カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション

真実を知るため江西にファイトを挑むメグミ
冷静にファイトを進める彼の姿に何かが引っ掛かる
ダークイレギュラーズを使いこなし冷静なファイトを進める江西
彼の正体に気付き驚きを隠せない
はたして無事勝利することが出来るのか 

「「スタンドアップ！ヴァンガード！」」
惑星クレイ、ダークゾーンの夜の城に降り立つメグミと江西
「エニグマティック・アサシン」
「BN-PRISM サファイア」
互いのファーストヴァンガードが向き合った
「（ダークイレギュラーズ、ジェネシス同様ソウルチャージが得意なクラン………ダークイレギュラーズを使う………江西？）

Turn:34 江西サトル

「ライド、エッジ・イン・ザ・ダークネス」
「ライド！BN-PRISM エメラル！アタック！」
【PRISM-M アドリア】ドロートリガー
「ゲット、一枚ドロー」
「ダメージチェック」
【純愛のサキュバス】トリガーなし
「ライド、デモンテッド・エクスキューショナー、アタック」
【シャルハロート・ヴァンピーア】トリガーなし
デモンテッドの攻撃で切り裂かれるエメラル
【BN-PRISM エメラル】トリガーなし

「あの人………」
ハジメも江西の事が気になるようだった
「どっかで見たことある気がすんだよな………」

「リュミエールでヴァンガードにアタック」
「ガード」
純愛のサキュバスがリュミエールの攻撃を受け止める
「サンシャイン・ローザでヴァンガードにアタック」
「ノーガード」
「ドライブチェック」
【PRISM-M アドリア】ドロートリガー
「一枚ドロー、パワーはヴァンガードに」
ローザの攻撃が見事に決まる
「ダメージチェック」
【独眼のサキュバス】クリティカルトリガー
だがこれでメグミのターンは終了
ここでのパワーアップは意味がない
「ライド、シャルハロート・ヴァンピーア、更にグウィン・ザ・リッパーをコール、スキルでサファイアを退却」
サファイアを切り裂いたグウィンがそのままローザに牙をむくが
「アドリアでガード！」
アドリアがそれを阻んだ
「シャルハロート・ヴァンピーアでアタック、ツインドライブ」
【ディメンジョン・クリーパー】トリガーなし
【グウィン・ザ・リッパー】トリガーなし
「ダメージチェック」
【PRISM-M アドリア】ドロートリガー
「一枚ドロー」

「メグミは確実に手札が増えてるな」
「あいつのデッキはドロートリガー6枚の手札重視の構築だ、切り札のサンシャイン・ヴェールは手札を使うカード、それを補うために手札を増やす手段は多いに越したことはない」

「ストライドジェネレーション！プリンセス・ラブラドル！クリアとレイテをコール！二体にパワーとスキルを付与！」
メグミのプレイングを見た江西は盤面を見た
「（………なるほどな）」
江西が注目しているのはスキルを付与されていないリュミエール
「ラブラドルでアタック！」
「ノーガード」
「トリプルドライブ！」
【PRISM-I サンシャイン・クリア】クリティカルトリガー
「クリティカルはラブラドル、パワーはリュミエールに！セカンドチェック！」
【PRISM-P プリンセス・ケルト】トリガーなし
【PRISM-P プリンセス・レイテ】トリガーなし
ラブラドルの起こした水柱がシャルハロート・ヴァンピーアを飲み込む
「クリアでアタック！」
その攻撃もノーガードで通しクリアの尾がシャルハロートに叩きつけられた
「ダメージチェック」
【グレンツェント・ヴァンピーア】トリガーなし
「スキル発動！クリアとレイテを手札に！クリアのスキルで山札に戻してヴェールを手札に、レイテのスキルでソウルチャージしてカウンターチャージ、リュミエールにパワー+4000！リュミエールでアタック！」
「ジェネレーションガード、偽りの闇翼 アグラト・バト・マラト、スキルで2枚ソウルチャージ、こちらのソウルが6枚以上ならスキルでシールドを+5000出来るが、残念ながらソウルは5枚、だがシールドはこれで十分」
「（この人………今のジェネレーションガードで布石を打ってきた………やっぱり強い）」
そう考えていると突然メグミは驚愕の表情を見せた
「ダークイレギュラーズ使いの………江西サトル………そうだ！ダークゾーン支部の支部長！」
メグミの言葉を聞いた江西は同様に驚愕の表情を見せた
「ほう………知っていたか」
「当然でしょ、あなた有名人じゃない………でも、そんな人が何で………」
メグミの問いかけに江西はしばらく考え込んだが
「私が支部長に就任したのは18の時、だが………ずっとその職にいたわけではない、訳あって支部長の座を辞して、自分に出来ることが何か模索していた時期もある」
「まさかそれが………」
メグミの言葉に対して江西は黙って頷いた
「話はここまでだ、ファイトを続けさせてもらう、ストライドジェネレーション」
江西はこれまで以上に真剣な表情でメグミを見据えた
「鮮血の叛臣 フレデリック、ストライドスキル、ソウルチャージ、更にスキルを追加する、グレンツェント・ヴァンピーアをコール、スキル発動、山札の上5枚の中から、深闇の能力を持つカードをすべてソウルへ」
この能力で江西はエッジ・イン・ザ・ダークネスと貪欲のサキュバスをソウルへ置いた
更なる能力でグレンツェントのパワーが+2000される
「フレデリックのスキル、手札を1枚ソウルに置き、その枚数分パワーアップ、更にソウルが10枚以上なら前列のユニットのパワー+5000、グレンツェントでアタック」
「ガード」
グレンツェントの攻撃でカナリアが消滅する
「フレデリックでアタック、先ほどストライドスキルで得た能力により、相手はリアガードを一体選んで退却」

