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がっこうぐらし!The world in confusion

作者:ウィング
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chapter62

ネクロマンサーと相対していた胡桃達…だが、その胡桃達は地面に倒れ魘されて一向に起き上がる様子はない。

ことの原因は胡桃達が相対したときまで遡る。

SIDE胡桃

ネクロマンサー「ようこそ…黄泉の入り口へ」

突然と幽霊のように現れたこの謎の男の出現によりあたしたちは武器をそいつに向ける。

めぐねえ「ゆ、幽霊…」

本当にいきなり現れた…めぐねえが幽霊と恐れるのも無理はないけど…ちゃんと影や足があるから…幽霊とはいいきれないだろう。

ジュード「まさか…こいつがネクロマンサー!!」

ジュードは現れたこいつを観察して誰なのか考えて、この風貌に当てはまる人物の名前を言い当てる。

ネクロマンサー

雄也からランダル突入前に注意すべき三人のエースの一人にして一番危険な人物だといっていた。

ネクロマンサー「まず、ここまで来たことには賞賛に値する褒め置こう」

胡桃(話からこいつに関しては情報が全然ない、なら此処は!)

あいつがあたし達を賞賛している内に一気にたたみかかるためにあいつとの間合いを一気に詰める。

胡桃「一気に決める!」

あいつが変なことをする前にとあたしはカングニールでおもいっきり棒のところで脇腹強打させネクロマンサーを吹き飛ばす。

ネクロマンサー「ぬぉっ!?」

強打させたことであいつは拍子抜けな悲鳴を短く上げる中あたしは追撃するように踏み込みガングニールで奴の腹を目掛けて突きを繰り出す。

ガングニールはあいつの腹に突き刺さったが突き刺さった後、あいつは霧のように姿を飛散して消えた。

胡桃「なっ!?消えた!?」

霧のように消えたあいつに驚くなか周囲を見渡すとあいつの姿を捉える。

ネクロマンサー「どうした?私はこっちだぞ?」

明らかな挑発に腹が立つ、あたし。

胡桃「くっ!てりゃあぁぁぁぁっ!!」

ネクロマンサー「ふふふ」

まだ何もしていない!何かする前に叩かないと!

あたしはあいつの不気味は笑みで笑っている意味も分からずに再度あいつに接近する。

ネクロマンサー「さあ、出番だよ」

あいつはそういうとあいつの左右から武装した局員達二人が現れてデバイスを構えこちらに走り出してきた。

胡桃「邪魔をするなぁ!!」

あたしはガングニールの魔力を開放して向かってくる局員を一撃で倒して切り裂いて出た血飛沫と局員の断末魔の合間を通り抜けて今度こそあいつを倒すために足に力を入れてガングニールを突きだして突撃する。

胡桃「これでぇぇ!!」

弾丸のごとく加速しガングニールの先端が奴を突き刺してそのまま壁まで押して激突する。

胡桃「やっ…っ!?」

…え?  

どう…なってる?

あたしは奴…のフードが取れたことで素顔を見えて言葉がでなくなった。

だって…しかたがないじゃないか…

胡桃「ジュー…ド…!?」

あたしがそう思っていたやつはジュードだったのだから

ジュード「く、るみ…どう…し…て…!」

ジュードが恨み声であたしの名前を呼ぶ
あたしはどうなっているのか恐ろしくなってガングニールから手を離して一歩また一歩と後退る。

そして後ろに後退っていると足が何かに当たった、あたしは恐る恐るそれを見ると…

たしかそこにはふたりの局員の亡骸がある…けど…違った…

胡桃「ゆ…き…!…めぐ…ねえ…?!」

そこに横たわっているのは局員ではなく由紀とめぐねえ…

あたしがつけた傷からは今もなおふたりの血が流れている。

由紀「く…るみ…ちゃ…ん…いたい…よぉ…」

めぐねえ「えびずざわ…ざん…ゆる…ざない…!!!」

ふたりとも恨み声で私を睨み付けてくる。

胡桃「あああ、あああああっ!?」

恐ろしくなったあたしは離れるように走るがすぐに立ち止まる。

目の前にはもう一つの人がそこにおり、初めにネクロマンサーだと思って倒した奴だ。

そしてあたしはそいつの顔を見て頭が真っ白になった。

先輩「えび…すざわ…」

胡桃「先…輩」

あの日…パンデミック初日にあたしが殺した…あの、先輩がボロボロな体で起き上がってくる。

先輩「君…に…殺され…て…本当…に痛かっ…た」

逃げなきゃ…逃げないと

直ぐにこの部屋から脱出をしようと足を動かそうとしたが何かに捕まれて動けない。あたしはそれを確認すると由紀とめぐねえが足を掴んでいた。

胡桃「ひっ!」

捕まれていたことに気づき振り払おうとしようとしたとき背中からジュードがあたしの動きを封じ込めるように腕で縛り上げてきた。

胡桃「い、嫌だ…こんなのって…」

必死にもがいて拘束を解こうとするけど解けずにあたしの目の前に先輩がやってきた。

先輩「お、まえにも…僕たちの…痛み…をあじわぇぇぇぇぇっ!!!」

胡桃「いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

先輩は恨み声であたしの首元に噛み付こうと襲いかかり、あたしは悲鳴を上げた。


作者SIDE

ネクロマンサー「眠るが良い永遠の悪夢の中で…」

苦しみながら一向に立ち上がらない胡桃達4人、その中で唯一正常なものネクロマンサー以外にもいた。

ガングニール[おい!嬢ちゃん!返事をしろ!]

ガングニールだ、ガングニールはデバイスなのでネクロマンサーの力を受けずにすんだのだが部屋に入った瞬間倒れ魘され始めたことに困惑を隠せないでいた。

ネクロマンサー[ほう?デバイスか…流石に機械には私の幻覚は効かないか]

ネクロマンサーは死者など操ることは出来ない…彼は幻覚という特殊なレアスキルにより、相手に幻覚を見せ永遠に終わらない悪夢を見させていた。

ネクロマンサー「そこの4人は自身が死んだことも気付かずに永遠と悪夢に魘され続ける…まさに、野蛮人達には滑稽な最後だ」

そう、魘されている胡桃達を見下すネクロマンサーは自身が持つデバイスから通信が入っていることに気がついて通信を開くとムラキスが焦りを表に出していた。

そしてネクロマンサーとムラキスは互いの情報を交換をおこなう。

ネクロマンサー「ならば、急ぎ他のもの達も始末しなければなりませんね」

ムラキス《頼むぞ、ネクロマンサー…頼りになるのはきさまだけだ》

ネクロマンサー「お任せください、例え、暗黒騎士でも私の幻覚から逃れることは不可能です」

ガングニール[ちくしょう!このままじゃ…!]

ガングニールは必死にどうにかしようと無意味な足掻きをしているがデバイスのために動けるはずもない。

ガングニール[っ!?お、お前は…]


 
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