ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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課外授業のデイウォーカー
新たなアイテム開発×現地での動きと戦艦での出発
俺らCBはアザゼルから動きがあるまでの間、足で纏いにならないよう鍛錬して来た。今居る場所は惑星PMWであるが、最近新たなポケモンとZ技に関してを研究していたよ。各地方の研究所とポケモンの種類だけなら八百近く、惑星PMWには人間界みたいな人口はないがポケモンの数だと圧倒してる。最近開発したブツを手首にハメるが、メガ進化とZ技が出来るよう調整したメガZリング。
「試しにバシャーモをメガ進化させるか。相手を頼むドライグ」
「ああいいぜ相棒。あちら側が動くまで俺ら暇だしな」
「と言う訳で行くぞバシャーモ!メガ進化!」
「バシャー!」
メガZリングから発するエネルギーによって第一段階クリアとなり、メガバシャーモとなるとメガZリングにはクリスタルを一々装着するのに効率が悪い。なのでルーレット式にして、メガ進化ポケモンに合うクリスタルを選択できるようにした。第二段階としてルーレットを回し、出たクリスタルは炎と格闘を併せ持つ絵柄が出た。
「さあ行くぞ!新たな境地、新たな試技としてメガバシャーモよ。共に全力を持つ技を放つ、これが俺達の全力技だ!」
「凄い!理論値よりもどんどん上がってる!」
「受け取れドライグ!ハイパーフルフレイムキック!」
「来い!メガバシャーモ!」
何時ものキックではなく、まるで炎が流星群並みの大きさでドライグに飛び蹴りを叩き込んだ。まあドライグ相手でも効果は薄いと分かっているからか、ダイナミックフルフレイムと全力無双激烈拳を掛け合わした技と言っていい程。攻撃後、メガバシャーモも俺も少し疲労感が出た事により休憩となった。一緒に付いて来たルフェイとフェンリルらとね。
「お疲れ様です一真さん」
「やっぱキツイな、メガ進化とZ技の同時攻撃は」
「ただでさえメガ進化だけでも負担がありますし、Z技はトレーナーとポケモンの全力を出し切る技ですから。慣れると何発か出せるとククイ博士も言ってましたし」
「相棒でさえ疲労困憊になるのか。だがこれで結果が残せたし、メガZリングをもっと改良すれば使えるようになるのでは?」
「ドライグの言う通りですね。一真さんが使う代物は、最早一真さん専用アイテムですから」
「今の所Z技をリスト化にさせるとタイプ型Z技が十八種類、専用型Z技とクリスタルは現在十一種類。一真さんのようにオリジナル技をやるとしたら、その時にならないと分かりませんね」
フェンリル親子を自由に走らせて、バシャーモも用が済んだ事によりどこかに行ってしまった。改良点を幾つか端末に打ち込んだ後、俺は本来起こるはずのイベントを思い出していた。確か主人公は空き部屋に連れ込まれて、ノーパソとエロゲを一緒にやると言うイベントだったか。
桐生ルートで新たなエロゲ『堕天使シスターズ~信仰と肉欲の狭間で~』で、以前アキバで買ったエロゲを女子全員でプレイすると言う訳分からん事があった。
「あの時は確か白音さんが裏ルートの事を知ってましたよね?」
「まあな。あるキャラをクリアすると新たな選択肢が出ると言ってたか、女子全員での羞恥プレイは流石の俺でも嫌だな」
「確かにそうですが、私だったらドン引きですよそれ」
「ここが本来の道筋にしないでカットしたから今に至る訳だし、エロゲを全ルート&全エンディングを制覇した状況が意味不明だ」
「全く桐生から仕入れた情報に関して入れ知恵だと思うし、エロゲをプレイ時に全裸になる必要もない」
二大お姉様とも言われたリアスと朱乃でさえ興味津々だし、アーシアやゼノヴィアは今後の為になると言って子作りに色々な技法や手段。更にイリナも一緒なのか、堕ちて堕天しそうになりつつ見てたが。エロゲは男が深夜に一人でニヤニヤしながらプレイするって言っても人それぞれだと言いたいし、美少女軍団と共にプレイするのはアダルトDVDを一緒に見るよりも難易度高いだろう。
