると困るな、まぁ誰もいないしゆっくりとする……
「どうじゃ勇者も慣れたら楽じゃろ?」
狙ったかのようなタイミングでロリ神があらわれた。
この野郎俺の癒しの時間に…
「ところでお主も隅に置けんの、女の子と二人旅なんて」
状況が状況だからな、好きで二人旅なんかしてねぇよ
「そんなこと言って本当は嬉しいくせにこのこの」
息子に彼女が出来た父親みたいなノリやめろ、ところで今回は何しに来たんだ?
「暇だったから様子を見に来た」
暇だったからって…仮にお前神様なんだろ?ちゃんと仕事しろよ。
「なにわしがいない間は代理の神様がやってくれるじゃろ」
こいつ神失格だな
「んじゃあわしはまだ周るところがあるから消えるぞ」
まったく台風みたいな奴だな
それにしてもチョコが散歩に出かけて結構経つな、どこで道草食ってんだよあいつしょうがない迎えにいくか
俺は宿屋から出ると人だかりが出来ていることに気がついた。
「ねぇ聞いた痴漢ですって」
「痴漢!?ここも物騒な村になったわね」
こんな村でも痴漢とかあるんだな
「なんでも旅の戦士さんが遊び人にしたんですって」
「えぇ!?そりゃまた珍しい組み合わせですね」
おいまてこら何してくれてんじゃ…いやまてよ、別人という可能性がある。そうだよ遊び人なんて何人もいるんだからきっと今頃宿屋で俺のことを待って……
「絶対わざとよ!!」
「だから何度も言わせなわざとじゃないって言ってるだろ!!」
紛れもなくうちの遊び人だな、うんタイミングよく声が聞こえてきたあたりロリ神の仕業だろうとなんとなく予想できる。
「何してんだよお前…」
「こいつが私の胸を触ったのよ!!」
「だからわざとじゃないって…あ、そこの人この子何とかしてくださいよ」
ピンクの鎧を身に纏った戦士がそういう、生で見ると結構ガタイあるな
「ちょっとアルス聞いてる?返事ぐらいしなさいよ!」
あぁすまんすまん、ここじゃ周りの目に入るから宿屋に移動しないか
「そうね。私野次馬嫌いだからそろそろ殴りそうだったのよね」
こいつならず者かなにか?
事のいきさつはこうだ、二人がぶつかり戦士の手がチョコの胸にジャストフィット
戦士はわざとじゃないの一点張り
だが俺には全てが見えている。
この戦士は黒だ、レーベの村にやって来たのはいいがこの村は殆どじじいとばばあしかいない、そこに遊び人の格好をした女性が来た。これは触るしかないと俺だってそうする!誰だってそうする!
「第一アンタは荷物どころか手には武器ぐらいしか持っていなかったわ、ぶつかるなんて不自然過ぎるわよ。ねぇアルスあんたはどう思うのよ?」
さっきの俺の考えだと黒…っと言いたいところだがここで言ってしまうと暴れる可能性があるかもしれない。とりあえず戦士の証言を聞いておこう
「考え事をしていたんだよ!ほら考えていると周りが見えなくなるだろ!?」
醜い言い訳だな…
「ふん、どうかしらね。それよりアルスさっきから黙り混んでいるけど返事ぐらいしてみたらどうなのよ!!」
そうだな…ならこういうのはどうだ?チョコの胸触ったんだからチョコが戦士のことを思いっきり殴ればいい
「そうね、それが1番いいわよね」
「いやまてなぜそうなる!?」
眼には眼を歯には歯をって奴だ、諦めるんだ
「おかしい…「チェイサ!」あべし!?」
壁を貫通させるなんてこいつ遊び人か、実は人間の姿をしている魔王とかじゃねぇだろうな
「さてスッキリしたし行きましょ」
なるべくこいつだけは怒らせないようにしよ。
それより戦士の方を…
「おみそれしました!チョコ…いえチョコの姉御!」
「ちょっと姉御ってなによまた喰らいたいわけ!?」
「そんなご褒美…じゃない今の拳で俺は目覚め…じゃない改心したんです!」
あ、こいつさっきの一撃でなにかを開花したようだな
「ぜひ!一緒に旅をさせてください!」
「嫌よ気持ち悪い、なんで痴漢をされた相手と一緒に旅をしなくちゃいけないのよ」
「そんなこと言わないでくださいよ姉御〜」
「姉御言うな!?」
いいんじゃないか?二人旅だと限界があるし
「アルスがそういうなら…」
「ありがとう!恩に着るぜ!」
肉盾にはちょうどいいだろ?使えなくなったらポイするけど
「アルスってたまに黒いところ見せるわよね…:
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