ダンジョンに人生を求めるのは間違っているだろうか
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規格外のルーキー
前書き
一気にチートと化すシンゲツをどうか見てあげてください!
ウヴォォァァァァァ!
威圧の強い咆哮が、迷宮に響き渡る。単体でも戦闘力が高く、中層に位置するミノタウロスが、10体ほども周りにいた。
「ハァ…なんでこんなに多いんですかねぇ?」
自分は、LV1なのだ。なのに、格下相手に集団で攻めてくるのは酷くないだろうか?その前に、LV1が15階層にいる事自体おかしいのだが…ね
「こちらは少々厳しいから、手加減はしねえぞ?」
俺は、今ある魔力を、かなり精密に練り上げて行く。そして、質の低い魔力を辺りに散らばらせて、それを文字に変換した
「楽に逝けよ【爆】」
辺りに爆発が発生し、小規模のクレーターができる。…ふぅ。防 を張らなかったら危なかったな
「戦利品は…っと…お!角が4個もドロップしてんじゃねえか!」
ドロップは、本来中々しないので、自分はかなり運が良いのだろう
「これ以上行くのは良くないか。充分成果が出た。今日はもう帰ろう」
LV1とは思えない速度でダンジョンを駆け抜ける。…途中の敵を撲殺しながら
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「ドウシテコウナッタ?」
自分の手持ちには、大金があった。額としては30万ヴァリス。ルーキーとしては破格の額である。周りからも視線を向けられる。盗まれると面倒なため、すぐバベルから出ると、思いっきり走り去った。
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「「ドウシテコウナッタ」」
2度目である。しかも今回は主神、アテナも一緒に言った。なぜなら
シンゲツ
LV1
力I0→EX2003
耐久I0→SSS1425
器用I0→SSS1863
敏捷I0→EX2240
魔力I0→EX2800
と、まあこんな感じになっていた。…確かステイタスの最大値は、Sの999の筈。なのにそれを全て上回るのは何故だろうか?まあ、元の世界でも異常者〝イレギュラー〟だったので、そこまで驚きはしないが…ね
「シンゲツ…君ランクアップもしてるよ?」
「……え?」
シンゲツ
LV2
力I0
耐久I0
器用I0
敏捷I0
魔力I0
《魔法》
【文字魔法】LV2
・2文字魔法解放
【合成魔法】
・物や魔法を合成できる
《スキル》
【神の目覚め】1
・取得経験値20倍
・ステイタス上昇20倍
・全ての成長の限界が消える
・神になる為の目覚めの第1段階
・このスキルは以前の、◯の本能のままの表示
【神化】
・自分が危機に陥った時に発動する。一時的に神へと進化し、本来の力を無制限に使える
・このスキルは自分にしか見えない
「……いよいよぶっ壊れだな」
「…だね。戦女神の私も、理解が追いつかないね。…ステイタスの上昇もおかしいし…そのうち神にでもなっちゃうんじゃないの?」
「…な訳ないだろ」
スキルでもそんなことがある為、誤魔化すしかなかった。
「あ、それとランクアップで発展アビリティを決めるからね!」
発展アビリティ。これは、ステイタスに補正がついたりするので、冒険者にとって非常に大切なものである
「発展アビリティは一個しかないみたいだね…名前は…“適応”」
「適応?…なんだその見るからにチート臭溢れる発展アビリティは」
「とりあえずこれでいいよね?」
こく。と頷き、俺は適応という発展アビリティに鑑定をかけた
・あらゆる物を瞬時に覚える
・その才は神すら凌駕する
「…取り敢えず、次の神会では良い二つ名が取れるようにするけど…期待はしないでね」
「ああ。まともなのが来なそうだよな」
「だってシンゲツ…君1日でステイタスオールSオーバー、更にランクアップまでしちゃったんだからね」
…こればっかしはしょうがないか。ハァ…胃が痛い
「取り敢えず、今日は30万ヴァリス稼いできたから、楽できるぞ」
「え!?3.30万ヴァリス!?」
「ああ。それにこれ買ってきたから」
【袋】で袋を作り、ジャガ丸くんと、美味しそうな肉を買ってきたのだ。
「…私は、こんな優しい眷属を持って幸せだよ!」
「…早く食べようぜ。取り敢えず拠点が買えるようになるまではダンジョンに潜って金稼ぐから、明日も早めに家出るからな」
照れ臭くなって、咄嗟に話をそらした。しかし、明日朝早くにダンジョンに行くのは事実なので、アテナと一緒に食べる時間を大切にしたかった
「うん!じゃあ、いただきまーす!」
大きい肉を頬張り、あむあむと食べているアテナを見ると、とても神だとは思えない。見た目相応の、小さい女の子のようだ
「…いただきます」
自分が稼いだ金で初めて食べるご飯は、いつもより美味しく感じた
後書き
…やり過ぎた感が凄く出てるんですけど…気にしない方針でいいですかね?
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