「それにフェンリルちゃん達の会話が聞けると言うのが一番の驚きですね」
「ドライグが喋れるならフェンリル親子もお喋りしたいと思い、試作品として使ってみたら思った通りとなった」
『私もです。まさか主様と話せるとは思いませんでした』
『ホントだぜ。俺らだけかと思ったが』
『ま、僕らの会話を聞いてたのは主だけだったからいいじゃん』
と携帯端末からの音声を聞いてたが、フェンリル親子の首輪に翻訳ソフトをインストール。で、元の声っぽいので喋らせるとフェンリル親子達が気に入った音声を調整してから。脱線してるが俺の場合、アダルトDVDやエロゲをするのは大抵一人でやってるし夫婦の営みとしてシてる。知識もあるが別にわざわざ見てまではしないし、イリナも俺らの仲間だし~。
「そろそろ帰りませんか?人間界本家に居る皆さんに報告しませんと」
「だな~と言う訳で帰るぞ!ハティにスコル!」
「ついでに俺も置いてくなよ」
実験も終えた所で空間切断によりリビングへ到着、俺とルフェイはイアン達が居る研究所に行くがフェンリル親子は庭にて放牧してる。ついでに不審者が居れば追っ払う最強の番犬、今後邪龍専用ボールを持たせてるんで大丈夫だがメガZリングの使い所はポケモン以外だと仲間に使う時も考えてた。
「お、一真か。その顔だと実験は成功のようだな」
「まあな。これが試作品データとブツだが、実験データはそっちの端末に送ったから。量産を頼むよイアン」
「既に見させてもらったが、次々とワシら技術者魂を燃えさせる代物ばかりだ。これが現物のようだが、それは一真専用らしいからデータだけで量産作れる」
「それとフェンリルちゃん達の翻訳首輪もですが、テレパシーの方が早かったのでは?」
「楽だけどその分技術を上げないといけない。イアン達の試練と言ってもいいかもな」
現物は俺の腕輪にあるし、データだけ見て量産されたメガZリングは使い方を間違えないようにしないとな。ルフェイが持つ端末により細かい報告をし、俺とルフェイは研究所を後にする。リビングへ行くとヴァーリチームと英雄チームが集結してたし、俺とルフェイが戻ってきた事により地下で行ってる報告してくる。
「一真戻ったか。地下では予定通りグレモリー眷属らで修行してるから」
「詳細はルフェイに聞いてくれ。アザゼルの吉報待つまで暇だし、俺らの家で缶詰状態とは思わなかったがな」
「余程の事が無い限りだが、俺や曹操達も元から強くなかったし鍛錬側から指導側となった。フェンリル親子と一緒に行ってたようだから、何らかの実験でもしてたのか?」
「はい。フェンリル親子と喋れるよう試作品を使いましたが、予想通りお喋りが出来て嬉しかったですよ~」
「テレパシーの方が楽だが、イアン達に技術力向上させないといけないし。で、作らせたら上手くいった」
嬉しがってるルフェイに頷いてたアーサー、妹が素直に嬉しがる事が余りなかったからか自然と笑みが出ていた。それにエロゲで交流しなくとも俺流で深める事もあり、天界で悪魔と一線越えて堕ちない方法を模索してないが。ミカエルも冗談で話した事あったが、アイツは果たして冗談をマジな方向へ向かないか心配である。
イリナも幼馴染から婚約者の一人だし、増え続ける事に慣れた俺。教会トリオは幼い頃から神の信徒として教育受けてきたから、世俗に関して疎いがイリナのみ俺らの仲間になってから世俗も理解してる。なので教会コンビは訳分からずに盛り上がり結束する。
「ま、フェンリル親子は飼い犬のように甘えてくる事もあるし。元の飼い主よりもマシだと言ってた」
「確かバカと駄犬呼ばわりだったよな?飼い犬もいいが飼い猫もいるし、犬と猫が一緒に居る事も」
「姉様、ここに居たんですね」
「あら白音?どうしたにゃ。私はさっきからここに居たけど」
