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『虚構』

作者:零那
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『懐疑』



いつまで戯れ言を言うつもりか。
楽観主義はオマエだろう。
物事の本質を見ようともしない。

波に逆らい必死で泳ぐ魚。
其れを哀れだと言い放つオマエ。
死んでも解り得ない。

翻弄され続けたとしても意志を失わぬよう闘う。
何も信じられないけど生きてたいから。
今だけは暫く生きてたいと想えるから。

殺されてしまわぬよう闘う。
正解不正解は無い。
正義なんかじゃ片付かない。
そう、解ってるから。

大丈夫、ちゃんと悟ってる。
どうにもならないって。
全てが夢だって。
まだまだ何も無いって。

世の中すべて疑い出せばキリがない。
世の中すべて嘘や偽りだらけ。
まともなものなんてのは存在する?


 
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