レインボークラウン
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第三百九十一話
第三百九十一話 牛乳も
春奈にだ、イーとリャンは寝る前に言った。
「やはり牛乳はです」
「いいものですね」
「身体にいい」
「素晴らしい飲みものですね」
「そうなの」
春奈はもう牛乳を飲んでベッドに入ろうとしている、そうしつつ自分の枕元で寝ようとしている二匹の使い魔に話した。
「蛋白質、カルシウムってね」
「栄養が豊富で、ですね」
「とてもいい飲みものですね」
「野菜ジュースも一緒に飲んだら」
それこそというのだ。
「そちらでビタミンも補給出来るから」
「余計にいい」
「そうなのですね」
「そう、だから私は一緒に果物を食べたり」
牛乳を飲む時にだ、牛乳もビタミンが豊富だからだ。
「野菜ジュースを一緒に飲んだりするの」
「栄養も考えている」
「そういえば先程もでしたね」
「まずは野菜ジュースを飲まれ」
「それから牛乳を飲まれましたね」
「そうしたの」
実際にというのだ。
「栄養バランスも考えてね」
「そうですか、では」
「栄養もしっかり摂られましたし」
「今日はこれで、ですね」
「おやすみですね」
「そうするわ」
微笑んでだ、春奈は二匹に答えてだった。そうして。
使い魔達と一緒に眠りに入った、眼鏡は枕元に置いてそのうえでだ。この日はじっくりと寝た。それから。
次の日の朝起きるとだ、春奈はすぐにパジャマから私服に着替えて一階のリビングに降りた。それからすぐに冷蔵庫を開けて。
牛乳、そうして野菜ジュースを飲んだ。すると兄にこう言われた。
「それで朝もだね」
「うん、水分とね」
「栄養も摂ったね」
「一気に目が覚めるから」
トイレにも行けることは言わなかった、女の子故の恥ずかしさから。
「こうしてね」
「毎朝も飲んでるんだね」
「そうなの、こうして起きたらすぐに両方飲んで」
牛乳と野菜ジュースをというのだ。
「朝御飯も食べるわ」
「じゃあね」
兄も笑顔で応える、そのうえで彼は既に食事を済ませていたので歯を磨いて登校した。そして春奈はこの日の朝食を食べるが。
この時も牛乳を飲んだ、トーストとハムエッグを牛乳と一緒に食べたのだ。そしてデザートにはオレンジを食べた。
第三百九十一話 完
2016・11・4
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