ブレイブソード×ブレイズソウル 傷だらけの魔王「EDEN壊滅編」
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第三部
四章
地獄の扉
リン「生きてたんだ・・・タイガ君・・・」
リンがその黒コートの男をタイガと呼んだ
タイガ「リン・・・お前あの時は良くも俺たちを殺ってくれたな・・・」
タイガはリンを睨みつけながらコートを脱いだ
リン「ヘー・・・流石罪王だね・・・」
リンはタイガを「罪王」と呼んだ
タイガ「俺は・・・もう罪王じゃねぇよ・・・今の罪王は俺達の息子だ」
リンはその言葉を聞いた瞬間高々と笑い出した
リン「ハハハ・・・やっぱり今の罪王はシュウくんと言うことだね・・・やっと彼の力の根源がわかったよ」
タイガ「テメェ・・・シュウに会ったのか」
タイガの質問にコクリと頷きグリモアを魔剣状態に戻した
リン「うん・・・見たよそこに転がってるルル君も確かシュウくんと戦ってたね・・・ボコボコにされてたけど・・・フフフ・・・あ、シドウ君とも彼互角に戦ってたよ」
タイガはそれを聞いた瞬間歯をギリッと音をたて食いしばった。その直後一瞬にしてリンの側へと間合いを寄せリンの首元に秋茜を当てていた
リン「わおー・・・流石タイガ君・・・でも、君はやっぱり優し過ぎる・・・僕なら王の首を跳ねた時のようにたたき落とすよ・・・フフフ」
その瞬間タイガも何故か笑い出した
タイガ「リン、お前良く見ろよ」
リンは自分の首から血が吹き出ている事に気がついた
リン「あ、血出てるね・・・グリモア・・・コイツら殺していいよ・・・僕に傷をつけたんだから」
グリモア「また、壊していいのキャハハハ」
グリモアを見てタイガはリンから間合いをとった
タイガ「・・・魔界の鍵グリモアなんでお前が此処に」
その後の事だったリンはあまりの怒りに災厄の魔剣の名を叫んだ
リン「お前も出てこい・・・ヘルズ=ゲート」
リンが叫んだ瞬間空が真っ赤に染まり巨大な扉が現れ、開いたその中から出てきたのはおぞましい色をした魔剣だった
タイガ「ヘルズ=ゲートだと・・・リンてめぇ魔界を壊す気か」
リン「魔界?僕が壊したいものはすべてさ・・・ヘルズ・・・アンロック」
リンがそう言った瞬間真っ黒な服の血のような赤をした髪の色の魔剣少女が現れた
???「はぁ・・・めんどくさい・・・おいリンなんでグリモアが居るんだ・・・そうかゲーティアを・・・おいグリモア・・・ゲーティアを傷つけるな ・・・殺すぞ」
赤と黄色のオッドアイの少女が他の魔剣達とは違うオーラを出しながら現れた
グリモア「チィ・・・わかったよヘルズがそう言うならゲーティアに身体還すよ」
グリモアはそう言ってゲーティアに身体を還した
ゲーティアはその場に倒れそうになるのをヘルズはゲーティアの身体を支えた
ゲーティア「お姉ちゃん?・・・なんで此処に居るのユグドラシルに幽閉されてたはずじゃ」
ゲーティアはヘルズの事を「お姉ちゃん」と呼んだ
ヘルズ「ユグドラシル?俺が幽閉されてたのは上だ」
ヘルズが指さしたのは空だった
・・・・・・
続く
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