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『虚構』

作者:零那
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『変化』



胸騒ぎがした。
もう手遅れだった。
悲しみで覆い尽くされた。

こんな時ですら時間は変わらず過ぎ去る。
其の時間の流れに逆らえずにいた。

軽蔑してた。
嘲笑ってた、ずっと。
そんな汚い大人になった。

うっとうしいくらいの眩しさで美しい。
汚れを知らぬ幼子の純粋な心。

自分なんて此の世に魂を宿すべきじゃなかった。
がらんどうな大人だらけ。
そんな価値の無い醜い世の中。

本心で優しいだけじゃない。
ただの偽善者だって溢れてる。
偽善も出来ないなんて...
そう言ったアナタは何故そんなに誰かを憎み続けるの?

あの頃に軽蔑してたような大人にならないでいて...


 
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