男子高校生、職業【美少女】
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紳士は少女を嫌うようで
前書き
何話目?
男子高校生、職業【美少女】5
俺の名前は志崎孝助、しがない男子高校生だ。
俺には他人に言えない秘密がある。
それは・・・・・・・・・
俺が、「ロリコン」だということだ。
おい、そこの「うわっ、キッモ」とか言ったやつ、出てこい、俺が今からロリータの素晴らしさを教えてやる。覚悟はいいな?
「いいか、ロリータというのはな、純粋無垢な幼い少女、つまり「幼女」だ!この「幼女」たちは、その底抜けの明るさと、天真爛漫な笑顔で俺たちの汚く醜い、荒んだ心をその笑顔ひとつで癒してくれるんだ。その姿はまさに天使!神からの遣い!!もはや神っ!女神なんだ!!そんな俺たちの女神はまだ幼く力もないんだ、それに漬け込んで俺たちのような「紳士」ではない「豚畜生」が女神を誘拐、果ては女神をその汚ならしい姿で、手にかけようとしている。そんなことは許さない!!許してはならない!!つまり!俺たち紳士は我らが女神を豚畜生の魔の手から守る「騎士」でなければならないんだ!だが決して女神達の前に現れてはいけない。なぜなら女神たちは純粋無垢だ、俺たちのような豚畜生どもの血で汚れた姿で現れては、その醜さゆえ泣いてしまう!!だから我ら「紳士騎士」は女神を陰ながら見守り、その成長を喜ぶのだ。たとえ、女神達の行く先が社会にはこびる「雌豚」だとしても、我々はその旅立ちの時まで女神達を守り続けるのだ、たとえ女神達を妄想や、夢のなかで『ピーーーー』や、『ピーーーーー』したりしても、決して実行してはいけない。もししたのならば、貴様はもう紳士騎士ではなく豚畜生だっ!!もしその衝動に支配されそうになったのなら、この呪文を唱えろ、いくぞぉっ!!
「「「「「「「「「「「「「「「「「yesロリータ、noタッチ!」」」」」」」」」」」」」」」」」
そうだ!その呪文が心の中にある限り、我々は「紳士」だっ!!
また会おう!」
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
さて、俺は今、日課の町内の見回りを済ませて、一人、明朝の銭湯に向かっている。もう春だとはいえ、少し肌寒い明朝の空気に身震いをしつつ、見回りで汗をかき、ベタついた肌をきれいにするため銭湯に向かう。汗をかき、アンモニアの刺激臭が漂ってしまえば、女神達を不快にしてしまうかもしれないからな、清潔にしているのだ。
・・・少し寒いな、急ごうか。
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「・・・・・・・・・・へ?」
僕は驚きのあまり呆けたような声を出してしまう。
「?何か俺に付いてますか?」
それに反応した目の前の男子。
180cmほどある身長に爽やかな声、なめらかな髪は自然な茶色、雑誌に載っているアイドルをそのまま抜き出したかのような整った顔には疑問の表情が浮かんでいる。
この男子を僕は知っている。
志崎孝助、僕の親友だ。
「ごっ、ごめんなさい、知り合いに似ていたので少し驚いてしまって・・・」
取り敢えず謝る・・・が、苦しい、こいつみたいなやつが他にもいたら全国の女性が泣くわ、何故って?
それは・・・
「そうですか、他人と間違えられるのは不愉快なので、二度と話しかけないでください。むしろ視界に入らないでくださいね」
こいつは極端に女性を嫌ってるからだ。
何でかは解らないが、前に「女はほぼ全て雌豚だ」と、いっていた。でも12歳以下には変に優しいんだよなあ、何でだろう。因みに、こいつ、見ただけで12歳以下か13歳以上か、わかるらしい。
「ごっ、ごめんなさい」
「だから、話しかけないでくださいね」
もうなにもいうまい。
こういう風に僕の親友と、この姿、女の子になってからの初コンタクトを終えた。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
カポーーーーーーーーーーーーン
温泉で桶の音がするのってなんか不自然だけど自然だよね。
僕は今、温泉に浸かりながら先程のことと、今週末に届くVR機器【ヴァーチャル・コネクト】と、VRMMO RPG 【 game in the realworld onrain】のことについて、思いを馳せていた。
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