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機動戦士インフィニット・ストラトスF91

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八掛の吊り橋











一仕事を終え、飯を食っていると、メカニックのグルスさんが話しかけてきた。

「シーブック、ちょっといいかな?」

「なんですか?」

「いやぁ...何というか、少しわからないことがあるんだ。」

おそらくお袋の作ったバイオコンピューターで、わからないところだろう。

「どういうものなんですか?」

「八掛の吊り橋の謎を解けば、回線が構成できるっていうのんだけどね...」

「それなら、すごい簡単だわ!」

「リィズ?」

「リィズちゃん?」

おもむろに現れたリィズは手にあやとりを持っていた・

「「あやとり?」」

「そうよ、こんなもの暗号でも何でもないわ。」

「でも、あやとりって...「見てて!」」

リィズは慣れた手つきであやとりを進めていく....ってあれは!おふくろがいつもリィズに見せていたやつ!

「あらあら、どうしたのよ?」

「あ、ピリヨさん?」

「お姉さんのことはローラさんと呼びなさいと言ったでしょ?」

このナイスバディな人は、このシーアーク唯一のIS、ヘビーガンのパイロット、ローラ・ピリヨさんだ。訓練生にありながら、フロンティア4では敵のパワードスーツ、デナンゾンを2機も落としている。

「ってこれは、あやとり...吊り橋ね?懐かしいわね...」

「こ、こ、これだ!!!すごいよリィズちゃん!」

突然グルスさんが閃いたようだ。

「上の橋脚の部分がコアからの回線で、下の部分がバイオコンピューターのパラレル回線になるんだ!!!」

「で、グルス?そのバイオコンピューターって何なの?」

「男がISに乗れる可能性を生み出し、ブリュンヒルデほどの性能を引き出すことができるんだよ!」

「へぇ、じゃあさ...シーブック、そのIS触ってきなよ?」

「えぇ?!何でですか!」

「だってパイロット居ないし、そこのリィズちゃんにパイロットなんかやらせられないでしょう?」

「...っ!分かりましたよ、まだ動くとも分かってないのに早すぎですよ...」

グルスさんについて行ってISの整備室に入った....目の前には小さなフルスキンのIS。

「このISって何て名前なんですか?」

「あぁ、F91って言うんだ。」

そうか、F91って言うのか。

「グルス軍曹?F91は動くのかしらね?」

そこへ、艦長がやってきた。

「えぇ、リィズちゃんのお陰でバイオコンピューターのパラレル回線が動けるようになったんでね。」

「で、シーブック君で本当に男でもISが動かせるのか確かめるのね?」

「えぇ...よし、シーブック!そのF91に触れてみてくれ!」

「触れるだけでいいんですか!」

「あぁ!」

F91に触れる...

ああああああああ?!

脳内にF91の情報が入ってきて脳が焼けそうになる。

「大丈夫かシーブック!」
「大丈夫、シーブック君?!」

そして...周りが光り始め、目の前にあったF91の装甲が分割され、量子化される。

体の周りに先ほどの装甲が現れ、装着されていく。

「「シーブック(君)!」」

「って驚いてる場合じゃないな、シーブック!フェイスガードを閉じろと念じろ!」

フェイスガード?閉じればいいのか...閉じろ。

そう念じると即座にフェイスガードが閉じる。

「...確かこんな感じの顔をしたISがあったわね...ガンダム...。ねぇ、グルス?F91のコードネーム、ガンダムにしない?」

 
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