「休憩時間になったので、鍛錬所から上がってきたら一真さん達が居た訳です」
「なるほど。で、上達してるのか白音」
「はい。凪さんが近接格闘を主にしたバトルスタイルなので、ルカリオと一緒に鍛錬してました」
ルカリオは?と思ったが白音のボールに入ってたし、俺らが持つボールは投げる前に各タイプに特化したポケモンを呼べるようにした。一々俺が渡すより楽だし悪用しないと思ってるが、グレモリーやシトリーのような奴らには渡さないよ。
凪を見ると戦闘服姿を久し振りに見たが、気や波導を使える猛者だからか。鍛錬相手には持って来いの相手だし、休憩と言う事でそれぞれの席に座るが凪は鍛錬所へ戻るようだ。
「地下鍛錬は何週間経過したんだ?」
「報告によると約三週間だと朱乃達から」
「アザゼル達が行ってから数日経過したが、グレモリー眷属だけではなくデュリオ・ジェズアルドと幾瀬鳶雄も一緒とは。どういう風の吹き回しなのやら」
「俺とヴァーリで瞬殺ショー後だけどね。黒神入り前だと五分だが仲間後に力は天と地の差、強さの秘密が知りたくて一緒に学んでるらしいぞ」
「ま、一真の旦那との鍛錬もいいが。新たなZ技に関しても俺ら単独で使えるようにしてるらしいな」
「大変です一真様!」
Z技については後程話すとして、ドアを盛大に開けたレイヴェルによりやっとあちら側が動いた様子。一応蒼い翼ルーマニア支社があるからか、定期報告として吸血鬼側に居る治安維持部隊から。アザゼルから直通回線が来たから地下に居る奴ら全員をシャワー浴びせてリビング集合。
清潔な方が見た目も良いし、グレモリー眷属がやっと集合した事。CB側として三チーム以外の二チーム、外で仕事してたソーナとシーグヴァイラ、椿姫とシスター・グリゼルダを召集。
「ようアザゼル、何かあったらしいな」
『よう一ちゃん。挨拶は無しにして、リアス達の方に動きがあったそうだ。それもツェペシュ側にな』
「ツェペシュ側だけではなく、カーミラ側でも混乱状態となっていると報告があるけど。それはホントなの?」
『全くどこで情報を仕入れたのか知らんが、アスモデウスが言ってる通り一時的に両方サイドが混乱状態となった』
「アザゼル、モニカ側とツェペシュ側に治安維持部隊を配置させてるから情報はお墨付きさ。そちらでも会ってるそうだが、こちらで仕入れた情報だとクーデターが起きたらしいがリアスと祐斗が巻き込まれたと。拘束されてないと思うが」
『通信遮断されてるが、チャットのみ。反応が無いよりはマシさ』
それが事実だと知り朱乃は小型魔法陣で通信しようにも不可らしいし、フェンリル達も大人しくしながらアザゼルを見ている。賢いペットだと思いながらギャスパーも心配しながらも、表裏一体となってる事に関してはまだ知らされて無さそうだ。
「ギャスパー、そんな心配するな。現地に居る者から何かあれば通信出来る」
「・・・・はい。先輩の言う通りかもしれませんし、ここで気分落ち込むよりも私の故郷は私が取り返します」
「良い心掛けだ。ところでアザゼル、ツェペシュ側で何かあったかは詳細知らん。そちら側で何か掴んでいるか?」
『恐らく通信出来ないようしたかもしれんが、蒼太からの情報によるとクーデターが起こりツェペシュのトップが入れ替わったそうだ』
一応モニカから確認の為に通信したが、蒼太と同じ情報を仕入れたのでトップ入れ替えはホントのようだ。ツェペシュ側の大元たる王からも首都から退避したからには、相当な出来事が起きた証拠でもある。CB以外のメンツらは驚愕状態だけど、朱乃達ハイブリッドらにとって情報通りだもんな。エドワード、アイツらはモニカ側に逃げたから大丈夫だろうよ。
「恐らく聖杯に関与した件で『禍の団』の介入があったのでしょう・・・・ツェペシュは『禍の団』に裏から支配されたと見て良いと思います」
「ユーグリット・ルキフグス率いる現『禍の団』が滅んだ邪龍連れてるし、また厄介事を引き受ける事には最後まで全うしようじゃないか。邪龍は前菜で今起きてるのがメインかもな」