「って！リュミエールしかいないじゃないか！」
「リアガードを手札に戻すバミューダの特性が裏目に出た」

「ドライブチェック」
【悪夢の国のアリス】ヒールトリガー
「ダメージ1枚回復、パワーはグウィン・ザ・リッパーに」
【グウィン・ザ・リッパー】トリガーなし
【ディメンジョン・クリーパー】トリガーなし
フレデリックの放った攻撃がヴェールに襲い掛かる
「ダメージチェック」
【ハートフルエール ファンディ】ドロートリガー
それを見て江西は盤面をよく観察した
「残ったグウィン・ザ・リッパーで攻撃」
【PRISM-P プリンセス・レイテ】トリガーなし
「ストライドジェネレーション！学園の綺羅星 オリヴィア！」
更に手札からローザ、クリア、レイテ、メルキュール、ケルトの5枚をコールしたメグミ
「クリアがあればヴェールを手札に加えられる」
「けど、サンシャイン・ヴェールの効果は使うタイミングで手札にグレード3がなきゃいけない」
つまり、クリアの効果を狙うならケルトの攻撃をヒットさせる必要がある
だからこそメグミはオリヴィアにストライドすることを選んだ
おそらく手札にグレード3がないのだろう
「リュミエールのブースト、ケルトでアタック！」
江西は手札を確認した
「（サンシャイン・ヴェールなら警戒してしかるべき攻撃、だが、ここは………）ノーガード」
【デモンテッド・エクスキューショナー】トリガーなし
「ケルトのスキルでクリアを手札に、そのクリアのスキルでクリアを山札に戻してヴェールを手札に、更にローザのスキルでヴァンガードと自身にパワー+3000、続けてオリヴィアでアタック！」

「そろそろ来てもいい頃だな」
「何がだ？」
東雲の呟いた言葉に首を傾げるヒロキ

「オリヴィアのスキル、リュミエール、レイテ、ケルトを手札に、ケルトとレイテをスペリオルコール！そしてローザのスキルを2回使う！」
「これでヴァンガードはパワー35000、ローザはパワー18000」
「完全ガード」
貪欲のサキュバスがオリヴィアの前に立ちはだかる
「トリプルドライブ」
【PRISM-R リュミエール】トリガーなし
【BN-PRISM ガーネット】トリガーなし
【PRISM-Duo アリア】トリガーなし

「よし！完全ガードが入った！」
「ここまで見えてなかったからな、いつ手札に入ってもおかしくなかった」
ドライブチェックのカードを見て声を上げるタイガたちだが
「（ダメだ、あいつにその手は通じない）」
アムだけは険しい表情だった

