私になった俺のRPGアカデミア
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プロローグ
成長編 Ⅰ
前書き
身体的特徴と個性について説明する話。地の文が圧倒的。
※1月5日 一部文章を追加
生まれてから丸二年が経過した。
俺の名前は剣 勇華。二歳。髪の色は空色に近い青。目の色は左 赤、右 緑のオッドアイ。偶然なのか顔だけで赤青緑の光の三原色が揃っている。そして、名前からわかる通り────女である。
何故こんなことを思い出しているのかと言えば、男としての記憶を保つためである。
そうだ、俺は男俺は男俺は男俺は男俺は男俺は男俺は男俺は男俺は男俺は男俺は男俺は男俺は男俺は男俺は男俺は男俺は男女じゃない女じゃない女じゃない女じゃない女じゃない女じゃない女じゃない女じゃない女じゃない女じゃない女じゃない俺は巨乳派俺は巨乳派俺は巨乳派俺は巨乳派俺は巨…………巨乳派は関係無いな。
さ、毎日の日課も終わったので今日も修行を始めることにしよう。
まずは体術。型の練習を一通り行う。次に剣術──勿論本物の剣は無いので、二歳でも持てるサイズの少し重い木の棒だが──の練習を始める。そして、筋トレ。
どれも成長を阻害しない程度で行う。
最後に、魔法の練習をする。科学の世界において、魔法ってのも変だがそういう“個性”だから仕方ない。ここまで来たら大体想像つくだろうが、わた……俺の個性は“RPG”という物だ。
まぁ、RPGっぽいのは大抵出来る。魔法唱えたり、武器振り回したり、ステータス画面出したり。ドラちゃんみたく異空間にいろんな物を入れて置いたりするのも出来る。
Lv.up!4→5
MH 25→28
MM 17→19
A 8→10
D 7→8
S 10→13
I 29→30
あっ、レベル上がった。──言い忘れていた(そもそも喋ってない)が、ゲームと違って戦闘しなくてもレベルは上がる。下の数値はそれぞれ、
MH MAXヒットポイント
MM MAXマジックポイント
A 攻撃力
D 守備力
S 行動速度
I 知力
になる。
魔法はまだまだ未発展なので重点的に修行せねば。
更に、ステータス画面から異世界産のアイテムを買える画面に飛んだりも出来る。
──要はこの個性はぶっ飛んで強い。
筋力増強系個性を万能と言うなら、この個性は全能と言っても言い万能力である。
因みに、こんな個性になった理由は覚醒遺伝やらなんやらで両親の両親とお母さんとお父さんの個性の複合型個性だそうだ。
そして、二つ目のチート、あり得ない才能の数々。ステータス画面では、これらがスキルとして見れるのだが、まぁ、あるわあるわ料理、家事、剣術、体術、槍術、鍛冶、話術、交渉、更に賭け事やらまで幅広く有るのだ。
まったく、俺は何処の赤セイバーだよ!?……いや、こうなったのも俺が頼んだからだけどね……。
そんなことを考えながら魔法を使っているといつも通り魔力が切れてぶっ倒れる。こうなるとまったく、動けなくなるので仕方なくフローリングの上で寝る。
そいで、目を覚ますとベッドにいて、そこでお母さんがご飯をくれる。前まで母乳だったから恥ずかしかったんだが、最近は離乳食になっている。
と、まあこんなチートを貰ったならやるしかありません。むしろヒロアカ世界でヒーローにならない選択はそうそうないでしょう。
そう!これが私のヒーローアカデミアです!
「あれ?なんか違う気が……」
気のせいかな?
◇
五年後。
私は左手にフリルの付いた桜色のキャミソールを持ち、
「お母さん!私、この服がいいです!」
と、すっかり女の子になっていた。
後書き
次回 成長編 Ⅱ
一週間以内に出します……多分。
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