しかも生命の理を司る聖杯を持っている吸血鬼(ツェペシュ側)と繋がっている可能性は高い、それに黒幕がアイツだと言うのは知っている。ヴァーリも知った時、久々に憎悪全開してたな。
「で?『禍の団』とは繋がりがあるのかアザゼル」
『ああ。そこは裏で手引きか何かしたんだろうな、それについてモニカ側も同意見のようだ。それに吸血鬼は元々他勢力から避け続けた勢力、だから独自内政を行ってた。だから「禍の団」も隙を見つけて入った可能性あるし、表では聖杯の噂を知らなくても裏ではジワジワと侵食してるのだろう』
「反政府の過激派の動きに気付いても、現政府側は他を頼るとはしなかった。というより出来なかったのが近いかな、他勢力から避けて生きてきた吸血鬼のようだし」
『至高の存在と位置付けて、誇りとやらを重んじた結果がコレとは。ま、死んでも他に助けを求めなくとも蒼い翼だけは求めたらしい。聖杯の存在について情報提供してくれたらしいし、ツェペシュ側本拠地が気になる』
唯一助けを求めた蒼い翼とブラック・シャークに頼った結果、俺にも情報が入ったし余程のバカじゃない限り過激派の怪しい動きを掴めただけもいいか。あちら側が気になるので、アザゼルは俺らを召集気満々の様子だ。モニカの根城から行くようだから、俺達もモニカ側に来てくれと言われて俺達はトレミー3番艦で行くと告げる。
「せっかくだからトレミー3番艦で行かせてもらう。何かあってからでは遅いし、戦力分断させた方がいい・・・・アザゼルから意見はあるか?」
『召喚もいいが戦艦で来るのか。まあ大丈夫だろうし戦力分断については俺も同意見だが、モニカから黒神とグレモリーで来いと言ってたが人選は任せる。シトリーとグリゼルダにジョーカーと「刃狗」鳶雄をその町に待機しといてくれ』
「了解した。との事だ、ソーナとシーグヴァイラに椿姫。この町を任せたぞ」
「畏まりました一真さん。ここを離れてる間は、私達で何とかして見せます」
「こちらは三チームと連携しつつだし、先日襲撃未遂もあったからね」
「頼みますよ、一真さん」
駒王学園襲撃未遂があったし、三チームを置いて行く事に関しては納得してる。代わりにアグニとオーフィス、前四大魔王と元神を連れて行くつもりだし待機任務として劉零に知らせた。デュリオがツェペシュの町ごと荒れた天候で閉じ込めた方がいいのではと言っていたが、すぐにグリゼルダに説教されていたし俺のハリセン攻撃で止めさせた。
『CB側の神滅具所有者は複数居る時点で助かる。何せ吸血鬼が何するか把握できんからな』
「ああ。こちらの準備が整い次第、すぐにそちらへ行く。二天龍と創造神黒鐵と龍神二匹が居るんだ、すぐにカタが付くだろう」
『ははは。そりゃ間違いねえな、龍神二匹が居れば百人力だ』
「ま、吸血鬼との関係悪化だけは避けねばならんが俺に策有りだ。既にエドワードと連絡はあるし、モニカから裏で保護してるらしいし」
俺やアザゼルも不謹慎だが、豪華過ぎる神器マニアとして興味津々だ。で、ベンニーアとルガールを連れて行く事になったが、ソーナからの頼みでもあって悪魔として未熟なのか。戦い方を学べる、対ドウター戦になっても吸血鬼に対しても新たな戦力を試すには持って来いの環境。二人の力を見た事ないし、戦力として見るなら模擬戦代わりに使うかもしれん。
「ゲーム経験もいいが実戦経験積んだ方がいいしな」
『俺もだ。ここで積んどいた方が後々楽になる、それとレイヴェルは残った方が良さそうだ』
「賛成。と言う事でレイヴェル、今回はお留守番だがスコルとハティを置いておく。この町を守ってくれ」
「畏まりました。駒王学園と人間界本家に関してお任せ下さい。ルフェイの代わりに色々と端末で情報を調べます」
当然だが俺の命に背く事は無いし、今回の敵と分が悪いからにはソーナ達と一緒の方が良さげ。『禍の団』が狙ってくるか分からんし、こちらの準備が整い次第ワープゲートを通りアザゼルが居るモニカ側のとこに行く。