「ケルトでアタック」
「ガード」
シャルハロート・ヴァンピーアに向かっていったケルトを2体のグウィン・ザ・リッパーが阻んだ
「ローザ！」
「ジェネレーションガード」
再び現れたアグラト・バト・マラトがローザを阻む、ソウルには更に独眼のサキュバスと悪夢の国のモノクロームのカードが
「（これでソウルは12枚か………）」
ダークイレギュラーズのソウルは特に枚数に左右される
予選でタイガが戦ったブレイドウイング・レジーの効果に必要なソウルは15枚
おそらく江西の切り札も同程度の枚数が必要と考えるべきだろう
「スタンドアンドドロー、ストライドジェネレーション」
純愛のサキュバスをコストにストライドした江西が選んだのはシャルハロートとよく似たユニット
「罪深き者 シャルハロート、ストライドスキルで2枚ソウルチャージ」
悪夢の国のダークナイトと悪夢の国のモノクローム、これで14枚
「フライング・ライブラリアンをコール、そのスキルで2枚ソウルチャージ、更にソウル10枚以上なので1枚ドローとカウンターチャージ」
ドローしたカードを確認した江西はソウルを見る
「ディメンジョン・クリーパーのスキルで自身をソウルからドロップゾーンに送り、2枚ソウルチャージ」
独眼のサキュバスが2枚、今江西のソウルは17枚
「（いくらなんでも多すぎる………何が狙い？）
「ライブラリアンを下げグレンツェントをコール、だがスキルは使わない、更にディメンジョン・クリーパーをコール、そしてこのディメンジョン・クリーパーを退却、貪欲のサキュバスの深闇」
深闇、ダークネスはターン中にソウルにカードが置かれているときのみ使えるスキル
ソウルチャージを得意とするダークイレギュラーズの神髄
「ソウルにあるこのカードを手札に、そしてアタック開始時に、エニグマティック・アサシンの深闇、ソウルからスペリオルコールしてパワー+20000」
エニグマティック・アサシンのパワーアップにはソウルが15枚必要
貪欲のサキュバスを手札に加えたうえでこのスキルを使うためソウルをあらかじめ17枚に調整していたのだ
「グレンツェントでアタック」
パワーの低い方のグレンツェントが先に攻撃してくる
「（手札にはヒールトリガーに加えて完全ガードもある、残りの攻撃に備えるなら）ノーガード」
【PRISM-Duo アリア】トリガーなし
「グレンツェントでアタック」
「ジェネレーションガード！触れ合う手と手 レオナ、レイテを手札に加えてそのままガーディアンサークルへ、更にレイテのスキルとローザのスキルを順番に使ってパワー+7000」
これでグレンツェントの攻撃を防いだだけでなく次の攻撃に備えることが出来た
「罪深き者 シャルハロートのアタック時、深闇発動、リアガードをすべてソウルに、相手のリアガードをすべて退却」
シャルハロートが翼を広げて放った衝撃波でケルトとローザが退却される
「さらにこの攻撃は守護者でガードすることはできない」
「しまっ！でも………」
アリアで防ごうと考えていたメグミだったが目論見を潰された
だとしても先ほどパワーを上げていたことが意味を成した
「ケルト！レイテ！アドリア！」
2枚のケルトとレイテ、アドリアがガーディアンとして現れる
これでトリガーを2枚引かない限りシャルハロートの攻撃は通らない
「トリガーチェック」
【デモンテッド・エクスキューショナー】トリガーなし
【ディメンジョン・クリーパー】トリガーなし
【悪夢の国のモノクローム】スタンドトリガー
めくれたトリガーは1枚、何とかしのぎ切ったメグミ
「ストライドジェネレーション！サンシャイン・ヴェール！更にヴェール！リュミエール！メルキュール！アリア！」
手札を一気に使いリアガードをそろえるメグミ
「アリアのブースト！ヴェールでアタック！」
水柱を立てて攻撃するヴェール
江西の手札は4枚、しかもサンシャイン・ヴェールは2回攻撃を控えている
「ノーガード」
水柱に飲み込まれ沈んでいくシャルハロート・ヴァンピーア
【純愛のサキュバス】 

次回予告
ファイトに勝利したことで全てを知る権利を得たタイガ達
そこで語られるのは思いもよらない真実だった
クロノファングとタイガ
そして、タイガとリューズ、二人の関係とは
turn:35 タイガとリューズ