ブレイブソード×ブレイズソウル 傷だらけの魔王「EDEN壊滅編」
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第三部
十三章
極星
サーガの鍵の解放により倒壊寸前だったEDEN本部は完全に崩落し残ったのは瓦礫の下敷きにされた勇者達の非常に痛々しい姿だった
サーガ「シドウ・・・行くよ」
サーガは腰に掛けていた銃剣一体型魔剣を引き抜いた
その瞬間瓦礫に下敷きにされた勇者達が一斉に声をあげ苦しみだしたのだ
セレネ「フフフフ・・・貴方達全員私が天凛に送ってあげるね・・・その代わり貴方達の感情をいただくはね・・・拒否をしてもダメよ貴方達は此処で死ぬのだからいらないでしょ・・・さー、私の力なりなさい」
セレネは勇者達の感情を吸い出し勇者達の引き抜かれた感情が弾丸へと形に変換させそれをリボルバーの中に装填したのだ
魂を引き抜かれた勇者達は目から光を失い次々と瓦礫に潰され息を失っていった
シドウ「貴様・・・エクスカリバー・・・行くぞ」
シドウはその光景を見せられ怒りに支配された
その姿を見てサーガはため息をついた後にシドウの魔剣エクスカリバーの刀身を指の間に挟み動きを封じた
サーガ「シドウ・・・醜いね今の君の姿・・・」
サーガがシドウにそう言い放った直後の事だった
シドウの脇腹に焼けるような痛みが走った後にシドウの身体は爆発と共に吹き飛んだ
シドウ「グハァ・・・何を、何をした・・・答えろサーガ・・・さもなくば貴様を本気で消すぞ・・・」
サーガはシドウの言葉を鼻で笑い
シドウに近ずき髪をわしずかみしシドウの身体を持ち上げた
サーガ「僕を消す?・・・殺れるものならやってみろ・・・シドウ最期に言い残したい言葉はあるかい」
サーガは何も喋らないシドウの腹にセレネを突き刺し
勇者達の感情で作った弾丸を彼の腹に全弾撃ち込んだ
サーガ「シドウ・・・どうだい君の部下達の味は・・・もう聞こえないか」
サーガはセレネをシドウの腹から引き抜き
糸の無くなった操り人形のようになったシドウを蹴り飛ばした
シドウが瓦礫に叩きつけられた直後の事だった瓦礫の下から一人の少年が現れたのだ
???「僕は・・・シドウの・・・勇者王の意思を継ぐだからエクスカリバー僕に力を貸してくれ」
━君を新たな勇者王に認めようルルいやルシフル・・・そして君にその資格と悪魔の鍵を与えよう━
━楽園を創りし勇者の鍵━
「エデン・オブ・アーサー」
ルルの頭に直接この言葉が聞こえたのだその直後の事だった
エクスカリバー「私は貴方を新たなる王と認めます・・・だからシドウの仇を取って」
ルルはエクスカリバーの言葉に深く頷いた後にエクスカリバーを手に取った
その直後ルルの前にシドウが残したもう1本の魔剣も姿を現したのだ
???「ルル・・・私も貴方の魔剣にしてほしい・・・私は王をいや貴方を守りたい」
瓦礫の下から現れた戦槍の魔剣少女はルルにそう言ったのだ
ルル「ルーン・・・君も僕に力になってくれると言うのか・・・ありがとう」
※ルーンの槍それは「アーサー王の物語」にも登場する
槍である
ルルは彼女達を同時に魔剣状態に変えた
ルル「叛逆の魔王・・・僕が貴様を裁く・・・行くぞエクスカリバー、ルーン」
ルルは雄叫びを上げながら時雨に向かっていった
セレネ「愚かな人ね・・・あのまま眠っていれば良かったのに」
サーガ「そんなのどちらでも良いさ・・・僕は此処にある特異点を奪いにきただけだから・・・それが彼のペンダントさ・・・第四特異点「リア・ファル」・・・」
セレネ「・・・そういう事・・・なら、早く終わらせて帰ろ・・・」
サーガは襲いかかるルルの攻撃を受け止めた
ルル「な、何?クソォ・・・はぁぁぁぁぁぁ」
サーガは装填し終わったセレネを彼に向け弾丸を放ったがルルはその弾丸を交わしたものの二発目の弾丸がルルの頬を掠めた
ルル「クッ・・・ルーン穿て」
ルルがそう叫んだ瞬間ルーンは青白く輝き初めた
ルーン「この距離なら回避は無理だね・・・サヨナラ」
━我が槍のは全てを穿つ聖なるもの・・・悪しきものよその身の汚れ私が祓うブレイズドライブ━
ルーンの放った渾身の一撃は完全にサーガを捉えたはずだったが
???「危ないのです・・・サーガこんな事しては良くないのです」
白いコートを着た少年がいきなり彼等の前に現れたのだ
サーガ「極星王いやサスケ・・・何しに来た僕のまた邪魔をしに来たのか」
サスケと呼ばれた少年はサーガに「極星王」とそう呼ばれた
サスケ「僕は太陽聖域の王・・・極星王 サスケそしてこの娘はノヴァだよ」
深白のコートの中からノヴァと呼ばれた魔剣少女が姿を現した
ノヴァ「わ・・・私はその・・・マスター助けて」
オドオドとしている魔剣少女を見てセレネは魔剣少女の状態に戻り
ノヴァを睨みつけていた
セレネ「ノヴァ・・・また私の前に立ちはだかるの?・・・今度こそ消すわよ」
セレネはノヴァを凄い腱膜で睨み
また魔剣の姿に戻ったのだった
・・・・・・
続く
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