今回連れて行くメンツは三チーム以外の二チームとアグニ達を連れて行くし、アイツが動いているのならルシファーも来てもらわんと。グレモリーらの準備が出来次第だが、その前にソーナからのお願いを聞くにも二人を召集してもらった。
クーデターってのも俺らにとってイベント満載なのはどうかと思うが、俺らは荷物必要無いし朱乃と白音以外の者達は必要だからか。
必要最低限の物も空間に入れてあるし、吸血鬼側と裏交渉ではどちらも停戦希望と。トレミー3番艦では日用品や食料と機体整備に必要な物資を運ぶ整備班、ブリッジでは発進準備にと色々動き回るトレミークルー達。
「フェルト、トレミー3番艦はいつ発進出来る?」
『一応MS部隊の指揮系統と各機体の整備、日用品から必要な日数分の食料などを運んでいます』
『今回は吸血鬼と言う事で、私達は出ないですが他だと必要な物資を』
「まあこちらはいつでもいいが、早めに頼むよミレイナ」
一応冥界にも連絡しといたし、何かあればそちらで対応可能にしてくれた。今回のブラック・シャークだと主にMS部隊が主な戦力だし、IS部隊もいいが量産型邪龍が出てきた用に龍殺しの剣を創った。だから主に男性隊員ばかりだし、女性隊員は駒王町を守ってもらいたい。
メガZリングについてはまだ知ってない者が多いけど、俺的にお披露目が早いと思う。邪龍相手でも怖がらずに立ち向かえるCBとハイブリッド達、例え朱乃と白音がグレモリー眷属であっても俺らの命には従う。
「相棒、電話が鳴ってるぜ」
「考え事してる間に電話か。相手は・・・・蒼い翼本社からか、こちら織斑だ」
『こちら青木ですが、何やら吸血鬼退治に行くとかで』
「まあな。ルーマニア付近に行く予定だが、しばらくここを離れるんで何か事務連絡があって電話してきたんだろ」
『例の学校についてなのですが、そちらにソーナさんは居ませんか?ちょっと確認がありますので』
シトリー眷属も新たなフォーメーションについて定まってるらしいが、シトリーは重要プロジェクトが本格的に動こうとしている。念話でソーナを呼び出して、俺の電話をスピーカーモード。俺ら蒼い翼とシトリーが合同で出資した学校建造に関してで、吸血退治が終わる頃に着工予定と。
格差関係なく誰でもレーティングゲームを学べる学校建てるのが、ソーナにとって夢であり将来教員になる事がシトリー眷属の夢でもある。
『・・・・情報通りですね。バアル家からも協力態勢ですので、確認作業をしているのですよ』
「こちらこそありがとうございます。お陰様で私の夢が叶う事が出来たのは蒼い翼の全面協力があったからです」
『私よりもそちらに居る零CEOに礼を言うべきですよ。私はただ指示を聞いただけですので』
「次からはまだまだになりそうだが、階級無しで募集を始めて魔力に乏しくても受け容れる態勢にはあるな。匙も冥界の学校教師になるのが夢だと知ってるからこそ、俺達は協力させてるが最近だとバアル家だな。アイツから」
「アイツとは?『初代バアル家当主、ゼクラム・バアルの事だ』まさか初代バアル家当主ともお知り合いでしたか」
ソーナも驚きつつも確認作業が終わったので、準備に関する作業に戻るよう言って生徒達に何教えるかを考えてると報告があった。匙もまだ下級悪魔だし、教員免許取るには中級か上級にならないと。あとは禁手化が出来ればいいのだが、神滅具所有者が多いCBとデュリオと鳶雄で鍛錬しても禁手には至らなかった。
実戦と鍛錬は違うからかもしれんし、何時か至れると思うがパワーとテクニックは五分の俺らでやるが、今回は連れて行かないので愛紗達がやってくれるだろう。
「匙は俺ら黒神の成長に羨望の眼差し送って自信失いかけてたが、己と同学年のはずの俺と比べても生きている年月も違うから俺と比べるなと言いたいが」
『そっちはそちらが片付いたらこちらに来てくれると助かりますよ。冥界の学校に支社長、吸血鬼退治が終わる頃に建設工事も進んでますから』
