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レインボークラウン

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第三百九十話

                  第三百九十話  一日一度
 春奈は毎日魔法の勉強をしてその中でダンスやステップ等激しい運動もしていた。そうして汗をかいていてだ。
 カロリーを消費しているがだ、ここでイーとリャンに言われた。
「汗をかくことがです」
「本当にいいことですね」
「ご主人様にとって魔法の勉強だけでなくです」
「いいストレスの解消にもなっていますね」
「何につけても運動はです」
「いいものですね」
「そうね」
 春奈もこう答えた。
「汗をかいたらすっきりするわ」
「そしてその後のお風呂もですね」
「いいですね」
「そこで完全に頭がすっきりして」
「それからも頑張れますね」
「毎日運動をしていると」
 魔法の勉強の時のダンス等激しい動きがだ。
「それがいいのね、どうも私も」
「身体を動かされるとストレス解消になり」
「より勉強に打ち込めますね」
「そうしたタイプの様ですね」
「お兄様と同じく」
「そうみたい、何もしないでいたら」
 身体を動かさず汗をかかずにいると。
「多分何も出来ないわ」
「そういえば勉学に励まれる様になったのも」
「魔女になられてからでしたね」
「ううん、そうなのよね」
 言われてみればだ、春奈の学校の成績が上がったのは魔女になってからだ、その両方が並び立っているのだ。
「私も身体動かすのがいいのね」
「それではです」
「これからも魔女の勉強に励まれて下さい」
「そして身体を動かされ汗をかかれ」
「ストレスを解消して下さい」
「そうしていくわね」 
 是非にとだ、春奈も答えてだ。
 この日も入浴も楽しんだ、汗をかいた後でさらに風呂に入りまた汗をかき身体も奇麗にするとだった。昨日と同じ様に。
 身も心も清められてだ、使い魔達にパジャマ姿で言った。
「じゃあ今日もちょっと勉強して」
「休まれますね」
「十一時までには」
「そうね、その時間までにはね」
 今部屋の時計を見れば九時だ、それでこう言った。
「寝るわ、ただね」
「ただ?」
「ただといいますと」
「ちょっと喉が渇いたから」
 だからというのだった。牛乳を飲んで水分も摂るのだった。それもかなりの量を。


第三百九十話   完


                         2016・10・27 
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