「ま、俺が手を入れる部分は無さそうだが手を入れるなら教える側だろう『相棒』分かってるよ、と言う事だから俺らの準備が終わったらしいから行ってくるわ。人間界及び冥界を任したぞ」
『はい、気を付けて行ってらっしゃいませ。零CEO』
電話を切って端末を空間に入れてリビングへ行く、準備完了したグレモリー眷属とシトリーの二人組。ルーマニア出発組はトランクケースを置いてたから、荷物は俺が預かる事にした。
見送り組はシトリー眷属と三チームとブラック・シャークの女性隊員達、人間界本家と次元の狭間本家にて待機任務として。CB側は手ぶらだが最低限の荷物として、聖剣エクスカリバーを擬態にて各アクセサリーとして持つ。
「出揃った所で俺らの戦艦へ行くぞ。ソーナ達、留守番を頼んだ」
「お気をつけて。あちらは吹雪いてるらしいので」
俺らとグレモリーとシトリーの面々を連れて空間切断で一気にトレミー3番艦のブリッジへ到着、船内をまるで新しい物を見るような目で見ていた。無論フェルトとミレイナはトレミーの管制官、ラッセは砲撃手&操舵をやるが。発進前に色々と連絡事項を聞いてからの発進となった。イアンとビリーは格納庫に居るしグラハムは機体に乗って待機してる。
「ここが艦内とは」
「まあな。グレモリーとシトリーの面々は初だが、ヴァーリ達はコイツらと共にブリーフィングルームへ案内を頼む。俺は艦長席に座り、モニカからの情報詮索とワープに必要な事をやるから」
「了解したよ一真」
「よし。モニカ側に居るニール達にワープ先の座標固定させろと」
「了解です織斑艦長」
ブリッジにて指示を飛ばしてる時、ブリーフィングルームへ辿り着くとアグニ達がお待ちのようで。通信をブリッジと人間界本家と出来るようにし、艦内チェックや武装チェックをしてると宇宙まで到達。ラッセに停止命令をし、俺の呼び名が自然に艦長呼ばわりは久し振りのような気がする。現地まで複雑経路だけど直接乗り込める事も出来るが、モニカ側に居るアザゼルを拾わないと意味がないから。
「艦長達の格好は防寒着を着てますが、他の皆さんは制服の上に防寒着ですか」
「CB側のようにエアコンスーツじゃないが、技術提供する暇なかったが悪魔には大丈夫だろうよ」
「悪魔が吸血鬼側に行くのも特例だった気がするな」
「あちら側が緊急だろうが、こちら側の発進準備が終わらない限り出発できんよ・・・・と言う事で人間界本家に居る諸君とブリーフィングルームへ『通信状況はバッチリだ一真』よし」
『こちらも聞こえますが投影型の映像ですし、そして良い吉報をお待ちしてます。ベンニーアとルガールさん、一真さんの命により動いて構いませんが決して足を引っ張る真似だけは止めて下さいね』
《合点ですぜ。あっしはちゃんと旦那の言う事をちゃんと聞きまっせ》
「・・・・ああ。それぐらい分かっている」
ソーナの言葉に注意とフォローについて釘挿した。まあ大丈夫だろうし、それに俺がソレスタルビーイング総司令官として指示をちゃんと聞く事も。レイヴェルは何も言わなかったが、静かに頷きながらフェニックスの涙改とエリクサーの瓶を一つずつ所持する事にした。
ま、仲間達にはフェニックスの涙改を一つ持たせてる。今回の相手は吸血鬼だろうと邪龍であろうと、俺達の敵ではない事を証明してみせる。
「艦長、いつでもワープ可能です。発進シークエンスオールグリーン」
「うむ。と言う事で人間界本家の諸君、あとは任せたので行ってくるぜ」
『行ってらっしゃいませご主人様/一真!』
映像を消してからワープ準備に入って、一気にワープゲートを潜って次見るのは宇宙から吹雪とされてる場所。戦艦が浮かんでると思わないし、実際飛んでるとしても外からは見えないようにしてる。現地に居るブラック・シャークの者達は、治安維持部隊として居るから何かが起きる前に動き出すと思う。こちらにある機体もだが、数分後にワープ出口へ出ると地上にはアザゼル達が居た。
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